マグカップの把手

マグカップの把手が割れてしまった…というのは、どなたも経験が
おありだと思います。

ご紹介するのはよみうりカルチャー大宮教室のKさんの作品です。

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2分割してしまった把手を接着するだけでなく、各種補強を行って
頂きました。
銀泥の仕上げからは、これらの補強は全くわかりません。

各種の補強によって、重めの陶器のマグカップの自重に耐えるだけでなく、
中に飲み物を入れられるという、完全に使用可能な状態になっています。
その分手間はかかりますが、「使う為に繕う」という金繕いの王道です。

また複雑な形状の把手を均一に仕上げるのは、コツがいります。
Kさんは、さらにむずかしい銀に挑戦されました。
美しい仕上げと、手間のかかる技術にチャレンジされた努力に拍手です。

補強の仕方は、割れ方によりいろいろな手段があります。
把手が割れてしまったものでも、あきらめず、ご相談下さい。

お知らせ
よみうりカルチャー大宮教室の9月の講座ですが、祝日ではありますが
23日に行います。
祝日の講座日になってしまい申し訳ありませんが、ご出席をお待ち
しております。


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