月別アーカイブ: 2019年3月

希望展 vol.13

都度ご紹介している「希望展 vol.13」を拝見してきました。
友人のアーティスト・大古瀬和美さんが参加している東日本大震災
被災地にキャンドルを送るチャリティーです。


今年は参加の作家さんが増えて、作品のバリエーションがさらに豊かに
なったようです。
ギャラリーオーナーのお話ですと作家さんの数だけでなく、8年という歴史
の中で作家さん達の熱量が変わらないということが素晴らしいのだそうです。
アートという手段で、被災地に気持ちを送るという1点に作家さん達が注力
していることなのでしょう。

友人の大古瀬和美さんの作品です。
今年の展覧会のテーマ「種」というのは、彼女がこだわってきたテーマでも
あります。
それにまた変わった手法で挑まれた力作です。

これは前々から思っていたことなのですが、彼女には詩作の才があります。
今回も作品に添えた文が展示されていますが、それが作品と呼応して
とても素敵な内容です。
ぜひ作品の実物と共にそちらもご覧頂きたいと思います。

今年もオカメサクラが迎えてくれました。
展覧会は日本橋・ギャラリー砂翁で、3/16までです。


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中国土産 Pocky

中国土産でもらったポッキーのパッケージが可愛いので、ご紹介
致します。

パンダですね。
さらに中袋です。


裏面下方にある黒い丸は尻尾?
ご存知の方も多いと思いますが、パンダの尻尾は白なんですね。
中国でもパンダの尻尾は黒と誤解されているのでしょうか?


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正面の向こうに

NHK文化センター千葉教室のKさんの作品をご紹介致します。
抹茶茶碗の金繕いです。


上の画像がこのお茶碗の正面から撮影したものです。
丁度その向かい側にひびが入っていたのですが、それを隠すように
箔散らし様の仕上げをされました。

元々お茶碗に箔散らし様の柄が入っていたので、違和感がありません。
それに位置もぴったり正面向かい側で綺麗です。

この箔散らし様の仕上げは、このクラスでブームになっています。
家庭用品を使っただけなのですが、Kさんはあらかじめ他の器で
練習してから仕上げられています。

陶芸もなさる多彩な方なので、この様な仕上げはお手の物かと
思いますが、その上にちゃんと練習するという努力が美しい仕上げに
結びついたのだと思います。

ぶっつけ本番で上手くいくとは限りません。
努力は惜しまない方がいいと思います。


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鳥 カゴから出る

よみうりカルチャーセンター大宮教室のSさんの作品です。
海外で購入した大ぶりのカップで、かなりバラバラに割れて
しまっていました。


欠損を埋め、仕上げたところで気になったのが、ラフな筆致で描かれた
鳥がまるでカゴに入っているように見えてしまったことです。
そこで金泥の仕上げを色漆で着彩してみました。

ご本人談ではカゴから出たように見えるとのこと。
これで完成となりました。

このカップの器の魅力は鳥の図柄によるところが大きいので、この
方法を取って頂いたのは正解ではないかと思います。


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