カテゴリー別アーカイブ: 日常の風景

プラモデル制作道具の活用

以前からプラモデル制作道具に使えるものが多いとブログに書いて
きました。
先日、NHK文化センター柏教室のHさんが面白いものを持って
来られたので、ご紹介したいと思います。

Hさんは他の教室でもなさっている方が多くおられる箸の塗り直しに
チャレンジなさっています。
箸を塗り直した場合、必ずどこかを固定して塗った部分を乾燥させる必要
があります。
それぞれ工夫して持ち帰られているのですが、Hさんがお持ちになったのが
プラモデル制作道具です。

こちらは先端にクリップのついた棒を固定させる紙製の台です。
中に巻きダンと呼ばれるダンボールの片面のないものが詰められています。
その穴に箸が固定出来るのです。
お帰りにはさらに固定した台を包むように紙袋に入れていかれました。

この他、発泡スチロールとか巻きダンで包むとか色々な方法があります。
新しい方法を見つけられたら是非お教え下さい。


カテゴリー: 基本のき, 日常の風景 |

第4回生藍染め大会2019

先日残った藍の葉で今年最後の生藍染めを行いました。
来年、赤系の色を重ねて紫色を染める為の実験です。

画像の布はピンク色の絹端切れを頂いたので、それに生藍染めを重ねて
みたものです。
なんとなくピンクが感じられる程度で、生藍の方が勝っています。

「藍下」という言葉があるそうで、それは藍が隠蔽力の強い染料である
ことから先に染めておかなければならないという意味なのです。

ピンク色の端切れが青色になってしまったのも道理で、紫色を染める
為には藍が先ということになります。

最後の生藍染めで青色に染めた生地を用意出来ました。
これで次は赤系の色を重ねて紫色を目指します。


カテゴリー: 日常の風景, 植物•スケッチ |

著名盆栽鉢の金繕い

個展開催前に盆栽鉢の金繕いを納品していました。
いずれも著名な作なので持ち主の方に了解を得て、ご紹介しようと
思います。

まずは徳川家に繋がる四国の藩主の方の持ち物だった楕円型の鉢です。
ひびが2本と破片の接着を行いました。

破片は一度接着剤で接着されていたのですが、これがズレていました。
これを剥離し、接着し直して欠損を埋めて金泥で仕上げてあります。

名工ではなく素人の作ではないかという鉢の鄙びた味わいと金泥が呼応して
見所になったのではないかと思います。

次は葛明祥の大型の楕円型の盆栽鉢です。
ひびが入っていたのを止め直し、金泥で仕上げました。

葛明祥は、清朝乾隆・嘉慶年間(1736年-1820年)に活躍した宜興窯の陶工
です。
濃い青の特徴的な流れや濃淡のある海鼠(なまこ)釉の陶器を製作しました。
「葛明祥造」の印が底にある盆栽の盆や鉢、急須、花瓶、火鉢などが造られて
います。

こちらもご自身で接着剤を流し込み、パテで溝を埋められていました。
しかし接着剤は全くひびに入っておらず、パテも劣化してボロボロになって
いました。

2つ共、歴史のある盆栽鉢なので、金繕いの際の注意点として汚れを落とさない
ようにということがありました。
あらゆる手段を使って経年の味わいを残しましたが、持ち主の方がひびを止める
ため接着剤を流し込んだ際に剥がれてしまった物は元に戻すことは出来ません
でした。

金繕いというと食器のイメージが強いと思いますが、同じ陶磁器である鉢も修復
可能です。


カテゴリー: 日常の風景, 骨董 |

生徒さんの作品

個展会場で好評だった一つが生徒さんの作品画像を貼ったパネルです。

これはブログでも紹介している生徒さんの作品の中から加飾をされている方、
画像として金繕いの箇所がわかりやすい方の作品を90点選んで制作して
あります。

スペースの関係上90点と限りがあった為、撮影させて頂いた全ての作品が
ご紹介出来ずに大変残念でした。
ご紹介出来なかった方には大変申し訳なく思っております。

集大成しますと圧巻だったこともあり、写真集にして欲しいなどのご要望を
頂きましたが、現在のところ予定はありません(笑)

また台風の影響や体調不良などの理由で会場にお越しになれなかった方から、
工房まで出向くので作品を見せて欲しいとか、ブログで紹介して欲しいとの
ご要望を頂いておりますが、こちらも考えてはおりません。

と申しますのも会場に来て下さった方は万障お繰り合わせ頂いたのはもちろん、
台風後交通が十分に回復していない中、電車が止まっては進む状態でも
お越し頂いた方など一方ならぬご苦労の上来て下さった方がおられるのです。
そのような方がおられるのに安易にブログに掲載することは出来ません。

