カテゴリー別アーカイブ: 日本の文化

宝瓶型急須のひび

NHK学園市川オープンスクールのFさんの作品をご紹介致します。
萩焼の宝瓶型の急須のひびです。

お父様から受け継がれた急須はいい色合いに変化しています。
そこに金泥の仕上げが映えているかと思います。
代々受け継がれた器を金繕いして引き継ぐというのは、まさに金繕い
ならではのお話しです。

先般、終了したパラリンピックの閉会式でアンドリュー・パーソンズ
国際パラリンピック委員会会長が金継ぎに言及されました。
「誰もが持つ不完全さを受け入れ、隠すのではなく大事にしようという
考え方です。」
パラリンピックの多様性の調和というテーマに合わせたスピーチですが、
金繕い(金継ぎ)を取り上げられたことを大変嬉しく思っております。

Fさんの作品を見て頂いて、金繕い(金継ぎ)に興味を持って頂けたら
嬉しいです。


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羽箒を作る

もう6月のことになるのですが、師の原一菜先生の特別講座『香道具・
羽箒を作る』に参加して自作の羽箒を制作しました。

大きな羽箒は茶道の炭手前で使うものです。
鮮やかな青と黄色の羽は貴重なコンゴウインコのものです。

小さいサイズのものは香道で使うものです。
上の水玉模様の羽はホロホロ鳥、下の緑が鮮やかな羽は孔雀です。
1点はお世話になっている方にお礼として差し上げました。

これを使う機会が特定されている訳ではないのですが、鳥の羽を初めて
扱ってみて装飾に使われる理由を実感しました。

自分で作ったものを所有しているだけで嬉しくなってしまい、それぞれが
入る箱を桐箱店で誂えてしまいました。


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檜扇

先日のお稽古で活けたのが「檜扇(ヒオウギ)」です。

扇形に広がる葉を生かして活けるのが、とても奥が深いと思いました。
アヤメ科の多年草である花は赤い斑点のあるオレンジ色です。
これが葉の緑に映えて、とても綺麗でした。


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門松・屠蘇講座2021

気の早い話ですが、NHK学園市川オープンスクールで年末に行う
「年迎え 門松と屠蘇」講座のご案内が出ました。

本来の年迎えとはどんなものなのかを学びつつ、根引きの雄松・雌松で
門松を作ります。
また自然素材で屠蘇の調合も行います。

NHK学園市川オープンスクールでの講座は
12月25日土曜日の10:00-12:00
です。
既にお申し込みが始まっておりますので、ご希望の方はNHK学園市川
オープンスクールまでご連絡下さい。

あまりにも先過ぎて予定が見えないという方は私の自宅工房(最寄り駅
JR西船橋駅)での講座を12月28日火曜日を予定しております。
11月にはご案内致しますので念頭に置いて頂ければ幸いです。

ちなみに講師名が「白鳥一佳」となっておりますが、こちらは流儀名で
同一人物ですので、ご安心下さい。


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2021年用 門松

先日の門松・屠蘇の講座の際に作った自宅用の門松を昨日飾りました。

飾る時期については諸説ありますが、無難と言える29日までに行うのが
良いようです。

講座の際に質問があったのが、松の固定の仕方です。
特に我が家のようにマンションにお住いの方ですと難しいと思います。
幸い門扉がありますので、格子の部分に麻紐(松の幹に馴染んで
目立たない)で結んでいます。

それぞれのご事情で工夫して頂ければ幸いです。


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門松・屠蘇特別講座 終了しました

先日、門松用の松をセッティングした様子をアップしましたが、本日
門松・屠蘇の特別講座が終了しました。

屠蘇の調合をされている様子です。

材料の調合を変えて3種類の屠蘇を作っているところです。

皆様がお帰りになった後、自分用の門松を作りました。
2種類の根引きの松に紙を掛け、水引を結びます。

それぞれ難しいところがありますが、他では得られない物が制作出来る
ことが喜びになって頂けたら幸いです。


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漆繕い

カルチャープラザ公津の杜のTさんの作品をご紹介します。
欠けの漆繕いです。


縁の部分に欠けがあったのを埋めて、弁柄漆の色のままで完成とされました。
元々の器の柄に弁柄漆と近似した柄が入っていたので、金銀の金属色で
仕上げをしなくても違和感がないかと思います。

現在、器の修復は「金繕い」「金継ぎ」と呼ばれていますが、金で仕上げが
行われたのは最後年で、原点は漆の色のままでの完成です。
それを「漆繕い」と称したので、陶磁器の修復の名称は「金繕い」が正しい
ものと考えています。

「繕い」という言葉が美しいと言って頂くこともありますが、その言葉の
持つ意味が美しいのだと思います。

Tさんの作品は原点とも言えるものです。
是非参考になさって下さい。


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江戸屋さんの漆刷毛

漆刷毛や江戸屋さんは以前のブログでご紹介してきました。
今回、江戸屋さんの引き出しに漆刷毛が収められているところを
撮影させて頂けましたので、ご紹介致します。

分、寸の単位で色々なサイズがあります。
江戸屋さんの漆刷毛は「通し」といって、先端から尾部まで毛が
入っています。

この人間の頭髪を使った刷毛は江戸時代に発明された物ですが、人間の
髪の毛がいいと至るまでにどれだけ試行錯誤されたのでしょうか。
ここにも日本人ならではの工夫を感じます。

短面に板が回っているのがお分かりになるかと思います。
これを切り、毛を仕立てる必要があります。
すぐ使える状態にはなっていませんので、ご注意下さい。


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門松・屠蘇 2018

今年も原一菜先生のご指導で門松と屠蘇を作ってきました。

今年の松は生育が良かったようで、例年より大振りです。
またラッキーなことに松ぼっくり付きの株が当たりました。

同時に屠蘇包も制作。
スタンダード、甘め、辛めの3つの味です。

昨年は喪中だったこともあって、門松が飾れることに感慨があります。
今年1年、家族が平穏無事だったことの象徴のように思えたからです。

すでに昨日飾り付けました。
歳神様にお出で頂き、来年もよき年であるよう祈ります。


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練香焚いてみた

先日教えて頂いた「練香」が熟成したので、焚いてみました。


香道具は持っていますが、心得はないので灰の整え方は自己流です。

焚く前の香りと焚いた時の香りの違いにびっくりしました。
かなりスパイシーな香りしていたので、内心どうなるのかと思って
いましたが、程よく爽やかで気に入りました。

練香は焚いた時の香りではなく、残り香を楽しむのが日本人の感性なの
だそうです。
香を焚くという行為が心の余裕を呼ぶ、そんな風に楽しめたらと思いました。


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