置き目 + 桜の花びら

金繕いのカリキュラムの中に「置き目」という技術があります。
これは転写の方法なのですが、この技術を覚えておくと、絵が
苦手な方でも無理なく柄が描けるようになります。

実例としてご紹介するのは、NHK文化センター柏教室のNさんの
作品です。
※金泥を払う前です

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作品中、波の絵が置き目して頂いたもので、それに桜の花びらを
フリーハンドで描き加えて頂いています。

Nさんの作品は、桜の花びらの筆運びが生き生きとしていて、
蒔き放ちの技法の魅力がよく出ています。

これからこのカリキュラムをなさる方は、無地で、平ら、釉薬が
あまりザラザラしていない、金泥が映える色といった条件の練習用の
お皿探しを心がけて頂ければよろしいかと思います。

ご連絡
NHK文化センター柏教室は8月がお盆に差し掛かるので、8月
30日に振替されます。
お間違いのないよう、ご出席下さい。


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