カテゴリー別アーカイブ: 日本の文化

2021年用 門松

先日の門松・屠蘇の講座の際に作った自宅用の門松を昨日飾りました。

飾る時期については諸説ありますが、無難と言える29日までに行うのが
良いようです。

講座の際に質問があったのが、松の固定の仕方です。
特に我が家のようにマンションにお住いの方ですと難しいと思います。
幸い門扉がありますので、格子の部分に麻紐(松の幹に馴染んで
目立たない)で結んでいます。

それぞれのご事情で工夫して頂ければ幸いです。


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門松・屠蘇特別講座 終了しました

先日、門松用の松をセッティングした様子をアップしましたが、本日
門松・屠蘇の特別講座が終了しました。

屠蘇の調合をされている様子です。

材料の調合を変えて3種類の屠蘇を作っているところです。

皆様がお帰りになった後、自分用の門松を作りました。
2種類の根引きの松に紙を掛け、水引を結びます。

それぞれ難しいところがありますが、他では得られない物が制作出来る
ことが喜びになって頂けたら幸いです。


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漆繕い

カルチャープラザ公津の杜のTさんの作品をご紹介します。
欠けの漆繕いです。


縁の部分に欠けがあったのを埋めて、弁柄漆の色のままで完成とされました。
元々の器の柄に弁柄漆と近似した柄が入っていたので、金銀の金属色で
仕上げをしなくても違和感がないかと思います。

現在、器の修復は「金繕い」「金継ぎ」と呼ばれていますが、金で仕上げが
行われたのは最後年で、原点は漆の色のままでの完成です。
それを「漆繕い」と称したので、陶磁器の修復の名称は「金繕い」が正しい
ものと考えています。

「繕い」という言葉が美しいと言って頂くこともありますが、その言葉の
持つ意味が美しいのだと思います。

Tさんの作品は原点とも言えるものです。
是非参考になさって下さい。


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江戸屋さんの漆刷毛

漆刷毛や江戸屋さんは以前のブログでご紹介してきました。
今回、江戸屋さんの引き出しに漆刷毛が収められているところを
撮影させて頂けましたので、ご紹介致します。

分、寸の単位で色々なサイズがあります。
江戸屋さんの漆刷毛は「通し」といって、先端から尾部まで毛が
入っています。

この人間の頭髪を使った刷毛は江戸時代に発明された物ですが、人間の
髪の毛がいいと至るまでにどれだけ試行錯誤されたのでしょうか。
ここにも日本人ならではの工夫を感じます。

短面に板が回っているのがお分かりになるかと思います。
これを切り、毛を仕立てる必要があります。
すぐ使える状態にはなっていませんので、ご注意下さい。


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門松・屠蘇 2018

今年も原一菜先生のご指導で門松と屠蘇を作ってきました。

今年の松は生育が良かったようで、例年より大振りです。
またラッキーなことに松ぼっくり付きの株が当たりました。

同時に屠蘇包も制作。
スタンダード、甘め、辛めの3つの味です。

昨年は喪中だったこともあって、門松が飾れることに感慨があります。
今年1年、家族が平穏無事だったことの象徴のように思えたからです。

すでに昨日飾り付けました。
歳神様にお出で頂き、来年もよき年であるよう祈ります。


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練香焚いてみた

先日教えて頂いた「練香」が熟成したので、焚いてみました。


香道具は持っていますが、心得はないので灰の整え方は自己流です。

焚く前の香りと焚いた時の香りの違いにびっくりしました。
かなりスパイシーな香りしていたので、内心どうなるのかと思って
いましたが、程よく爽やかで気に入りました。

練香は焚いた時の香りではなく、残り香を楽しむのが日本人の感性なの
だそうです。
香を焚くという行為が心の余裕を呼ぶ、そんな風に楽しめたらと思いました。


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ハマグリ貝磨き

毎年、何らか経験のないご依頼が入って来ます。
今年は雑誌「盆栽世界」の盆栽鉢の金繕いハウツー撮影から
始まり、締めは貝合せになるようです。
全く偶然ですが、違うところから10月、12月とご依頼頂きました。

現在10月の講座に向けて準備中です。
上の画像はハマグリ貝を磨いている途中のものです。

講座としては貝の内側に金箔を貼って頂くものになります。

ところで先日も質問を頂いたのですが、ハマグリ貝は2枚貝なので
合わさった状態で1個と数えます。
よく誤解があるのが、片貝を1枚と数えて1個を2枚と数える方が
おられるのです。

ハマグリ貝には古来から日本人が色々意味を見出して来ました。
そのような知識も合わせて学べるのが「貝合せ」の講座です。


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鯛牙

本漆の仕上げに丸粉を使う場合、鯛牙を使用しています。

先日、鯛の頭を入手する機会がありましたので、顎の骨ごと牙を
取り出してみました。

上下左右で各2本、計8本あります。
この鯛自体は1kg程度の重さなので、上の画像の道具のような
大きさはありません。

ちなみに鯛は天然でないと、牙はありません。
天然の鯛は貝を砕いて食べたりしているので牙が発達しますが、
養殖の鯛は柔らかい餌を食べているので牙は必要ないからです。

道具として鯛牙の代用とされるのは、めのうやガラス棒などが
あります。

私の個人的な感覚ですが、硬さと柔らかさがうまくマッチングして
いるという点では鯛牙に勝るものはないようです。

魚のイシモチの浮き袋から取り出される接着剤「ニベ」など、日本人が
生活の中から見つけ出した物には感嘆させられます。


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貝合わせに豆雛

3月3日を過ぎると、カリキュラムで作った貝合わせと雛飾りの
様子を報告して下さる方がおられます。
そのうち実際飾ったものをお持ちくださったセブンカルチャークラブ
成田教室のKさんのお持ち物をご紹介致します。


貝合わせの制作段階で、こげ茶色の貝をとても気に入っておられました。
この渋い色はなかなか貴重な色で、私も大好きです。

合わせた豆雛はしまい込んでおられたものが復活したそうです。
土人形かと思われますが、ひなびた表情が何とも愛らしい一品です。
貝の傾斜で寄り添ってしまうのも、またいい感じです。

貝合わせの制作で、雛が再び活躍するというのは嬉しいお話です。
ぜひKさんのように生かしてみられて下さい。


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葉牡丹の処分

昨年末にブログに書いたように喪中なので門松の代わりに
葉牡丹を飾りました。

門松ですと15日のどんと焼きで処分しますが、鉢植えにした
葉牡丹はどうするかというと「見守り」で良いそうなのです。

生きているものなので処分はしなくても構わないと聞き、良いと
思う時期まで育てることにしました。

ネットで検索しますと、喪中の際には初詣はなし、おせち料理は
なし、鏡餅はなしと書いてあることが多いのですが、本来の意味を
考えると何も出来ないということではないとわかりました。
特に葉牡丹を飾るというのは、あまり知られていないことだと
思います。

礼法というのは許しを得るためにあると聞きました。
今回喪中の際の対処方法を学び、確かにその通りだと実感しました。


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