世田谷ボロ市 2017

今年も世田谷ボロ市に原一菜先生の引率で行ってきました。

最近はお祭り的なイベントとして捉えられているようで、バス
ツアーで外国人客も大勢訪れるそうです。

今回は骨董は一切購入せず。
作品制作に使えそうな器を幾つか見つけてきた程度でした。

ちょっと変わったのが、ストールです。

これは作品ディスプレイにいいのではないか?ということで購入
してきました。

昨年のブログでもレポートしましたが、最近のボロ市は自作の品を
売るお店と、食べ物を売るお店が増加しています。
骨董を扱うお店は目立たなくなっていますが、特定の場所に出して
いますので、出かけてみたいという方には場所を解説致します。


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粋な贈り物

何とも粋な贈り物を頂戴しました。
自由学園明日館の食堂椅子のミニチュアです。

自由学園明日館といえば拙著のグラビア撮影をした場所であり、出版記念
パーティーを開いた場所でもあります。

食堂の椅子はフランク・ロイド・ライトの弟子である遠藤新のデザインです。
スリットにはまった赤いパーツが印象的ですが、これは安く手に入る規格材を
使うための工夫です。
インテリアデザインを勉強した私にとって、椅子は必須アイテムと言えます。

これらを総合してミニチュアをプレゼントして下さるなんて、本当に粋な
計らいです。
早速、作業部屋に飾りました。
本当にありがとうございました!


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本漆で蒔絵

割れの接着をご依頼頂いた楕円形の大皿の金繕いが完成しました。

右上の部分が楕円形に割れており、違和感がありました。
そこで元々絵付けしてある鉄線の絵を模して割れの上に蒔絵しました。

このお皿の金繕いは本漆で行っていたので、蒔絵をするにあたっては
下地作りに時間がかかりました。

最近、本漆で金繕いをする方の採用率が高まっている「ガラス用漆」を
使えば楽に作業できたのかもしれませんが、これについて腑に落ちない
ところがあって使っていません。

「ガラス用漆」を使っている方は、どんなものなのか理解して使って
おられると思いますが、ご存知ない方のために少々解説致します。

「ガラス用漆」とは「シランカップリング剤」という接着性改良剤
としての化学物質を加えた漆です。
役割としては無機物と有機物の橋渡しを行うもので、〝化学の隠し味〟
とも言われます。
あくまでも工業製品用に開発されたものなので、人間の体内に入る物
に使用される安全性は確認されていません。

このような物が添加されているとは明記していないので、ご存知ない方も
おられるかもしれません。
本漆にはそれが許されているので、明記してないことを責めることは
出来ないのです。

そのような化学物質が添加されていても便利なものなら使いたいという
考えも理解出来ます。
しかし私としては本漆は天然素材で安全であるべきではないか、という
考えから出られないので使用に至っていません。

例えさらに安全性にこだわって国産の漆を使っていますと言っても、ガラス用
漆を混入した時点で化学物質を受け入れたことになるのではないかと
考えてしまいます。

この件はもう少し考えてみるつもりです。
皆様はどのように考えられるでしょうか?


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散らし書きの練習

3〜4年前から取り組んできた「かな書」ですが、ようやく先生から
散らし書きの練習の指示が出ました。

上の画像は、ただ真っ直ぐ2行に書いていた練習を分解し、レイアウト
して頂いた指示書になります。
細かく墨の濃淡のつけ方も教えて頂きましたので、これを下敷きに練習
します。

性格的には大きく書く漢字の方が合っているようで、筆の穂先がつくか
つかないかのところで書く「かな書」には難儀しました。
清書を2つ書いていっても、あまりの酷さに1つしか見て頂けないこと
すらありました。

そのような状態なので少しでも書かない期間があると、あっという間に
腕が落ちます。
昨年の本の制作期間は全く書けなかったので、その後のリカバリーに
苦労しました。

それから1年以上経って、ついに散らし書きです。
かな書をなさる方なら、散らし書きの魅力はご存じだと思います。
ちょっと偉くなったような気分です(笑)


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恐るべし?木工ボンド

15年ほど前に、お子さんが木工ボンドで接着してしまった
シュガーポットの金繕いをご依頼頂きました。
ご存知の通り木工ボンドは水溶性なので、水に浸けておけば
剥離するだろうと安易に考えていました。

ところが半日水に浸けていても剥離しません。
数回繰り返しましたが、結果は変わらず(涙)

そこで煮沸を試みて3回、ようやく剥離成功です。

表面についていたものは水に浸した段階で落ちましたし、剥離後
断面に残っていたものも簡単に落ちましたので、木工ボンド
であることは確実です。

木工ボンドは経年変化で強くなる?
まだ1例で断言は出来ませんが、今後、要チェックの出来事でした。


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百考は一行にしかず

JEUGIAイオンモール八千代緑が丘教室のOさんの作品を
ご紹介致します。
織部釉のお皿の欠けです。
大きめの欠けを金泥で仕上げられました。

実はOさんは仕上げをするのが初めてだったのですが、説明を受け、
他の人が仕上げられているのは、ご覧になってはいました。

しかし見るのと実際自分が仕上げるのとは違いがあります。
知識として持っているものの通りに手が動くとは限りません。
そこでまず他の器で練習して頂きました。
大きな仕上げは難しいのですが、練習の甲斐あってとても綺麗に
完成しました。

完成してみてOさんの感想は、見て知識としてあったものがつながったと
いうことです。
金繕い自体は元々職人さんの仕事なので、手を動かして覚える部分が
あります。
いきなり素晴らしいものは完成しないので、練習あるのみ。
欠損を埋める作業のついでに、仕上げを想定した塗りの練習をして
みるなど、やってみてはいかがでしょうか?


