カテゴリー別アーカイブ: 日常の風景
金時草2015
以前のブログでもご紹介しました「金時草」をまた
頂戴しました。
葉裏が鮮やかな紫色の加賀野菜です。
画像上方に菊科らしいつぼみが見えます。
ゆで汁が鮮やかな紫に。
今回も酢醤油で。
ゆでてしまうと、さすがに鮮やかな紫は失われますが、
シャキシャキとした食感と、ぬめりが美味しいです。
市川駅のホーム
NHK学園市川オープンスクールの教室がある他、乗り換えで
乗降することが多いJR市川駅のホームが模様替えしました。
一瞬キリンを想像してしまったのですが、石畳の模様が茶色で
塗装されています。
この茶色部分が滑り止めになっているのでしょうか?
それとも単なる意匠なのでしょうか?
今の所、正体はわかっていません。
また私が利用する範囲では、このような塗装がされているのは
JR市川駅だけです。
詳細をご存知の方がいらっしゃいましたら、お教え下さい。
横浜 みなとみらいの夜景
本日は原一菜先生の助手で、横浜教室の日でした。
講座終了が少々遅くなり、外へ出てみると…
夜景、綺麗でした。
ちょっと得した気分です。
NHK文化センター横浜教室は年内の講座が本日で最後となり、
早くも「また来年」のご挨拶となりました。
もう今年が終わってしまうなんて!
カリンのハチミツ漬け2015
今年もカリンのハチミツ漬けを作る季節がやってきました。
カリンです。
のど飴があるので、ご存知かと思いますが、炎症を抑える
効果があります。
皮がワックスがついたような感じになっています。
少し柔らかくなった時が漬け時です。
ビンにぴっちり入る大きさに切り、切れ込みを入れて、ハチミツを
入れるだけです。
数日で薬効成分が出ますので、カリンを引き出す予定です。
喉が弱い質なのですが、話すことが仕事なので、メンテナンスは
重要です。
早期ならばハチミツ漬けが効果が高いので、重宝しています。
彫金道具から
彫金材料専門店他で探してきた道具です。
では彫金にチャレンジするのかというと、そうではないのです。
これも金繕いに使う為の道具です。
器を使う為に直すという目的のため、漆芸の材料以外の物も使い
ます。
今回ご紹介した彫金道具などは全く縁のないような世界ですが、
骨董に詳しい方ならピンときたかもしれません。
今回は陶磁器の修復に使う道具でしたが、ご要望によっては違う
分野のことをお教えする場合があります。
この時に使う道具•材料は在庫してはおりませんので、それらの
購入からお願いしています。
あえて言うなら自ら購入をしてでも習いたいという気持ちがなければ
作業を完遂するのが難しいことがあります。
そこで道具•材料の購入から始めて頂いているのです。
道具•材料の購入は、新しい世界に触れる絶好の機会です。
迷われるのも楽しみのうちと挑戦して頂けたら幸いです。
もうじき完成!
修復のご依頼を頂いている中で、もう少しで完成する器を一部
ご紹介致します。
教室にご参加下さっている方ならおわかり頂けると思いますが、
手間がかかるものと、そうでないものとでは、完成に至る時間が
違います。
仕上がりの催促があるとプレッシャーがかかりますが、納期を
短縮出来る秘密の裏技などはありませんので、ひたすら地味に
作業をしております。
その上「いいや、このくらいで。」とは妥協出来ない性格です。
納得がいくまで、下地の作業は徹底して行います。
ご依頼の皆様、どうぞもうしばらくお待ち下さい!
筆入れ 作ってみました
NHK文化センター ユーカリが丘教室のIさんの筆入れがコンパクトで
とてもいいので、お手本にして作ってみました。
もともと持っているプラスチックの道具箱に入れる為、穂先を痛めたくない
筆のみを入れるコンパクトサイズです。
材料はゴム以外は全て100円ショップで入手したものです。
ですので色は、その範囲で決まってきました。
道具箱に入るのが最優先で、コンパクトにこだわったあまり、イマイチな
部分があるのですが、そこはご愛嬌ということにしました。
上の画像が本家のIさんの筆入れです。
やはりクオリティが違いますね。
貝桶•貝合せ柄の小皿
藤那海工房金曜クラスの方が、修復されている小皿をご紹介致します。
対の貝桶と貝合せが描かれた小皿です。
愛嬌すら感じる筆致がとても魅力的なので、撮影させて頂きました。
貝桶•貝合せの柄も珍しいと思います。
骨董店でお求めになったそうですが、いつの時代のものなのか、
確認し忘れてしまいました。
江戸時代に貝桶•貝合せは婚礼の際の持ち物として筆頭となります。
それだけ格が高いのは陰陽の影響もあるかと思いますが、一組の
ものでなければ合わないというところに日本人が「互いに分ちがたい」
という心情を感じたからだと考えます。
この小皿も婚礼に関するものとして作られた器かもしれません。
よいものを見せて頂きました。
筆置き いろいろ
先般私が使っている筆置きをご紹介しましたが、受講中の方々が
お持ちの筆置きをご紹介したいと思います。
NHK文化センター ユーカリが丘教室のIさんの筆置きです。
箸置きを作る機会に、筆置きを作られたそうです。
手作りらしいゆがみが、いい味出しています。
筆の納まりも良さそうです。
こちらは藤那海工房金曜クラスのIさんのものです。
画像左上の物は、木をご自分で削られ、赤金という金箔を貼られた
ものだそうです。
これに絵を描き添えたいご希望なので、膠下地をお勧めしたところです。
そして画像右下に写っているのが、江戸時代の筆置きを作家さんが復刻して
作られたものなのだそうです。
角度が悪くてわかりにくいのですが、舟の形をしています。
縁部分が金の陽刻になっており、華やかな意匠になっています。
特に筆のかかりがありませんがデザインがおしゃれなので、使っていて
楽しめるものだと思います。
以前からご紹介している筆入れにしても、粉鎮にしても、皆様楽しんで
おられる様子がとてもよいと思っています。
このように気に入った道具をお使いになっていると、作業も楽しく
進められるのではないでしょうか?
カピス貝
カピス貝を入手しました。
実は夏のインテリア雑貨として販売されていたものです。
なぜこれを入手したかというと、横浜市イギリス館の参考資料にして
頂くためです。
イギリス館の2階寝室には、このカピス貝で照明のカバーが作られたものが
あります。
カピス貝は和名が「窓貝」という通り、産地のフィリピンの古い家屋で
窓ガラス変わりに使われていた物が現存しています。
日本でいう障子のように細かい格子の中にはめこんであるのです。
プレス加工が可能なカピス貝は、雑貨店などを探すとトレーや箱物が
作られていますので、皆様ご覧になったことがあるかと思います。
照明は貝の透けた感じがやわらかく、あたたかい光です。
横浜市イギリス館をご見学の際には、ちょっと上を見上げるのを
お忘れなく。



















