カルチャーセンターの工夫

続々とカルチャーセンターの講座が再開されています。
先週、再開されたJEUGIAイオンモール八千代緑ヶ丘教室は大きな
部屋への変更がありました。

奥にバーが写っているのでお分かりになるかと思いますが、普段はダンス
などの運動系で使われている教室です。

1人1テーブルで間隔も開けてあります。
備品の消毒も行われ、消毒剤の設置もされています。

建物自体の機械換気の他、教室のドアは解放してあり、教室の奥には
サーキュレーターが作動しています。

皆様マスク着用、私はさらにフェースガードも着用しています。

新型コロナウィルス対策はこのような基本の対応をしっかりとして
「with  コロナ」の生活を送る他ないと考えています。
そして金繕いの講座を続けて頂ければ嬉しいです。


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漆器の急須

NHK学園市川オープンスクールのTさんの作品をご紹介致します。
漆器の急須の把手が折れていました。

画像の正面に把手がついていたのですが、それが根元からスッパリ折れて
いました。

この形の急須をお持ちの方がおられるかと思います。
鄙びた感じに温かみがあって魅力的な漆器です。

しかし大きな問題点があります。
木取りの都合上、仕方のないことだと思いますが、縦に木目が走って
います。
その結果、荷重のかかる把手が折れてしまいやすいのです。

急須の把手は急須自体の重さばかりでなく、中に入ったお茶の重みも
支えます。
当然、お茶は熱湯です。
把手が破損すれば火傷の心配があり、再破損は避けなければなりません。
残念ながら根元から折れた把手を再破損しないように本体に固定するのは
簡単ではないのです。

という事情からTさんは把手を根元から削り取り、その後を本体に合わせて
漆を塗ることで分からなくしてしまいました。

今後は急須の本体を包むように持ってお使いになることになりますが、
漆器の特性でお茶の熱さは手に伝わりにくいと思います。

Tさんの丁寧な作業で痕跡はすっかり分からなくなりました。
新たな形として大事に使って頂けると思います。


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最終形

仕上げの経過をアップしていた印判のなます皿は最終的にこうなり
ました。

左側の欠け+ひび
欠けの形は欠損に忠実に変更。
ひびも仕上げの線を描きました。

右側の欠け
銀泥で印判の青海波の文様を描き足しました。
銀が硫化すると印判の柄に馴染む予定です。


こちらが今回の作業前の状態です

特に左側の欠けは本来の形に忠実にして正解でした。
前のブログにも書きましたが、作為的にし過ぎると不自然になるという
例になりました。

皆様の仕上げの際の参考になれば幸いです。


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小さな器

藤那海工房 金繕い教室(本漆)のOさんの作品をご紹介します。
お猪口サイズの小さな器の割れでした。


割れていただけでなく欠損も多くあったのですが、根気よく埋められ
仕上げが完成しました。
器自体の渋い釉薬に本漆特有の落ち着いた色目の金粉が合っています。

典型的な鳥脚の割れ方も器の柄にマッチしているのが妙ですね。

Oさんは作業が丁寧な上に手を抜くことはありません。
美しい完成度はその成果です。
本漆で作業中の方は是非参考になさって下さい。


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アマビエの木

先週、NHK学園市川オープンスクールの教室が再開しました。
久しぶりに市川駅に降りたところ、券売機のところにあったのが
「アマビエの木」です。

JR市川駅が塗り絵を配って、市民から色を塗った物を集めて木の
形に貼ったようです。

ご存知のように妖怪アマビエは疫病が流行ると予告したとされるもの
ですが、新型コロナウィルスの収束を願う象徴になっています。

これに異論が出ていると聞きますが、日本人が新型コロナウィルスに
立ち向かっていく気持ちをまとめるアイコンならば、それはそれで
いいのではないかと思います。

収束の為には一人一人が出来ることを全うすることが必要です。
何か象徴になってくれるのであれば、どんなことも細かいことに
なってしまうのでは?と大らかにありたいと思います。


