箱に割り箸

昨年末に質問頂いたのが、高台部分にも割れが入っている器を
どう作業したらいいかということでした。
以前ご紹介していますが、私は専用の治具を用意しています。

二つの棒材の間に高台をまたがせて乗せれば、作業中の部分がテーブルに
着かないで済みます。

径が小さい器の場合は、固定していない棒材を足して調整します。

ここまで専用の道具を用意しなくてもという場合には、割り箸が
便利です。

割り箸を箱の底に固定して器を乗せれば完了です。
蓋を閉めれば埃も入りませんし、本漆の場合なら加湿して室にも
出来ます。
もっと簡便にされている方は、器自体に短くカットした割り箸を
固定されていました。

たかが割り箸ですが、その厚みがあれば十分用を足します。
乾燥を待って器の表、裏と別の日に作業するのは非効率です。
ご自身のやりやすい方法でなさってみて下さい。


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