カテゴリー別アーカイブ: 日本の文化

貝絵 桜

産経学園ユーカリが丘校のNさんの作品をご紹介します。
カリキュラムで行っている貝合わせ(ハマグリ貝に金箔を貼る)
に絵を描いて頂きました。

画題は桜です。
桜は日本を代表する花というだけでなく、吉祥文様として格が
高いのです。
ですのでお道具として格が高いハマグリ貝に描くのはふさわしい
柄と言えます。

Nさんはこの柄を描くにあたって念入りに構図を検討し、試作も
繰り返し行われました。
そうして出来上がったのが今回の作品です。
完璧な構図に様々な工夫を凝らした桜が描かれています。

金繕いの講座ですので貝合わせに絵を描くのをメインでお教えして
いる訳ではありませんが、Nさんのようにご希望頂き、お教えする
内容に頑張って答えて下さる方には講師魂が揺さぶられるものが
あります。

やってみたいと思われる方は是非この講師魂を揺さぶって普段は
出さない秘伝(笑)を引き出してみませんか?


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貝合せを結婚の贈り物に

カルチャープラザ公津の杜教室のIさんの作品をご紹介
します。
Iさんの金繕いは色々チャレンジがあるので度々ご紹介して
いますが、今回はご結婚なさる方へのプレゼントとして制作
された貝合せです。

ハマグリ貝は貨幣としての価値もありましたが、2枚貝として
元々の相方でなければ合わさらないことから結婚の象徴となり
ました。

江戸時代には嫁入り道具の最上位であったことから、Iさんが
お祝いの品に選ばれたのは、とてもいいことだと思います。

日本文化でハマグリがそのように重要視されたのは中国から
伝わった陰陽の考え方に通じるものがあったからなのですが、
お渡しした台湾の方によると台湾にはそのような慣習はない
ということだったそうなのです。

私も貝合せの日本における変遷は勉強していましたが、陰陽を
伝えた中国側での扱いに関しては抑えていませんでした。
このお話をきっかけに改めて勉強してみたいと思います。

Iさんは品物を箱に入れ水引をかけられたそうです。
日本文化溢れるお祝いで、お相手の喜ばれる様が見えるようです。


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文様の格〜花文様を極める

昨年行った「金繕いから学ぶ 文様の格」の続編の講演会を
行います。
題して「文様の格〜花文様を極める」です。


文様の中でもなさりたい方が多い花文様に焦点を当てて説明します。
人間と花の関わりを有史以前から深掘りしつつ、格のある花について
知識を深めて頂ける内容になっています。

日常で当たり前になっている事柄に潜む日本文化の真髄を感じて
頂けるよう現在鋭意準備中です。
ハイブリッド(直接講演を聞いて頂く+オンデマンド)なので、
ご都合の合う方法でご受講下さい。
どうぞ宜しくお願い致します。

10月15日水曜日 13:30〜15:00
NHK文化センター千葉教室

なお前回の「金繕いから学ぶ 文様の格」が再視聴できます。
こちらもご検討下さい。


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さいたまアリーナの体験講座

NHK文化センターさいたまアリーナ教室で体験講座
行います。

金繕いの歴史や実際の工程などをご説明した後、金繕いの仕上げ
になる蒔絵を体験して頂きます。
完成した小皿はお持ち帰りになり、ご自分の作品としてお使いに
なれます。

その他、金繕いの講座を受講したら直せるのかどうか、鑑定も
致しますので、お手持ちの直したい器をお持ち下さい。

9月22日月曜日 10:00〜12:00  です。
ご参加をお待ちしております。


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「文様の格」再視聴

昨年10月に行ったオンデマンド講座「金繕いから学ぶ 文様の格
が再視聴出来ます。

日本の文様には厳格に格付けがされているのですが、それが意外に
知られていません。
格を理解することによって、より日本文化への理解が深まり、作品
制作にも役立ちます。

この機会に是非ご視聴下さい。
詳細はNHK文化センター千葉教室まで。


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骨董店の手法

NHK文化センター柏教室のHさんの作品をご紹介します。
平鉢の欠けの金繕いです。


こちらの器はご友人が骨董店からお求めになったのを依頼されて
金繕いされた物です。
アップの画像を見て頂くと、その形に違和感を覚えられるのでは
ないでしょうか。
そう、通常よく見る欠けとは違う形なのです。

