日別アーカイブ: 2026年2月25日

山陰民藝窯元の旅+ 備前焼

昨年の山陰民藝窯元の旅ですが、最終日は瀬戸内海側に
抜け、備前焼を訪れました。

備前焼は岡山県備前市を中心に行われている焼き物で、陶器
というよりせっ器という高温で焼かれた焼き締めと言われる
ものです。

古くは平安時代に遡れる備前焼ですが伊部の駅周辺に窯元が
集中しています。

火襷、桟切り、胡麻などの技法がありますが、基本的には
焼き締めの土色の表情が侘び寂びの風合いを醸しています。
私が金繕いの世界に触れたのが備前焼のコーヒーカップ
だったので、格別思い入れのある窯元です。

今回、久しぶりに訪れてみて思ったのは、様々な表情はある
ものの、焼き締めという表情であることは、どの窯でも
変わりはありません。

そこに個性を決定付けるのは器を形作るセンスだということです。
いち早く好みの作家さんを見つけるのが備前焼攻略の決め手だと
思います。

私のおすすめは人間国宝・山本陶秀さんを輩出したギャラリー
山本です。
門構えが立派なので一見入りにくい印象ですが、備前焼初心者
でも購入しやすい価格帯のものもあります。

金の仕上げが映える備前焼。
金繕いしたら格好いいだろうなぁなどという下心なしでも、
お手元に置いて頂きたい窯元です。


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