謎の破損?

このところご相談が増えているのが、「謎の破損がある」という
ものです。
それは真横に釉薬が薄く削げた破損をおっしゃっています。

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上の画像はその謎の破損の金繕いを少々進められたところで、
正体がわかりやすくなっています。
まず気づかれるのが、器の内側に出来た真横に走る破損です。
縁に入っているヒビがわかりにくいことがあるので、この破損
しかわからないと、どのような破損なのかと考えてしまうわけ
です。

実はこれはもう少し衝撃が強かったら横長楕円形に欠けが出来て
いたものなのです。
両サイドが割れに至らなかったので、欠損を免れました。

この状態は「ヒビ」と判定します。
ヒビを止めたあと、表面の欠損に応じて金繕いを進めます。
それぞれの器で下準備なども変わってきますので、まずは教室に
お持ち下さい。

謎のままだと不安になると思いますが、正体がわかれば金繕いの
手順も決まります。
作業としては難しいものではありませんので、ご安心下さい。

追伸
このブログを書いた翌日の教室で、同様の破損が2つもありました。
もしかしたらというものがありましたら、ご相談下さい。


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