カテゴリー別アーカイブ: 展覧会•イベント

漆の装飾と技法展

現在、根津美術館で行われている「初めての古美術鑑賞ー漆の
装飾と技法ー」展に行ってきました。

このような美術館の企画展の魅力は、実物で確認しながら技法を
整理できることだと思います。
漆の本を見れば基本の技術は解説されていますが、やはり実物で
拝見出来るのが一番です。
今回の展示もわかりやすく整理されていて勉強になりました。

私のもう一つの狙いは作品作りの参考になるものがないかという
ところにもあります。
こちらも得るところがありました。

根津美術館は海外の方から大変人気がある美術館なのだそうです。
竹林のエントランス、ゆとりのある展示、緑豊かな日本庭園は
海外では得られない魅力だと思います。

現在の展示は7月8日日曜日までです。
終了が迫っておりますので、ご興味のある方はお早めに!


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音楽に親しむ

昨日、今日と音楽に親しむ2日でした。
まず昨日はよみうりカルチャーセンター大宮教室のKさんが
所属している「三菱UFJ管弦楽団」の定期演奏会に行ってきました。
オーケストラの演奏を生で聴くのは久しぶりです。


会場のすみだトリフォニーホールに展示されていた
船越桂さんの彫刻「水のソナタ」

字幕付きの「くるみ割り人形」や「新世界」など、クラシックに疎い
私でも耳馴染みのある曲で、とても楽しめました。
音が空気の振動と共に伝わる感じ、たくさんの演奏家によって一つの曲が
奏でられる様子は生でなければ感じられないものです。

本日は映画「羊と鋼の森」を鑑賞。
本屋大賞を受賞した「音が聞こえる」と言われた作品が原作です。

青春映画や漫画原作の映画の印象が強い主演の山崎賢人ですが、悩みながら
成長していくピアノ調律師を好演しています。

特に大きな事件は起きないし、もちろんアクションもありませんが、美しい
静謐な映像でとても良い時間を過ごさせてもらいました。

どうもズルズルと24時間仕事状態にしてしまいがちな日常です。
音楽に親しんだ2日で、やっぱり心に栄養を与えなきゃと前向きに
考えました。


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ひらがなの美ー高野切

もう先月のことなのですが、東京国立博物館に展示されている
ひらがなの美ー高野切」展を見に行ってきました。

高野切とは「古今和歌集」を書写した現存最古の写本です。
平安時代の仮名の逸品で、仮名書の最高峰と言われています。
従来は紀貫之の書と言われていましたが、現在の研究では3人の
能書家が分担して書いたことがわかっています。

この展覧会では高野切において3人の書を比較した後、それぞれの
別の作品を紹介しています。
また類似した書風や同時代の名品を合わせて展示することで、より
3人の書の特徴がわかるようになっています。

今、私が臨書してるのは3人のうち、3種に分類される人が書いた
「粘葉本和漢朗詠集」です。
第1種の位も高く、落ち着いた円熟の書を書かれた人に近い感じですが、
高野切を書いた時は年齢が若かったようで、勢い余り飛んだり跳ねたり
する感じがあります。

臨書の際、使っているのは印刷のテキスト本なので、今回肉筆を見られた
のは、とても勉強になりました。
墨継ぎした時の墨の濃さ、渇筆と言われる少ない墨で書いた時の鋭さ
など、印刷ではわからない情報が把握出来ました。

本館特別1室のみの展示ですが、まさに穴が開くほど見てきました。
仮名書を勉強している方にはオススメです。
会期は7月1日日曜日までです。


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花と器のハーモニー2018

今年も横浜山手西洋館のイベント「花と器のハーモニー」に
出かけてきました。
先日の週末は毎日2,000人の来場者があり、大盛況のようです。
全体テーマは「彩光の7つの扉を開けて…」

◯山手111番館 The  Eternal  Rose

◯横浜市イギリス館 ブリティッシュレディーを夢見て

◯山手234番館 時空を超え暮らしに息づく花

◯エリスマン邸 色が織りなす百花繚乱、色香繚乱。

◯ベーリック・ホール 花と光のエレガンス

◯外交官の家 邂逅〜Kaikou〜木漏れ日の中で1/fゆらぎを感じて

◯ブラフ18番館 幸せをはこぶ扉

昨年末の「世界のクリスマス」については辛口批評をしてしまい
ましたが、今年の「花と器」は全体的にとても見ごたえがありました。
西洋館という空間を生かした装飾で、お花も生花がふんだんに使われていて、
本当に華やかです。
全体の雰囲気を撮ってもよし、クローズアップ撮影もよしの撮影が出来ると
思います。

私なりのベストを選ぶなら「ベーリック・ホール」です。
それぞれ場所でイメージの違う装飾がされており、館の中を散策する
楽しみがあります。
またちょっとした所にもきめ細かく装飾がされているのも好印象です。

話題になるのはエリスマン邸の志穂美悦子さんでしょう。
日本初のアクション派女優としての姿を覚えている方もおられると思いますが、
現在は結婚後に学ばれた花の世界で注目を浴びる存在になっています。
画像でもお分かりになるかと思いますが、ダイナミックな装飾はなかなか
ないと思います。

会期は今週末の10日までです。
横浜市イギリス館以外の館はスリッパに履き替えるので脱ぎ履きしやすく、
石畳の散策路が歩きやすいクッション性のある靴でお出かけになるのが
いいと思います。

隣接する公園も花がいっぱいです。
どうぞ横浜までお出かけ下さい。


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輝和美倶楽部 懇親会での展示

先日、1日講座を行った輝和美倶楽部さんの懇親会で作品の
展示をさせて頂きました。

「金繕いの本」の他、雑誌やWEBマガジンに紹介した物に未発表の
2作品を入れて10点展示させて頂きました。

輝和美倶楽部さんは、日本の文化を楽しみ、交流しながら体験できる場
(コミュニティクラブハウス)として設立されています。
ご興味がおありになる方々に見て頂けて、いい機会になりました。

