土鍋の取手

NHK文化センター千葉教室のSさんの作品をご紹介致します。
土鍋の取手破損の復元です。



三枚目の画像をご覧頂くとお分かりになるように、中空になっている取手
が割れて破片は紛失してしまっていました。
蓋をすることは可能でも掴むことができないのでは使えるとは言えません。
Sさんは失ってしまった部分を様々な素材で充填し、元の形に復元され
ました。

紐を捻ったような形を残った部分から想像して作るのは大変だったかと思い
ますが、ご覧頂けるように自然な形に作られていると思います。
仕上げはガンメタリックカラーの薫銀泥を使っておられます。
こちらも本体と違和感がない要因だと思います。

このような「もう駄目では」と思われるようなものでも金繕いは可能です。
諦めずにご相談下さい。


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