NHK文化センターさいたまアリーナ教室で体験講座を
行います。
金繕いの歴史や実際の工程などをご説明した後、金繕いの仕上げ
になる蒔絵を体験して頂きます。
完成した小皿はお持ち帰りになり、ご自分の作品としてお使いに
なれます。
その他、金繕いの講座を受講したら直せるのかどうか、鑑定も
致しますので、お手持ちの直したい器をお持ち下さい。
9月22日月曜日 10:00〜12:00 です。
ご参加をお待ちしております。
NHK文化センターさいたまアリーナ教室で体験講座を
行います。
金繕いの歴史や実際の工程などをご説明した後、金繕いの仕上げ
になる蒔絵を体験して頂きます。
完成した小皿はお持ち帰りになり、ご自分の作品としてお使いに
なれます。
その他、金繕いの講座を受講したら直せるのかどうか、鑑定も
致しますので、お手持ちの直したい器をお持ち下さい。
9月22日月曜日 10:00〜12:00 です。
ご参加をお待ちしております。
NHK文化センター柏教室のSさんの作品をご紹介します。
網目文様のお皿の欠けです。
網目文様は漁業で使われる網を元にして作られた文様で、豊穣と成功、
魔除け・厄除け、武運長久などの意味がある吉祥文様です。
江戸時代に流行し有田焼にも多く使われましたので、この文様の
器をお持ちの方は多いと思います。
Sさんのお皿は縁が欠けて、この網目文様が一部失われていました。
欠けを埋めて仕上げて頂いた後、網目文様を再現するように薫銀泥で
失われた部分を再現して頂きました。
度々柄の再現についてはご紹介していますが、ちょっとしたことで
全くイメージが変わるのがご覧になれるかと思います。
ほんのひと手間ですので、該当する器を金繕い中の方はご検討下さい。
昨年10月に行ったオンデマンド講座「金繕いから学ぶ 文様の格」
が再視聴出来ます。
日本の文様には厳格に格付けがされているのですが、それが意外に
知られていません。
格を理解することによって、より日本文化への理解が深まり、作品
制作にも役立ちます。
この機会に是非ご視聴下さい。
詳細はNHK文化センター千葉教室まで。
◯NHK文化センターさいたまアリーナ
毎月第4月曜日 13時〜/15:30〜
◯NHK文化センター千葉
毎月第4水曜日 13:30〜
毎月第4木曜日 13時〜
◯産経学園ユーカリが丘
毎月第3月曜日 10:15〜/13時〜
◯NHK文化センター柏
毎月第3金曜日 10時〜 新設クラスです!
毎月第4日曜日 13時〜
◯カルチャークラブ公津の杜
毎月第1月曜日 13:30〜
◯港北カルチャーセンター
毎月第1土曜日 13時〜
今年2回目の草木染め講座を行いました。
残念ながら今年も暑さで藍の生育が悪く、ご協力頂いたピラティスの
Midori先生他の方々のおかげで何とか2回目が行えたという状況
でした。

Midori先生が育てて下さったヤマアイ
葉の形が尖っているのが特徴
今回ご参加の方々も染色用の白生地というより以前からお持ちの物の
染め直しの方が多かったです。
染め直して頂くと変色して使うに使えなかったとか、好みに合わなかった
というようなものが生まれ変わって使えるようになります。
また同じ染料を使っても生地によって違う染め上がりになるのも、
面白いところ。
数回目のご参加になる方は手順や要領に慣れてきたせいか、結果だけで
なく工程も楽しみ余裕が出てきたようです。
既に来年の講座の予約も満席になっています。
今年の藍の状態を考えると種の蒔き方を工夫した方がいいのではないか
とアドバイス頂いています。
2020年にNHK文化センターで行ったオンデマンド講座「金繕いの
世界」が無料体験キャンペーンで再度視聴出来るようになります。
金繕いの歴史から過去の名品、実際の工程まで解説した本講座は
金繕い初心者の方はもちろん、ご経験のある方にも参考になる
内容になっています。
「金繕い(金継ぎ)」とはどういうものなのかをお知りになりたい
方はこの無料キャンペーンというチャンスを逃さないで下さい!
第3期 8月27日(水)から9月15日(月)です。
JEUGIAイオンモール八千代緑が丘教室に来られていた方の作品を
ご紹介致します。
シャンパングラスの脚部の割れ、紛失です。
脚部分が割れてしまった後、紛失してしまっていました。
しかしカップ部分のカットが美しく、処分してしまうのには
ためらいがあったそうです。
ご相談があった時にまずお願いしたのが、ご自分が気に入る
代用品を探してもらうことです。
その結果探してこられたのはホームセンターで販売している
木材でした。
台形と円盤型の2つのパーツを合わせて脚部の代用になりました。
もちろん残ったガラス部分と脚部のパーツはただ接着してある
だけではありません。
しっかり繋がるように補強を入れています。
また白木だった木材部分は新うるしで塗って頂き、耐水性も
あります。
脚部が失われてしまったままでは使うことはできませんが、ここ
まで作業して頂くと十分お使いになれます。
新たに蘇った様子をご覧頂くと、お手元に諦めずにチャレンジして
みようと思う器があるのではないでしょうか。
友人の日本画家・石塚美子さんが水墨画で岐阜軸装賞を
受賞されたので受賞作を拝見してきました。
石塚さんは繊細な表現が魅力なのですが、今作でもそれが高く評価
されたのでしょう。
繊細な中にも画力の高さが見えて素晴らしい作品だと思います。
今回、初めて日美展を拝見したのですが、水墨画の表現の広さに
びっくりしました。
水墨画といえば、いわゆる古典の花鳥風月を想像していたのですが、
展示されている作品は素材が墨というだけで、画題は様々です。
ただ何らかの賞を取られている方は墨ならではのボカシやにじみ、
カスレなどを上手く使っている方ばかりでした。
墨のモノクロの世界を理解するのは高度な文化が必要と聞いています。
着彩されている方はごく僅かで、墨の諧調だけで表現するのは難しい
と思います。
恐らく修正も難しい画材で制作することの厳しさを感じた展覧会でした。
当、藤那海工房の金繕い教室のWさんの作品です。
湯呑みのひびの金繕いです。
画像でご覧頂けるように、ひび自体は内側の銀泥の仕上げ通りに
入っています。
ひび止めをしたところ、外側があまり目立たなかったので、必要
最小限に仕上げを留めています。
加えて外側は絵付けの色と同じ弁柄色の仕上げとして頂いたので、
より目立たなくなっているかと思います。
器は大抵は内側と外側を同時に見ることはありません。
ですので同じ仕上げとする必要はないのです。
そのように気がついて頂くと仕上げの選択肢が広がると思います。
固定概念にとらわれることなく、自由に発想してみてはいかがでしょう。
今年も草木染めの講習会を行いました。
第1回目の今回はお使いになっていた物を染め直しする方が
多くあり、生まれ変わって新しい姿になるのを楽しんで頂き
ました。
今回ご参加の方は皆様初めてだったこともあり、色の変化を
楽しんで頂けたようです。
一応、こういう色に染まりますとサンプルはお示ししているのですが、
生地によって思わぬ変化を遂げます。
特に刺繍の入ったものは刺繍の立体感が際立ち、売っているものでは
得られない色と喜んで頂けました。
次は8月の末に行います。
この酷暑にめげず藍が再成長してくれるのを祈るような気持ちで水やり
しています。