これは骨董店が欠けていた部分にヤスリをかけて窪みを目立たなく
加工してしまっていたことによって生じた形だからです。
確かに形として目立たなくなりますが、素地を守っている釉薬を
削り落としてしまっているので、器としては不完全なものになって
います。

金繕いするにあたってHさんは釉薬だけでなく、形として損なった
部分も補って直されました。
本来の姿に戻すのは意外に大変で苦労されましたが、丁寧に直された
器は喜んでいるのではないでしょうか。
金泥の光沢がひときわ輝いて見えます。

骨董業界では破損がないものを「完品(カンピン)」と呼び、破損
しているものは一段低く見られます。
金繕い(金継ぎ)の流行で破損しているものを敢えてお求めになる方も
多くなりましたが、かつては隠すように展示されていました。
それが故に小手先の加工で販売されたのだと思いますが、金繕い
(金継ぎ)が流行しているからこそ、手を加えずに販売して頂けたらと
願って止みません。


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貝絵 秋春

JEUGIAイオンモール八千代緑が丘教室のTさんの作品を
ご紹介致します。
ハマグリ貝の貝絵です。

金繕いの教室では金箔の扱いを学んで頂く為にハマグリ貝に金箔
を貼るカリキュラムをご用意しています。
ここから更に貝絵にチャレンジされたい方には引き続き、ご指導
しております。

左側の貝には秋(紅葉と松葉)、右側の貝には桜を新うるしの色で
描かれました。
Tさんはご趣味でスーパーリアルの油絵を描かれているそうで、
画題を描くのは難なくこなされているのですが、題材の選び方、
レイアウトの考え方など日本文化に合わせて検討して頂きました。

新うるしで描いて頂くと器としても使用が可能なので、飾るだけで
なく食卓にも華を添えるアイテムになるはずです。
楽しんでお使い頂ければ嬉しいです。


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文様の格 見逃し配信

10月30日、「文様の格」と題した講習会をNHK文化センター千葉
教室とオンラインで行いました。

1時間半、文様の格とその取り合わせ、文様を検討する際に押さえて
おくべき知識をふんだんに盛り込んでお話ししました。

渾身の内容が11月2日から16日まで見逃し配信でご覧頂けます。
あいにく途中で行ったクイズはご参加頂けませんが、内容は十分お楽しみ
頂けます。

御視聴をどうぞ宜しくお願い致します。


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金繕いから学ぶ 文様の格

「金繕いから学ぶ 文様の格」と題して1日講座を行います。
10月30日水曜日 13:30〜15:00
NHK文化センター千葉教室

近年、金繕いはただ破損を直すだけではなく、蒔絵をプラスして
オリジナリティを求める傾向にあります。
そこで必要になるのが文様に関する知識です。

あまり知られていませんが日本では文様に厳密な格付けがあります。
その知識を踏まえた上で作品に最も相応しい文様を選択すべきでは
ないでしょうか。

この講座では一般の文様辞典にはない知識をご紹介します。
お聞き頂くことで日本文化に対する造詣を深めて頂ければ幸いです。
ご参加をお待ちしております。

教室講座(NHK文化センター千葉教室で受講して頂く)

オンデマンド(リアルタイムでの視聴〜ご都合が良い時に視聴)


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日本・東洋 陶磁の精華

現在、出光美術館で行われている「日本・東洋 陶磁の精華」
という展覧会に行ってきました。

ご存知の方もおられるかと思いますが、出光美術館は建物の建て替えに
伴い、一時閉館が予定されています。
その閉館前に出光美術館の軌跡を表す展覧会の一つです。

出光美術館は国宝2件・重要文化財57件を含む約1万件のコレクションを
有する美術館として広く知られています。
その中から陶磁器に絞って
中国「シルクロード」「皇帝のうつわ」
朝鮮・日本
「交流」「中国陶磁の影響」「中国からの脱却」「独自性の形成」
とのタイトルで選定されています。

出光美術館の総力を結集した展覧会ですので、いずれも見応えのある
ものばかりでした。
展覧会の狙い通り各国の個性を意識して見ると、それぞれの特徴が
つかめて面白いかと思います。

会期終了が8月25日日曜日まで迫っています。
貴重な破片室も含めて是非ご覧下さい。


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