展覧会は一期一会。
例え台風でも同じ機会は得られないとご理解頂けたら幸いです。


カテゴリー: 日常の風景 |

第3回生藍染め大会2019

今年3回目の生藍染めを行いました。

1年草の藍はそろそろ終わりを迎える時期になっています。
本来は9月末に染められるコンディションだったのを、個展の関係で
今日まで延びてしまっていました。
かなり葉の状態が良くなかったのですが、右の青は良く染まっています。
左側は1回目の染めで色が浅かったのを、さらに染め重ねました。

今年の生藍染めは個展の際に使う敷き布を染める目的で行っていました。
狙い通り先般の玉ねぎ+生藍青で緑色に染まった分も含めて、大活躍
してくれました。
個展をサポートして下さった方から、自然の草木染めなので違う色でも
とても合っていると指摘がありました。
全くその通りで、自然の力を再認識しました。

もう1回分くらい染められそうなので、近日また行う予定です。
これらは来年、赤系の色を重ねて紫色が染められないかとチャレンジする分
です。
きっとこれも今までの色と合う色になるはずです。


カテゴリー: 日常の風景, 植物•スケッチ |

個展終了しました

昨日、個展が終了しました。

大型台風が襲来ということで予定を早めたり、交通機関の回復を狙って
ご来場頂き、最終的に222名様もの方にご覧頂けました。
深く感謝申し上げます。

自分が想像していた以上に来場の皆様に喜んで頂き、これほどの喜びは
ありません。
頑張って良かったの一言です。

個展開催においては設営・撤収、受付とたくさんの方にサポートして
頂きました。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。
ご来場の皆様の喜びは皆様のものです。

残念ながら日程の調整が出来なかったり、交通機関がどうにもならなかった方
から次の機会をと言って頂いておりますが、あまりの満足感のために今後の
ことは白紙です。


カテゴリー: 日常の風景 |

ギャラリー サイト青山

個展を行うギャラリー「サイト青山」ついて、ご紹介したいと
思います。
地下鉄・青山一丁目駅から徒歩5分という好立地にありながら、住宅街
の隠れ家的存在です。

木製の門扉が印象的な入り口ですが、決して大きくはなく看板も派手には
作っていないので、見落としのないよう、ご注意を!

門扉を入り路地を進んで右手に建物入り口があります。

私がお借りしたのは、手前のA室です。
これが金繕いの作品でどうなるのかはお楽しみに!

このサイト青山は西登戸の教室をお借りしているKさんから教えて頂きました。
個展の経験もあるKさんは、ギャラリー選びはフィーリングだとおっしゃいました。
まさにサイト青山も私にとっては「これだ!」という印象があったのです。

昨年末からぼんやり個展が開けたらいいなぁくらいののんびりとした感じで
場所探しを始めたのですが、見学に行った先は決め手に欠けていました。
サイト青山は駅から近いという立地の良さと隠れ家的な雰囲気が狙いの
感じだったのです。

途中の目印がタワーマンションくらいなのですが、ご来場の方には「なるほどね」
と納得して頂けると思います。


カテゴリー: お知らせ, 日常の風景 |

個展を行います2019

すでに金繕いの教室にご参加の方にはご案内をお渡しし始めておりますが、
「白鳥由加利の仕事 金繕い作品展」と題しまして個展を行います。

10月9日(水)〜13日(日) 11:00〜18:00
(初日 13:00〜/最終日 〜15:00)
場所:サイト青山
(地下鉄銀座線 青山一丁目から徒歩5分)

「金繕いの本」、雑誌に掲載した作品から出展する他、今まで作りためた作品を
展示致します。
欠損の美しさを生かしたもの、蒔絵を加えて新たな魅力を加えたものなど多数
用意しておりますので、お出で頂けたら幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。

<白鳥 在廊日>
10月10日(木):全日
11日(金):午後2時半以降
12日(土):全日
13日(日):全日(〜15:00)


カテゴリー: お知らせ, 日常の風景 |

鮮やかな緑に

先週、玉ねぎ染めで鮮やかな黄色に染まった布に生藍染めを重ねて
みました。

目にも鮮やかな緑色に染まりました。
画像奥にあるのが生藍染めの1染目で青色に染まったものです。
比較して頂くと色の違いがわかるかと思います。

実は玉ねぎ染めの段階で原一菜先生に相談したところ、玉ねぎ染めは
強いので、生藍染めが負けるのではないかと言われていました。
惨敗覚悟で染めてみたところ、このような嬉しい結果になったのです。

これで赤系が染められるようになれば、紫色を得ることも夢ではなくなり
ました。


カテゴリー: 日常の風景, 植物•スケッチ |

色校正ふたたび

「金繕いの本」の色校正の依頼が来ました。
色校正とは主に画像のチェックを行う作業です。
2016年の10月以来の作業です。

なぜまた「金繕いの本」の色校正を行なっているのか、もうしばらく
しましたら詳細がお話出来ると思います。

少々お待ち下さい。


カテゴリー: 日常の風景 |