取り返しがつかない間違い1

金繕いの教室では、何か失敗してしまったとしても何とかする
方法をご提案する努力をしています。
しかしそれでもどうにもならない場合がいくつかありますので、
ご紹介したいと思います。

第1弾は「目止めの手順間違い」です。
目止めとは陶器の下準備のひとつで、米の研ぎ汁を使って頂きます。
第1段階として「浸して下さい」とお願いしているのですが、これを
煮てしまう方がおられます。

これは土鍋などを購入すると、米の研ぎ汁を入れて煮て下さいと言わ
れるので、同じと思い込んでしまれているのではないかと思います。

しかし破損している器を直す金繕いでは、先に煮てしまうと取り返しが
つかないことになります。
解決方法はなく、強いて言えば一か八かの方法を試して頂くしかありません。

取り返しがつかない間違いに陥らないよう、どうぞご注意下さい。

Exif_JPEG_PICTURE
目止め中の器


カテゴリー: 基本のき   パーマリンク

コメントは受け付けていません。