カテゴリー別アーカイブ: 日常の風景

玉ねぎの皮 収集中

玉ねぎの皮で草木染めをすると、綺麗な黄色に染まります。
原一菜先生の同時媒染を試して見るべく、玉ねぎの皮を
収集中です。

若干、意図して使っているところもありますが、結構溜まるものです。
実験するのが楽しみです。


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リバティープリントの筆入れ

それぞれの方の工夫が楽しい筆入れのご紹介です。
今回はよみうりカルチャーセンター大宮教室のSさんのお作りに
なったものです。


生地はリバティープリントのラミネートのものです。
こちらはユザワヤなどで筆入れを作るには十分なサイズの端切れが
販売されています。
あとは縁を始末するバイヤステープがあれば準備完了です。

お手製の筆入れの良いところは、自分が入れたいもののサイズを測って
ちょうどいい大きさに作れるところです。
中の画像にあるようにフラップをつけて、穂先を保護出来るように
Sさんは工夫されています。
持ち運びの際には、縁につけた紐で巻いて止めます。

リバティープリントは華やかで、作業するテンションが上がりそうです。
さらにラミネート加工で耐水性と汚れが拭えるところもメリットではない
でしょうか。

10月から金繕いを始められた方は、道具をどんな形でまとめようか
考えておられる頃だと思います。
是非参考になさって下さい。


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盆栽鉢ようやく返却

今年5~6月に発売された雑誌「盆栽世界」に盆栽鉢の金繕い
ハウツーを掲載して頂きました。
実は雑誌上では完成状態の画像があるのですが、私としては気に
入っておらず、修正の作業を続けていました。
それがようやく完成して、返却の運びとなりました。


割れた鉢を接着、内側に補強(縁に欠けあり)


欠け+ひびの鉢

雑誌「盆栽世界」をお持ちの方は見比べて頂くと、少し形が違うのに
気がつかれるかと思います。

何が気に入らなかったかというと、ハウツーの撮影の流れで仕上げを
行なっていたので、どうしても完成度が低くなってしまっていたからです。

幸い鉢の持ち主の方が気長に待って下さったので、より良い状態で返却する
ことが出来ました。
これでようやく完全に肩の荷が下ろせました。


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おむすびと大切なことをむすぶ人

このブログでも度々ご紹介している「おむすび まるさんかく」の店主
大倉千枝子さんが本日発売の雑誌dancyuに紹介されました。

内容は大倉さんがお店で出しているものを素材から関わって入手していること、
18年にもなる食育活動について取材されています。

大倉さんは近年、雑誌の取材はもちろん、テレビにも出るようになられましたが、
私は1/4世紀を超えるお付き合いの中で、大倉さんの今までの足跡が決して
平坦ではなかったことを知っています。

時代が追いついて来たと言えば簡単ですが、大倉さんが一筋に追求して来た
おむすびを通して食を考えるということが今まさに求められている姿なのだと
思います。

儲けではなく素材を想い、食を想い、人を想う唯一無二の心のあり様が周囲の
人を惹きつけるのだと感じています。

この記事をご覧になった方は是非食べてみたいと思われると思いますが、
お店以外の活動がますます多くなるということで、この10月9日から完全予約制
になるそうです。
でもお店は幻ではないので、予約をチャレンジしてみて下さい。


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ハマグリ貝磨き

毎年、何らか経験のないご依頼が入って来ます。
今年は雑誌「盆栽世界」の盆栽鉢の金繕いハウツー撮影から
始まり、締めは貝合せになるようです。
全く偶然ですが、違うところから10月、12月とご依頼頂きました。

現在10月の講座に向けて準備中です。
上の画像はハマグリ貝を磨いている途中のものです。

講座としては貝の内側に金箔を貼って頂くものになります。

ところで先日も質問を頂いたのですが、ハマグリ貝は2枚貝なので
合わさった状態で1個と数えます。
よく誤解があるのが、片貝を1枚と数えて1個を2枚と数える方が
おられるのです。

