漆刷毛について2

「金繕いの本」の貝合わせの項で、新うるしを塗る道具として
漆刷毛を使用しています。

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貝合わせの金箔が最もきれいに貼れるのが、この漆刷毛なので本では
こちらを使用しました。
しかしカリキュラムの一環で貝合わせを始めて制作される方に、漆刷毛は
少々高額です。
(太さにもよりますが、大体¥3,000以上です)

よって教室ではリーズナブルでありながら、結果の良い筆をご紹介
しています。
(白鳥教室のみ)

金繕い 金継ぎ 平筆

穂先の材料は羊がメインで、馬毛も少しブレンドされています。
これが程よい腰の強さとなっています。
穂先のカットの仕方と、適切な長さで、まずまずの結果が出るのだと思って
います。

先般、漆刷毛と間違ってペンキ塗り刷毛をお求めになってしまった方が
おられました。

金繕い 金継ぎ ペンキ塗り刷毛

残念ですが、これは貝合わせには全く適しません。

良い制作のために漆刷毛をお求めになりたい方は、お勧めの販売店が
ありますし、刷毛を使うための仕立て方についてもご説明致します。
教室であらかじめご相談下さい。

追記
以前のブログで「漆刷毛」について書いています。
詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。


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