急須の蓋のつまみ

今期の傾向として、他の先生に習っていた方が学び直したいと
お出でになっていると先般のブログに書きました。
その中で特にご要望が多いのが、補強を伴うものです。
代表例は急須の蓋のつまみです。

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急須は使用頻度が高いですし、つまみは突出部でもあります。
その結果破損するのは、とても多いです。

小さい面積で自重を支える、熱が加わる、洗いの作業に耐えるなど
使用環境がハードなことから、単に接着しただけでは持ちません。
これは本漆がいかに史上最強の塗料と言っても、生じる現象です。
そこで2重3重の補強をして頂くのをオススメしています。

金繕いは優雅な作業をすると思っておられた方には、少々イメージが違う
作業をして頂きます。
しかし完成後は安心してお使い頂けますので、どうぞ根気よくおつき合い
下さい。


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