スワロフスキーもOK!

先日、金箔を貼った貝合わせには金マジックで色々な物が
合うのではないかと提案したところ、スワロフスキーも
合うのでは?とNHK文化センター ユーカリが丘教室の
Mさんが持ってきて下さいました。

スワロフスキーのタイプライターと香水瓶です。
拝見して思わず「かわいい!」と言ってしまったほどの品です。

どちらも金がワンポイントに使われているので、貝合わせに違和感が
ありません。
Mさんは洋風のものでも合いますねとおっしゃいましたが、その
通りです。
教室の方々からも「これなら通年飾れるのでは?」等々、賛同の声が
上がりました。

どちらもしまっておられた物なのだそうですが、そのようなものが
貝合わせによって使われるのは嬉しいことです。
これも一種の金繕いかもしれません。


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モダンな貝合わせ

NHK文化センター柏教室のTさんの作品をご紹介致します。

金箔が光ってしまって、見にくい画像ですみません。
金箔を貼った上にフリーハンドで線を描き、金泥と銀泥を蒔いた
大変モダンなデザインです。
金、銀の光沢違いで見せるところも、面白い選択です。

貝合わせというと花鳥風月を描かれる方が多いので、このような
モダンなデザインはとても斬新です。

まだまだTさんにはモダンデザインの構想がたくさんありますので、今後
の制作も楽しみにしています。


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萩焼小皿揃い

NHK文化センター柏教室のHさんの作品をご紹介致します。
萩焼の小皿の揃いの欠けを金繕いされました。


銀泥で仕上げられています。
一つ一つ欠けの大きさ、形、位置が違うので、5つで見ると楽しめる
のが金繕いの面白いところです。

こちらはご友人からの預かり物なので、返却されます。
Hさんとしては銀泥が少々硫化したところで完成としたかったので、
人工的に硫化する方法を選択されました。

このように預かり物ですと好みの感じに硫化したところで、もう一度
お預け願うのは難しい場合があります。
人工的に硫化する方法も会得しておくと良いかと思います。
ご希望の方は教室でご確認下さい。


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藍 不作

先般、順調に発芽しているとブログに書いた藍ですが、
連休明けの寒さの影響で稀に見る低発芽率となってしまいました。

保証発芽率が70%なのですが、これを切りました。
藍を育て始めて、こんなに低いのは初めてです。
最終的には6株あれば良いので問題はないのですが、少々衝撃的
な出来事です。

発芽した芽を大切に大きくしようと前向きに考えているところ
です。


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レモン絞りの把手

藤那海工房の金繕い教室・Oさんの作品をご紹介致します。
レモン絞りの把手の接着です。

当初は接着して形になっていれば良いとのご意向だったのですが、
微妙な角度の接着が難しかったのです。
そこで断面に軸を入れ、接着して頂きました。

Oさんは道具箱を始め、作業の工程でもいろいろ工夫される方です。
軸を入れる際にもオリジナルの治具を作って作業されていました。
それがとても素晴らしいものなので、同様の作業をされる方には
ご紹介したいと思います。

途中の作業は苦労されましたが、様々な技術も経験されましたし、
結果的にしっかりした接着になったことで満足の完成度になったのでは
ないでしょうか。

現在、Oさんは藤那海工房で本漆の金繕いにもチャレンジなさっています。
元々本漆の金繕いのご経験があるので、私共の方法にも興味を持って
取り組んで下さっています。


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盆栽世界6月号 残り僅か

今月2日に発売になった雑誌「盆栽世界」6月号に
焼締鉢のヒビ+欠けの金繕いハウツーを掲載して頂き
ました。

各教室で講座の度に内容をご紹介させて頂いておりますが、その
内容の濃さが大変好評です。

私の手元にお譲り出来る分を確保していましたが、おかげさまで
残数が僅かになって参りました。
もし取り置きをお望みの方がおられましたら、お手数ですがメールで
ご依頼下さい。

書店でも取り扱いがありますが、すでに購入出来なかったとの情報も
入っております。

来月7月号は赤絵磁器鉢の割れの接着とヒビ止めの他、「金繕いの本」
でも紹介していない補強のテクニックや、難しい破損を埋める方法を
掲載する予定です。
こちらもお楽しみに!

※おかげさまで私の手元にある6月号は完売致しました。(5/21)
まだAmazonなどでは入手可能です。
ぜひお求め下さい。


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後から出てくる

現在、金繕いを依頼されている板皿ですが、仕上げの段階に
なってひびが見えてきました。

かなり慎重にチェックして作業を始めたのですが、後になって
見つけてしまいました。

これは珍しいことではありません。
原一菜先生は「器からの自己申告」と表現されます。
具体的に言えば先に直した部分の漆に影響されて、元々問題があった
部分が明確になるのです。

気合を入れ直して、鋭意金繕い中です。


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漂白 するか否か

金繕いを始める器は、綺麗にすることが基本です。
この作業には漂白も含まれます。

骨董などは経年変化で「味わいがついている」とお考えになる
方もおられます。

上の画像の鉢は、2013年に京都に出かけた際に購入したものです。
形が好みで購入したのですが、釉薬がペパーミントグリーンで、
少々鮮やかすぎるかなと思っていました。

それが5年使っているうちに貫入に色が入って落ち着いた色になり
ました。
俗に言う「育てた」という感じですね。

このような感じですと漂白するのは惜しい感じになるのもわかります。
しかし漆類は油分に弱いので、金繕いの際には汚れを落としておくのが
基本になるのです。

もし即席に味わいを戻したいようであれば、方法があります。
教室でご相談下さい。


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桃太郎

セブンカルチャークラブ成田教室のAさんが、岡山で購入
された桃太郎の土人形を持ってきて下さいました。

金箔を貼ったハマグリ貝の貝合わせにぴったりです。

通常、豆雛をオススメしているのですが、小さいものなら
何でも合いそうです。
これは「金」マジックではないかと思いますが、これも良い
のではという物がありましたら、是非ご紹介下さい。


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プラチナ泥の仕上げ

藤那海工房 西登戸教室のOさんの作品をご紹介致します。
ひびをプラチナ泥で仕上げをしたカップです。


Oさんとしては、もう少し細い線で仕上げたかったそうなのですが、
画像で客観的に見てみると、カップのデザインといいバランスなの
ではないでしょうか?
線の描き方も安定していて、いい線が描けていると思います。

シルバー色というと「銀」ですが、硫化して色が変わってしまうのが
合わない器もあります。
Oさんのカップは繊細な薄手の白のマット釉で、こちらには銀の硫化色
は合わないと判断されました。
そこで仕上げに使われたのが「プラチナ泥」(白金泥)です。

プラチナは銀と比較すると青味があり、若干暗い色をしています。
金の価格が上がったことで差が縮まりましたが、確実に金より
高価であることには変わりがありません。
ただ大切に使えば、かなりの量が直せますので、損をした感じには
ならないかと思います。

一般的に銀色というと「錫」を使う方が多いと思います。
プラチナ泥から比べたら、かなりの安価で気兼ねなく使えるとは
思います。
ただ錫は耐薬品性が弱いこととチープさは否めないので、オススメ
してはおりません。


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