小説 麗しき花実

藤那海工房の金繕い教室にお出でになっているIさんから
お借りしている本です。

Exif_JPEG_PICTURE

主人公は江戸時代の女蒔絵師です。
朝日新聞に連載していたので、ご覧になっていた方もおられるかも
しれません。

実在した蒔絵師•原羊遊斎、絵師•酒井抱一、鈴木其一らに主人公が
からんでくるのがメインの筋です。
あまり見ることのない蒔絵の制作風景も描かれているので、漆に
関心のある方は興味深いかと思います。
私としては下絵も描く主人公の創作に悩む姿に共感するところがあり、
面白く読んでいます。

すでに文庫本も出版されていますが、Iさんはあえてハードカバーの
本を購入されています。
というのも作中に出てくる作品のカラー図版が掲載されているから
なのだそうです。
確かに図版を見ながら読み進めると、架空の話により実感がこもり
ます。

Exif_JPEG_PICTURE

小説は江戸の町の情緒を描き込みながら、淡々と流れていきます。
これが江戸時代の時間の流れだったのかもしれないなぁなどと
思いながら読んでいます。
ご興味がある方は是非。


カテゴリー: 日常の風景   パーマリンク

コメントは受け付けていません。