カテゴリー別アーカイブ: 展覧会•イベント

ブリューゲル「バベルの塔」展

東京都美術館で開催中のブリューゲル「バベルの塔」展に行って
きました。

展覧会は15世紀以降のネーデルランドの美術の紹介に始まり、
最も著名なボスを経てブリューゲルの展示に至ります。

ボスにしても、ブリューゲルにしても見所は描き込まれた寓意かと
思いますが、原一菜先生からしっかり見るようにお話があったのが、
色の美しさです。

この時代は現代の油絵具とは違って、ダイレクトに狙いの色が出せ
なかったのです。
少しずつ色を塗り重ねて色を作り出すことが、すなわち絵の深み
にもなりました。

そしてまだキャンバスがなかったので、ベースは板になります。
木の色から空や海の明るい色を作り出すのは、とても難しい作業に
なるのだそうです。

展覧会はタイトルの「バベルの塔」が最後に展示されています。
駅の看板で見ていたのとは違って意外にも小さい絵でした。
会期終了間近で絵の前に20Mほどの列が出来ていました。
会場全体も混雑していますので、描き込まれた詳細を見るのには
相応の時間がかかります。
計画してお出かけ下さい。


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根津美術館 企画展

根津美術館の企画展「初めての美術館賞-紙の装飾-」を見て
きました。

自分で作っているわけではないのですが、かな書をしていると
料紙(書を書くための紙)が気になります。
料紙の技術にはどんなものがあるのか勉強したいというのが
出かけた動機です。

「雲母(きら)摺り」という雲母の粉末を膠などで溶いて、木版
で文様を紙に摺りつける方法がありますが、これを特殊な照明
(展示物の正面からLED照明を当てる)で鑑賞できるようにするなど
工夫がなされた展示でした。

根津美術館の意図通り、かな書は読めないと敬遠されがちですが、
料紙や軸装の美しさや、単純に書かれた文字の美しさを鑑賞する
だけでも良いのではないかと思います。

私は現在臨書している藤原行成の字がいいと思っています。
優美でありながらもメリハリがあり、力強さも感じます。

時間がありましたら是非庭園も散策なさって下さい。
カキツバタの花期は終わっていますが、緑に溢れ、都会とは
思えない静けさです。


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茶の湯展 ラウンド2

先月見に行った「茶の湯」展を、会期末にまた見に行きました。

理由はこの時期にしか展示されていないものを見に行くため
です。
特に公開される機会が少ないと原一菜先生からお聞きしたものを
ぜひ見たいと思いました。

朝9:30の開館に間に合うように着いたのですが、入場券を購入する
列が20M、すでに入場券を持っている人の列も15Mほど出来ていました。
やっと入場できても平成館の前で、また列に並びました。
そして40人ずつくらい入れるという入場制限です。
とはいえ待ち時間が15分ほどでしたから、まだいいかもしれません。

中は、最初の展示室が3重くらいの垣根が出来ており、後ろから覗ける
状態ではありませんでした。
展示の順番に従わず、空いているところからドンドン見るのが良いと
思います。

混雑状況の情報を見ると、閉館時間に近い方が空いているようです。
特に開館時間が延長される金曜日が良いかと思います。
また入場券を購入するなら、上野駅構内のチケット売り場で先に
購入するのがいいです。
(但し割引券は博物館前のチケット売り場でしか交換できません)

会期は今週末の6月4日日曜日までです。
見学をご検討の方に参考になれば幸いです。


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横浜山手西洋館 花と器のハーモニー2017

久しぶりに横浜山手西洋館のイベント「花と器のハーモニー」を
見てきました。
今年のテーマは「もてなしの華物語〜全7章」です。

●ブラフ18番館「MINT  MINT  MINT  HOUSE」

●外交官の家「ダンスパーティー in 外交官の家」

●ベーリック・ホール「〜Lily  ETERNAL〜」

●エリスマン邸「花ゆるり」

●山手234番館「道」

●山手111番館「写真家のPrivate  Gallery  Party」

●横浜市イギリス館「おしゃれな女子会」

今年の展示は白い花と緑という同じ印象の館が多かったのですが、
装飾のボリュームとしては満足感がありました。

印象に残ったのは山手111番館と横浜市イギリス館です。
111番館は上品な装飾が多いのですが、今回はポップなイメージで
斬新な感じがしました。
イギリス館は花活けの装飾自体が珍しいですし、場所場所で違う
手法で飾られているのも見応えがありました。

洋館ではないのですが、港の見える丘公園の植栽がイングリッシュ
ガーデンのようにリニューアルされていました。

以前のバラの株が点々と植えられている状態からは、一新されて
います。
こちらも見る価値大です。

「花と器のハーモニー」は、今週末の6月4日まで。
開館時間は、9:30〜17:00です。


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特別展 茶の湯

東京国立博物館で行われている「茶の湯」展に行ってきました。

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茶道が日本の文化の根幹であることは、嗜まれない方でも認める
ところだと思います。
その名だたる名品の御道具類が一堂に会す展覧会です。
1980年以来、37年ぶりの大規模な展覧会ということで足を
運んでみました。

