カテゴリー別アーカイブ: 日常の風景
再トライ中
金繕いのご依頼を頂いて、一番辛いのが「まだ出来ませんか?」と
問われることです。
技術的につまずかない限り、せっせと作業は続けているのですが、
なかなか完成しない様は、他に類を見ない仕事だと思います。
この画像の器も完璧!と思って仕上げをしたところ、かたがたとした
不本意な部分が見えてしまいました。
再度埋め直して、仕上げし直しです。
以前のブログにも書きましたが、仕上げをすると良くない部分が際立って
見えてきます。
そのためある程度よいと思ったところで、試しの意味も含めて仕上げを
お勧めする場合もあります。
その方が作業したりないところが明確になりますので、モチベーションが
上がります。
欠損さえ埋まってしまえば仕上げは簡単と思っていた、とおっしゃった方が
おられましたが、さにあらず。
もし金繕いの依頼を受けて直している器であれば、本当に完成するまで
返却の約束はなさらない方が賢明かと思います。
仕上げてすぐ梱包も出来ませんので、返却日には余裕を持たれることを
オススメ致します。
魔除け•護身
以前ご紹介しました「紗綾形文様」ですが、魔除け•護身
の意味もあります。

熊本県で起きた地震で避難所生活を送られている方々が
無事に、少しでも早くご自宅に戻られるよう、お祈りして。
かわいいホルンマーク
以前アルミ製の筆置きをご紹介しました月光荘画材店の商品には、
かわいいホルンマークがついています。
先日筆置きを買い足しに行ったところ、ヌメ革の鉛筆キャップを
購入してしまいました。
本来は月光荘オリジナルの太めの8B鉛筆用なのですが、普通サイズの
鉛筆キャップとして使っています。
こちらは薄いブルーの点が入ったクロッキー帳です。
グッドデザインのロングライフデザイン賞を受賞しています。
これは廃番してしまった木製の鉛筆削りです。
木にホルンマークがマッチしていて、かわいさが増しています。
月光荘画材店は、大正6年(1917)創業。
与謝野鉄幹•晶子夫妻が名付け親なのだそうです。
油彩画材をメインとしたオリジナル商品のみを扱うお店です。
このブログを書くために洗い出してみたら、おけいこバッグ、便せん
封筒セット、練りゴム、8B鉛筆と結構月光荘グッズを持っていること
が発覚。
でもホルンマークのかわいらしさを見て頂いたら、ついつい買って
しまう私の気持ちがわかって頂けるのではないでしょうか?
どこから来た?
私の家の雰囲気に合うのでは?と原一菜(いちな)先生から頂戴
した花器です。
実は骨董店から購入した品々に混ざっていたものなのだそうで、
出自がわかっていません。
たまたま先生が花器として使っていただけで、本来は花器では
ないようです。
先生の推察では東南アジア圏製の調味料保存瓶ではないかという
ことです。
確かに胴に描かれている花の絵が、ヨーロッパ風です。
もし何かご存知の方がおられましたら、情報お寄せ下さい。
教材到着2016.春
カルチャーセンターでは4月と10月に募集を行うところが
ほとんどなので、それに合わせて教材の発注をしています。
各教室でも注文を承っていますので、到着する教材は相当な
量になります。
これをそれぞれの方の注文に従って小分けしていくと、ちょっとした
お店状態になります。
毎回の教室ではご依頼頂いた教材のみ持参して参ります。
ですので教室当日のご要望にはお答え出来ません。
あらかじめご依頼頂きますよう、お願い致します。
また教材の購入先について、ご質問を頂くことがあります。
これに関してブログでもご紹介していますが、お問い合わせにも
お答えしております。
一菜会の講座で使用している教材は、全て市販されているもの
ばかりです。
特注品なので一菜会からしか購入出来ないといった性質のものは
ありませんので、ご安心下さい。
なお私が助手として伺っている原一菜先生の教室に関しては、
原則的に教材のご注文は承っておりません。
ご了承下さい。
スポイト瓶 替えゴム
お皿の持ち運び
教室に修復中の器を持って来られる時に、皆様いろいろ
工夫されています。
その中でこれはと思うものを、ご紹介したいと思います。
以前私は緩衝材に包んで箱に入れて持ち運びますとご紹介
しましたが、中皿以上になるとなかなか箱がなくて困ると
思います。
秀逸のアイディアが、書類ケースに入れるというもの。
平らな箱が難しいのですが、書類ケースの薄さが丁度よいの
です。
画像ではぷちぷちに包んでいますが、粘着剤を使えばどこにも
触れずに持ち帰りも可能です。
ぜひ参考になさって下さい。