また講座を計画していますので、決まりましたら、このブログでもお知らせ
したいと思います。

ところで会場は代官山駅近くの古い日本家屋を改装したスペースでした。
和のお庭と和洋折中になっている空間が素敵でした。
都会の代官山にぽっかり‘日本’が存在している様が、建物好きとしては
興味深々でした。


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アンティーク・レース展

現在、横浜そごうのそごう美術館で行われている「アンティーク・
レース展」を見に行ってきました。

レースはヨーロッパの歴史上、王侯貴族達の富と権力の象徴として
重要な価値を持っていました。
その中からレース全盛期の16〜19世紀のコレクションが展示されて
います。

もちろん金繕いにアンティーク・レースは直接関係ありません。
しかし精緻で繊細なレースは、展覧会のコピーにあるように「糸の
宝石」です。
何の分野であれ美しいものを見るのは、心を豊かにします。

レースのみの展覧会は稀有ですし、ご興味のある方にはオススメ
致します。
今では失われてしまった手仕事の美しい姿を堪能下さい。
会期は5月13日(日)までです。


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輝和美倶楽部の講座

日本の文化を楽しみ、交流しながら体験できる場(コミュニティクラブ
ハウス)として設立された輝和美倶楽部さんで講座を行いました。
会場は日本橋・コレド室町3にある橋楽亭です。

輝和美倶楽部さんスペシャルバージョンで、金繕いに関する座学の
あと、接着体験、金箔貼り皿の制作と充実した内容の講座でした。

撮影させて頂けた範囲で作品をご紹介させて頂きます。




ご参加の皆様はいずれも金箔を扱うのは初めての方ばかり
だったのですが、構図を決める「黄金分割」の考え方を
深くご理解頂き、完成度の高い作品を作り上げられました。

とても皆様楽しんで下さったようで、このところの準備の
頑張りも報われたようです。

今後も不定期で講座をさせて頂く予定です。
今回ご参加の方、また残念ながら参加が叶わなかった方、次の
機会にお会い出来るよう祈っております。


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ブックアート展vol.3

日本橋・ギャラリー砂翁で行われている「ブックアート展」に
行ってきました。
こちらには友人の大古瀬和美さんが参加されています。

8人のアーティストが「本」の概念や形態を広義に捉え、独創的な
作品を発表している展覧会です。

まず作家さんそれぞれの解釈が様々なことに驚きました。
本の形態自体がアートだったり、本の内容がアートだったり。
また8人のコラボレーションも素晴らしいです。
どれ一つとして同じカテゴリーがないのです。
これはギャラリーオーナーの審美眼の賜物と感じました。

こちらが大古瀬さんの作品です。
真ん中の円は「日」という意味の古代文字で、下方に見えるスタンプは
つなげていくと一つの言葉になります。
「呪文」というタイトルですが、何か静寂なぬくもりを感じるのは、
大古瀬さんが1点1点心を込めて制作しているからでしょう。

こちらも大古瀬さんの作品で、蝶型の豆本です。
呪術的意味がある三角形の羽を2枚持つ蝶というところに惹かれて
購入させて頂きました。

片手に収まる箱に入れられた作品は、まさに「掌中の珠」として
大切にしたいと思います。

会場では久しぶりに大古瀬さん本人にお会いし、たくさんのお話を
しましたが、大古瀬さんが作品制作で自分の気持ちをぶつけるのでは
なく、受取手のことを考えて作っているという話が心に残りました。
大古瀬さんの作品が心地よいのは、そのお気持ちが伝わるからだと
思います。

ぜひその作品を会場でご覧下さい。
会期は今月28日(土)までです。


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第27回 草木会

原一菜先生が所属している草木会の展覧会に出かけてきました。

草木会は、草木染の命名者山崎斌氏の遺志をついで、本来の技法
を守り、今日の生活にも適応した草木染の研究、及び普及を
はかることを目的としている人達の集まりです。
つまり本家本元の草木染めがご覧になれるということなのです。


前回の画像

草木染めというと地味なイメージが強いと思いますが、想像以上に
華やかな色彩が出ます。
それを各出展者が工夫を凝らして作品制作されておられますので、
ぜひ会場で説明を受けると良いと思います。

特に原先生は不可能と言われている野生種の紫染めをされています
ので必見です。

会期は3月25日(日)まで。
場所は銀座・大黒屋キャラリー7階です。


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希望展 vol.12

拝見する度ご紹介しているので、ご存知の方も多いと思います。
日本橋のギャラリー砂翁で開催されている「希望展 vol.12」を
見に行ってきました。


今回の展示は新しいアーティストの方が加わったり、新しいチャレンジ
をしている方がおられて、さらに作風のバリエーションが広がったように
思いました。

友人の大古瀬和美さんの作品です。
お庭の手入れで触れ合う自然のものをモチーフにされ、木工作家の
方とのコラボレーションで作品にまとめられました。

今までにない作品で「そう来たか!」と驚きもあり、大古瀬さんが
自然からパワーを得ている様子もわかって嬉しくなりました。

他に気になった作品をご紹介致します。



この展覧会は売上金の一部が被災地に灯りとして届けられます。
その為作品が大変リーズナブルな価格で販売されています。
いずれも家の中のちょっとしたスペースに飾るのに最適なサイズ
になっていますので、アートを購入することに抵抗がある方にも
チャレンジしやすいと思います。

今年もオカメサクラが満開です。
都内で最も早く咲く桜だそうで、濃いめのピンクは心が躍る感じが
します。


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