銀座ライオンの内装デザイン

創建81年を迎えた銀座ライオンに出かけました。
先日の自由学園明日館とは14年の差がありますが、共通した
印象があります。

「豊穣と収穫」をコンセプトに大麦や葡萄をモチーフとした装飾が
施されています。
歴史と風格を感じる雰囲気から「教会のよう」と言われるそうですが、
これが明日館との共通点かもしれません。

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正面の大型ガラスモザイク壁画です。
ビール大麦を収穫する女性達が描かれています。

手前にある半円形のオブジェは、中央に立つ柱の側面を水がつたい落ちる
噴水だったそうですが、現在は止められています。

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入口方向を見たところです。
ビールの泡をイメージした水玉模様の照明や、葡萄の房をモチーフに
したシャンデリアが下がっています。

太い柱には矢じり型の装飾がされていますが、これは大麦を表現して
いるそうです。

近年東京駅が再建されるように、日本でも古い建築物の保存が熱心に
行われるようになってきました。
年代を経た建築物には、唯一無二の存在感があります。
今日は、その存在感を堪能出来ました。


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