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トクサ バリバリに割れるのは

自分で育てるのが難しい方に向けて、トクサの購入先として
(有)並川平衛兵商店をご紹介しました。

こちらで購入された方から「使おうとするとバリバリに粉砕してしまう。
問題のある品物ではないのか?」というお問い合わせが相次ぎました。

結論から申し上げますと、品物には問題はありません。
生育状態が良く、よく削れるトクサです。

ではなぜバリバリに割れて粉砕してしまうのかというと、使う前に
水に浸す時間が少ないからです。
必要な時間は20〜30分なのですが、ご質問頂いた方達が浸しておられた時間は
いずれも5分以下でした。
この時間だとほとんど乾燥した状態と変わりがありませんので、粉砕して
しまうのも納得です。

技術をお教えする者としてトクサの使い方は頻繁にご説明していますが、
相変わらず質問が多い事項のトップです。
どうしたら解決するのか思案中です。

※拙著をお持ちの方はp.90をご覧下さい。詳細にご案内しております。


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コクリコ坂から 聖地巡礼?

昨日は港の見える丘公園の方からイタリア山庭園まで、横浜
山手西洋館の「世界のクリスマス」イベントを見学しました。

その後、イタリア山庭園を下ったところから「裏元町」と
言われる通りを通って元町・中華街駅まで歩いたのですが、
これがジブリ映画の「コクリコ坂から」の聖地巡礼みたいに
なったので、これもレポートします。

まずは「zaim cafe annex 」です。
こちらはギャラリーやパーティーなどのためのレンタルスペース
として運営されているところです。

大正末期建築の民家をリノベーションして、内部は無国籍な空間に
一新。
イタリア山庭園からしか見えないので、ちょっとした隠れ家風に
なっています。

「コクリコ坂」では建物のアイディアソースになったようで、
パンフレットの最初の見開きに屋根飾りが酷似した館が描かれています。

こちらは元町厳島神社です。
主人公・海の通学路に鳥居が出てきますが、この元町厳島神社が
モデルだと思われます。
実際は裏元町にありますので、山の上にある学校に通う海がこの
鳥居の前を通ることはないはずです。
しかし西洋館と神社の鳥居という取り合わせが、西洋と日本の
文化が出会う場所だった横浜らしさを出しているように思いました。

横浜は私が生まれた場所です。
元町はすっかり綺麗な街になってしまいましたが、面影が残る
ところに懐かしさを感じてきました。


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横浜山手西洋館 世界のクリスマス2017

毎年報告していますが、今年も「横浜山手西洋館 世界のクリスマス
2017」に行ってきました。
各館が1国選んで、その国のクリスマスの装飾を行うものです。
今年のテーマは「ときめく瞬間をあなたに」です。

○山手111番館 フランス

○横浜市イギリス館 イギリス

○山手234番館 アメリカ合衆国

○エリスマン邸 デンマーク王国

○ベーリック・ホール オランダ王国

○山手68番館 ガーナ共和国

○外交官の家 ルーマニア

○ブラフ18番館 ドイツ

今年のベスト1を私なりに選ぶとすれば「ベーリック・ホール」です。
大掛かりな仕掛けはありませんが、各部屋でテイストの違うデザインが
楽しめ、なおかつ一つ一つのクオリティーが高いです。
フラワーアレンジメントがお好きな方は、じっくり楽しめると思います。

手堅くまとめているのは「山手111番館」「エリスマン邸」「ブラフ18番館」
です。
「山手111番館」はエレガントな感じ、「ブラフ18番館」は可愛らしい感じと
期待されるイメージがありますが、それを裏切らないという意味では高い
クオリティーを保っています。

「エリスマン邸」はモダンデザインの館のイメージに合っていることは
もちろんですが、暖炉のあるリビングの装飾がここ数年で最も良かったと
思います。

全体としてモダンで洗練されたイメージにまとまっているのですが、少々
寂しい感じは否めません。
今回の見学は、今までで最速の時間で済んでしまいました。
来年の装飾に期待します。

イベントは12月25日(月)まで。
31日(日)までイルミネーションが点灯されますし、23日(土)にはイタリア山
庭園でキャンドルガーデンという催しもあります。
是非お出かけ下さい。


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グリーンダウンプロジェクト

ダウンジャケットの表地が切れてしまい、洋服としてのリサイクル
には出せない状態でどうしたものかと思っていたところ、テレビで
グリーンダウンプロジェクト」のことを知りました。

グリーンダウンプロジェクトとは、羽毛循環サイクルを目指した活動です。
回収されたダウンは洗浄され、乳児が使えるくらい清潔に蘇ります。
その結果、二酸化炭素の排出も抑えることが出来る、羽毛の安定供給に
役立つなどのメリットがあります。

回収に出すのには、いくつか条件があるので、あらかじめ確認する
必要があると思います。
私の場合、近隣のアパレルメーカーの回収箱を利用しました。
買い物ついでに出かけたので、負担もなしです。

ご興味のある方は是非オフィシャルサイトをご確認下さい。


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