月別アーカイブ: 2017年12月

卒業大学について

日本ヴォーグ社の「手づくり手帖 初冬号」を始め、このところの
取材で金繕いに辿り着くまでの経緯をお話ししたので、卒業大学に
ついて問われることが多くなりました。

というのもいずれも大学名を記してないからです。
これは原一菜先生からのアドバイスを受け、明記しないと決めて
行っていることです。

決して卒業大学が名前を明かせないような学校ではありませんし、
ましてや経歴詐称でもありません(笑)。
ですので直接問われれば、正直にお話ししています。

ただ話だけではと疑義がある方には、証明する文書をお出し致します。
ご遠慮なく、お申し付け下さい。


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金、冴える

NHK学園市川オープンスクールのKさんの作品をご紹介致します。
じっくり取り組まれていた器が、いよいよ完成し出しました。

よくある感じの縁の欠けですが、渋い釉薬に金泥が映えて、とても
綺麗です。
これは蒔下の塗りが綺麗だからなのですが、そこが難しいので、
受講して下さっている方には、この綺麗さがわかって頂けると
思います。

個性的な意匠のペン立てです。
割れの線が絶妙な位置に入っていて、その個性をさらに際立たせる
効果があると思います。

まるであらかじめコラボレーションすることが決まっていたかの
ような仕上がりになるのも、金繕いの面白さですね。

これは仕上げの線が均一に綺麗に描かれているからこそ出てくる
ものです。

Kさんは途中何度もくじけそうになったそうですが、手がけた器は
それぞれ完成に近づいています。
完成までの全容がわかれば、そう難しいことはないと思って頂けると
考えています。


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