器の柄を利用する

NHK文化センター千葉教室のMさんの作品を、ご紹介致します。

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本来の疵は、画像上の欠けから真っ直ぐに伸びて、左に曲がるライン
なのです。
Mさんはそのままだと疵が目立ち過ぎるということで、お皿自体にある
レリーフの溝をなぞり、疵の仕上げをした線にからめました。

そのからめた曲線が、まるでアールヌーボーのようではありませんか。
一つのデザインとなった仕上げは、狙い通り疵を目立たなくしていると
思います。

このアイディア、是非参考になさって下さい。

【アールヌーボーとは】
19世紀末から20世紀初頭のヨーロッパで流行したスタイル。
花や植物などの有機的なモチーフや曲線の組み合わせによる装飾性が
特徴。
ガラス工芸のルネ•ラリックや、グラフィックデザインのアルフォンス•
ミュシャが著名。


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