月別アーカイブ: 2023年8月

またまたシー陶器・シーガラス

シー陶器とシーガラスで作るアクセサリー作りはもうやりませんと
言っておいて、実はこっそりとやっております。
(ここまで来ると、ほとんど止める止める詐欺ですね。)
今回はNHK文化センターさいたまアリーナ教室で行った分です。


手仕事がお好きなお二人の作品です。
改めて画像で見ると、色、柄の選択が良く、綺麗にまとまっていますね。

シー陶器、シーガラスは材料の違い、色、柄で選択肢が多くあります。
そこをどう絞っていくのかが一つの関門なのですが、これを使いたい!
と思う1片をきっかけにすると、後が決めやすいのではないかと考えて
います。

残っている材料で良ければと言って、もう1箇所でも行っているので、
近々SNSに上げたいと思います。


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レリーフ どうする?

NHK学園市川オープンスクールのKさんの作品をご紹介
致します。
大皿の欠け+ひびの金繕いです。


横幅が2cm弱の大きな欠けで、これをきちんと埋めるだけでも大変なの
ですが、さらに難しくしているのが、お皿自体についているレリーフです。

とかく欠損を埋めるので精一杯になってしまい、レリーフの再現は諦めて
しまう方がほとんどです。
しかしそこを頑張って再現して頂くと格段に完成度が高くなります。

時間をかけて作業してきた物です。
「もういいかなと思って。」
と言わず、是非チャレンジしてみて下さい。

Kさんの作品は欠損の埋め方がとても綺麗で、その仕上がりも完璧です。
器のグリーンに映える金泥の美しさと共に、その丁寧さもご覧下さい。


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添田亜希子さんのガラス皿

ガラス工芸作家の添田亜希子さんの作品をご紹介します。



色ガラスのチップが入った四角皿です。
夏のデザートが合いそうです。

添田さんの作品は多彩な色ガラスを使うので、どうしても端材が発生して
しまうそうです。
それを入れ込んだのが、この作品なのです。

今風に言えばSDGsというところですが、それを考慮しなくても美しい作品
です。
一つ一つチップの入り方が違うので、選ぶ楽しみもあります。

9月7日から18日まで本八幡駅近くの三毛猫雑貨店で展覧会があります。
興味を持たれた方は是非実物をご覧下さい。
夏はやっぱりガラスです!


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パソコン買い替え

酷暑が続いているからではないのですが、このお盆はパソコンの
買い替えにチャレンジしました。

画像の手前が新しいPCで奥が古いものです。
違いはマウスの色だけのように見えますね笑

以前古いPCをいじいじと使い続けてセキュリティー上の問題が起きた
ことがあるので、一定期間で新しいPCに買い替えることにしました。

元々PCに詳しい訳ではないので、前回の買い替えではPCでけつまずき、
無線LANルーターでけつまずきと2日もかかってしまったので、今回も
2日を予定していました。

しかし今回は実質1日で完了!
全てのものが買い替え時の作業が簡単になっているのです。
中でもスマホのwi-fi設定がQRコードを読み込むだけでサクッと終了した
のには感動しました。

PC自体もお利口になっているので、何をするのも早い気がします。
買い替えて良かった。


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金属色は無敵

NHK文化センター柏教室のSさんの作品をご紹介致します。
マグカップの欠けです。


画像を見てお分かり頂けるかと思いますが、Sさんは妥協のない作業を
される方で高い完成度を誇ります。
今回、悩まれたのは仕上げです。

このマグカップはご友人からの預かり品なのですが、最初のご意向として
は釉薬に馴染むように漆の色でというオーダーでした。

昨今、金泥が高額になっていることもあり、漆の色で仕上げたいという
ご希望が多くなっています。
しかしこれは意外に難しいもので、今回のマグカップのように風合いの
ある感じを狙うとなると、更に難易度が上がります。

金繕いの仕上げが金や銀という金属の色を用いるのは日本人が金属粉を
用いる蒔絵を得意としていたことに起源があるかとは思いますが、金属粉
が何にでも合う無敵の素材色であることが最大の理由だと考えています。

漆の色が簡単とお考えになっていたら、それは間違いです。
金属色を使った方が失敗がなく、簡単です。

金額面も大きな問題だとは思いますが、安易に色漆に飛びつかれません
ように。


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子供の絵

産経学園ユーカリが丘校のMさんの作品をご紹介致します。
お孫さんのお描きになった絵が入っているマグカップの金繕いです。


縁の部分が小さな破片で割れてしまったり、欠けてしまっていました。
その欠損を埋められたのですが、問題は形があまり美しくなかったことです。

そこでMさんが考えられたのが、ちょうど横に描かれていた旗の絵と同化
させることでした。
色漆を使って欠損の形を上手く旗の形に変換されました。
最終的に画像の形に落ち着くまで随分試行錯誤されましたが、その苦労の甲斐
あって最高の結果になったのではないでしょうか。

お子さんやお孫さんが描かれたり、作られた器は二度と手に入らない一品です。
金銭的な価値には置き換えられない宝物を修復することこそ金繕いでもある
と思います。

子供の絵を尊重した金繕いというMさんの作品は一つの回答であると考えます。
同様にお子さんの作品を金繕いされる方々は是非参考になさって下さい。


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2023年 第1回草木染め大会

このブログでもお知らせしていた「草木染め講習会」を
先月25日に行いました。


生藍の青、ペパーミントグリーン。
蘇芳の赤。
玉ねぎの黄色
やしゃぶしのベージュ
これらを重ね合わせることで、さらに色の幅が広がります。

ご参加くださったHさんの作品です。
どの色も綺麗に染まって大満足とおっしゃって頂けました。
画像の左下はじに写っている帯揚げはお母様のもので、茶色のシミが
出来てしまっていたのですが、生藍の青と蘇芳の赤を重ねて紫にした
ところ、全く目立たなくなりました。

真ん中の薄い水色は白生地から染めた帯揚げでお手持ちの帯締めに合う他、
水引の教室で作って下さった帯留にもコーディネートが出来ます。

残念なのがこの災害級の酷暑で藍がすっかり弱ってしまったこと。
習っているピラティスのMidori先生にお育て頂いていたものを急遽頂く
という緊急事態に陥っています。
藍にはマンションのベランダの環境は過酷過ぎたようです。


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