日別アーカイブ: 2025年8月9日

同じでなくて良い

当、藤那海工房の金繕い教室のWさんの作品です。
湯呑みのひびの金繕いです。


画像でご覧頂けるように、ひび自体は内側の銀泥の仕上げ通りに
入っています。
ひび止めをしたところ、外側があまり目立たなかったので、必要
最小限に仕上げを留めています。
加えて外側は絵付けの色と同じ弁柄色の仕上げとして頂いたので、
より目立たなくなっているかと思います。

器は大抵は内側と外側を同時に見ることはありません。
ですので同じ仕上げとする必要はないのです。

そのように気がついて頂くと仕上げの選択肢が広がると思います。
固定概念にとらわれることなく、自由に発想してみてはいかがでしょう。


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