ブックアート展

友人の大古瀬和美さんが参加する『絵や彫刻のように「本」を楽しむ
こと、イメージ思考を象るように。ブックアート研究所』展を拝見して
きました。



大古瀬さんの他、4名のアーティストが集う研究会でテーマを決めながら
製作されたものの発表会です。

「どこかに紙を使うこと」「ページ(複数の連続/非連続した空間)がある
ことを手がかりに「カーボン紙を使う」「音」などテーマを設けた作品は
いつもの制作スタイルとは異なる試みが生まれるようです。

実際、大古瀬さんの制作過程を伺いましたが、キラキラと目を輝かせながら
お話下さる様子に楽しんでこそアートが生まれるのだと感じました。

大古瀬さんの作品です。
彼女のライフワークとも言える墨流しを使った豆本などの作品群です。
大古瀬さん曰く、墨流しは宇宙の原理で生まれてくるものなので飽きが
こないとのことですが、人間自体がその法則の元にあるので心惹かれる
のももっともだと思いました。

この展覧会の関連企画としてリレー形式でページを継いで1冊の折り本を
作る<育てる本>プロジェクトが進行中です。
大古瀬さんのお誘いで私も参加することにしました。
本漆で制作しましたので、固化を待ちお送りする予定です。

ブックアート展は前期が12日(火)まで。後期が8/23〜9/4です。
場所は日本橋のギャラリー砂翁です。


カテゴリー: 展覧会•イベント, 日常の風景   パーマリンク

コメントは受け付けていません。