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休講中の完成品

カルチャープラザ公津の杜のUさんの作品をご紹介致します。
休講中に仕上げて下さいました。


ベージュ系の地、茶系の柄のお茶碗に金泥の仕上げがとても綺麗です。
それだけではない魅力はUさんが一生懸命仕上げていることにあるのでは
ないかと思います。

素地、釉薬の関係で真っ直ぐではないひびの線を忠実に丁寧に仕上げられて
います。
これが見る者に好感を与えているのではないでしょうか。

STAY  HOMEで時間をかけて行う手仕事の大切さ、楽しさを感じた方が
多いと聞きます。
Uさんの作品はまさに誠実に物事に向き合う大切さを教えてくれています。


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藤那海工房 金繕い教室 再開しました

カルチャーセンターに続き、私個人の教室である藤那海工房の金繕い
教室も再開しました。

画像では分かりにくくなってしまいましたが、真ん中にアクリル板の
パーティションを置いています。
受講の方にはマスク着用、私はマスクの上、フェースガード着用という装備
です。

それでも本日ご参加の方には「楽しかった」と言って頂き、安堵しました。

東京アラートが発動され、まだまだ安心とは言えませんが、やはり楽しい
という気持ちは大事にしたいと思います。

残念ながら県境を越える移動が自粛されているので、6月上旬で私が県境を
越える場所にあるカルチャーセンターは再開を見送りました。
該当する教室に通われている方は、来月を楽しみにして頂けると幸いです。


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梅のはちみつ漬け2020 1週間後

5月25日に漬けた梅のはちみつ漬けが1週間経ちました。

すでに梅の青さはなくなり、果汁が出てシワシワになっています。
はちみつの粘り気がなくなって、サラサラしています。

1日に1回は瓶を傾けるようにして撹拌し、同じ梅がずっと上に浮かんで
いないようにしています。

もう飲めるような感じになっていますが、1ヶ月半待ちたいと思います。
楽しみ、楽しみ。

 


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カルチャーセンター再開しました

本日、カルチャープラザ公津の杜の教室が再開しました。

テーブルの間隔を大きく取り、消毒の徹底、マスクの着用など
対策を行っての再開です。

私としてもウィルスが完全になくなった訳ではない環境の中、
どれだけお越し頂けるか不安に思っていましたが、以前から受講の方が
皆様参加下さり、ホッとしているところです。

今日のカルチャープラザ公津の杜もそうですが、カルチャーセンター
には窓がない教室があります。
受講の方の中には、このような無窓の教室は換気がされていないとお考え
の方がおられます。

これは大きな間違いで、建築基準法などで建物の換気量が決められており、
無窓の部屋でも換気の為の装置が必ずあります。
これは金箔の作業の時にエアコンを止めても金箔が動くことで、お分かり
になると思います。

更に出入り口のドアが解放されているので、換気は問題がないと考えて
います。

もしかすると問題は2ヶ月にもなる休講ですっかり「浦島太郎」になって
しまった私自身かもしれません(笑)
気合いを入れて頑張ります!


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お重の修復

藤那海工房西登戸教室のIさんが又、休講中に完成しましたと画像を
送って下さいました。
お重の修復です。

金繕いの教室では漆器の修復もお教えしています。
Iさんのお重は主に角の漆が剥離していました。
最下段では柄の真ん中が剥離するという深刻な状態でした。

角は剥離部分を埋めて黒漆で塗り直し、柄の欠損は梅の蒔絵されました。
いずれも全く違和感がありません。

漆器の直しの難しさは、破損してない部分を傷つけないようにする
配慮が必要だということです。
さらに1つ1つの作業を丁寧に重ねていく必要があります。

先日も陶器の割れの金繕いをUPさせて頂きましたが、Iさんの丁寧な
作業が漆器でも発揮されたようです。

西登戸教室は7月から再開を予定しています。
実物を拝見出来るのを楽しみにしています。


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