マグカップの取手

産経学園ユーカリが丘校のAさんの作品をご紹介致します。
マグカップの取手を外されました。

2個共、取手が割れてしまっていました。
取手が割れた場合、選択肢は
1.マグカップとして使えるように補強を入れて復元する
2.思い出の品として形を戻す(使用はしない)
3.取手は外してしまい、別の形で使う(フリーカップ、ペン立て)
の3つがあります。
どれを選ぶかは持ち主の方の考え次第なので、私の方からお願いする
ことはありません。

Aさんは選択肢の3を選ばれ、取手は外すことになりました。
この場合、どうしても取手の座の部分は残りますので、それをどのように
するかがポイントになります。

Aさんは画像左のカップは座を少し残す形に、画像右の物は根元から
外されました。
この塩梅も割れた形、カップ元々のデザインなどを考え合わせて決めて
いきます。

最終的には座の部分は素地を守る釉薬がなくなってしまったところを
何らかの形で滑らかにして仕上げを行います。

どの方法を選択してもそれなりの作業は生じます。
ご自分が元マグカップをどのように使いたいのかで方針を決めて下されば
よろしいかと思います。

 


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