狙いは画像でしか見たことのない御道具を確認したかったのですが、
展示が発展の歴史に沿って整理されていたので、勉強になりました。

特に見学の方の注目を浴びていたのが、国宝「曜変天目茶碗」です。

金繕い 曜変天目茶碗

これは世界に3品しかないと言われていたのが、先般「なんでも鑑定団」
で4つ目が出たと鑑定されました。
それの真贋を巡って様々な専門家の方が異を唱えて話題になったのです。
4つ目とされる器と、出展されている曜変天目「稲葉天目」を比べて
みるのも面白いかと思います。(展示は5/7まで)

ゴールデンウィーク中ではありますが平日の今日は、なかなかの混雑
ぶりでした。
最前列で見ようとすると、列が進みません。
手際よく空いているものから見るとか、後ろから隙間を縫って見る
などした方が効率よく見学出来る状態でした。

曜変天目もそうですが、会期中に展示替えがあります。
ご覧になりたいものの出展日を確認してから、お出かけ下さい。
会期は6月4日日曜日までです。
金曜、土曜は20時まで延長されています。


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並河靖之 七宝展

東京都庭園美術館で行われている「並河靖之 七宝展」に行って
きました。

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並河靖之は明治時代の七宝家です。
近年、明治工芸への関心が高まり、NHKの番組などで作品をご覧になって
いるかもしれません。
今回の展覧会は没後90年を記念し、初期から晩年までの作品を集めた
初めての回顧展となっています。

黒い釉薬に映える緻密な花鳥風月が代表的なスタイルですが、晩年の
風景画に題材を求めた作品は悟りの境地すら感じさせます。

雅な作品が旧朝香宮邸である庭園美術館で見てこそ、その価値が
発揮されるようです。
会期が今週末の9日日曜日までなのですが、ちょうど入り口前の桜が
満開になっているかと思いますので、花見を兼ねてお出かけになるのも
良いかと思います。

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超絶技巧の作品は、画像の印象と違い小品が多いです。
細かいところまで、じっくりご覧になりたい方は、スコープの無料
貸出があるので、ご利用下さい。


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市川教室の特別講座終了しました

3月31日にNHK学園市川オープンスクールの特別講座が
終了しました。
多数のご参加を頂き、ありがとうございました。
皆様の熱気のあまりエアコンを切り、扉を開けるようでした。

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金繕いの歴史と修復工程の説明を参考作品をご覧頂きながら
説明致しました。
その後行ったのが「桜の花びら」の蒔絵です。
ご参加の皆様の作品を撮影させて頂いているのですが、都合上
一部の方のみご紹介させて頂きます。

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「桜の花びら」の蒔絵制作は何度も行っているのですが、毎回
発見があります。
今回は皆様、桜の花びら一枚一枚の完成度が高く、少ない枚数で
決める方が多かったのが印象的でした。

金繕い入門の本講座をご希望頂いた方もおられますが、市川教室は
2クラスあるにも関わらず両クラスとも満席で、キャンセル待ちを
して頂いています。
受講までお待ち頂けますよう、よろしくお願い致します。


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記念品になりました

先般、金箔を貼ったハマグリ貝の画像をアップして
いました。
何になるのか、いろいろ想像を呼んだようですが、
先日の出版記念パーティーでの記念品になりました。

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中は歌を書き、絵を描き添え、生藍染の絹で包んで、桐箱に
入れました。
中の様子は差し上げました招待客の方々のみのお楽しみと
いうことにします。

感謝の気持ちとして精一杯制作致しました。


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希望展 VOL.11

開催の度にご紹介してきたギャラリー砂翁の「希望展」も
11回目となりました。
作家の方々が「希望」をテーマに制作した作品を、リーズナブルに
販売。
売上金の一部を被災地で行われる活動の基金にしているものです。

まずは友人の大古瀬和美さんの作品です。

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このところ続いている手漉紙に鉛筆、墨、蝋を使った作品です。
原一菜先生によれば、モノトーンの作品は想像力を必要とする
高度な芸術だとか。
一枚一枚からイメージが広がる作品です。

その他、気になった作品を一挙にアップします。

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いずれもちょっとしたスペースに飾るのに最適な小品です。

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立体作品もバリエーション豊かです。
会期は3月15日(水)までです。
ギャラリー前にはオカメサクラも待っています。

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出版記念パーティー速報

今夕、原一菜先生主催で「金繕いの本」出版記念パーティーを
行って頂きました。

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場所はグラビア撮影を行った自由学園明日館です。
想定を超える方々にご出席頂き、本当にありがとうございました。

またお花もたくさん頂戴致しました。
ありがとうございます。
本当に幸せな1日でした。


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