ハマグリ貝には古来から日本人が色々意味を見出して来ました。
そのような知識も合わせて学べるのが「貝合せ」の講座です。


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マグカップ後日談

先般ご紹介しましたNHK文化センター ユーカリが丘教室の
Mさんの作品が持ち主に返却された後日談が入って来ました。

予想通り大変喜ばれ、ご自宅での画像が送られて来たそうです。
それを転送して頂きました。

ソーサーに乗せられた状態を初めて拝見しましたが、ソーサーに黄色が
入っているので、より金泥の仕上げとマッチしています。
また把手の背景にソーサーの薄紫が見えるので、マグカップ単体より
補色対比が際立つように思います。

奥に色違いのセットが写っていますが、日常にはこちらを使われて、金繕い
したセットは特別扱いになったそうです。

何より嬉しかったのが持ち主の方が金繕いに興味を持って下さったことです。
完成した実物を手に取って、破損が直る以上のものを感じて下さったのだと
思います。

どうぞ末長くご愛用下さい。


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説明は難しい

講師を始めて今年で12年になります。
現状に甘えることなく常にレベルアップを図っていますが、本当に
言葉は難しいと感じています。

金繕いの初心者が出会う言葉が「目止め」「ひび止め」ですが、同じ
「止め」が入っているせいか、間違って覚えてしまう方が多いのです。


目止めをしているところ

どんな世界でも同じところはあると思うのですが、言葉は覚えるしかないかと
思います。
車の運転には道路標識を覚えますし、英会話をしたいと思ったら単語を覚える
ようなものです。

また同様にご指摘があるのが「流れがわからない」と言うものです。
これはある程度説明しているのですが、やはりご自身で実感しないと腑に落ち
ないと思います。

私が金繕いを習い始めて腑に落ちた瞬間は、ひびに弁柄を塗り重ねていたものを
削った時でした。
綺麗にひびの亀裂の中に弁柄が入って欠損が埋まったのを見て「なるほど。
埋まればいいのね。」と理解しました。

金繕いの講座にお出で頂いている方それぞれに、そんな風に腑に落ちる瞬間が
来るよう精進したいと思います。


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青いバケツ

今春、学生時代の恩師T先生の訃報に接しました。
T先生はデザインした作品がニューヨーク近代美術館のパーマネント
コレクションに収蔵されるなど実績もある素晴らしい先生なのですが、
学生の間では厳しい先生として知られていました。
私など卒業制作の指導教官にT先生が決まった時は「どうしよう。」と
うろたえてしまった口です。

しかし実際指導して頂くと制作の本筋は全てOKを下さり、検討が薄い
部分についてはご自分のネットワークを惜しげも無く使ってレベルアップを
計って下さいました。

思い出深いのは卒業の謝恩会の2次会でくつろいだ雰囲気の中、今後の
自分の目標として「日本の家庭から青いバケツをなくしたい。」と
おっしゃっていたことです。

当時、日本は大量生産大量消費の時代で、家庭にあるバケツといえば青と
相場が決まっていました。
T先生のお考えになっていたことは、まだまだインテリアという言葉が日本人に
とって馴染みがない時代に、生活する空間にデザインという感覚を根付かせたい
ということだったのだと思います。
それを青いバケツと象徴的におっしゃられたのでしょう。

T先生がお亡くなりになった年齢から計算して、私が学生だった時の先生の
ご年齢が今の私と同じくらいだとわかりました。
私はT先生のように大局的な視点を持てているだろうかと省みると、まだまだ
幼稚だと思わざるを得ません。
どうやら恩師はいつまでも恩師のようです。


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原先生の草木染め講座

今日は原一菜先生の草木染め講座に助手として参加してきました。

画像は10年程前に受講した時に染めたものです。
アカネ、玉ねぎ、栗などを素材としています。

原先生の草木染めは同時媒染という方法で、一度に染めと媒染を
行ってしまう合理的な考え方です。
植物の自然の力を引き出して、無理な媒染はしないというスタンスに
とても共感しています。

今年、藍の生育に失敗して、他の方法でも染められるようになりたい
と思ったのが今回の参加理由でした。
いろいろ実験して生藍染めにプラスすることで染められる色を増やして
みたいと思っています。


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拭き漆大会 第2回目

先月から行っている、よみうりカルチャーセンター大宮教室での
拭き漆大会の第2回目です。

参加されたSさんの作品を撮影させて頂きました。
ケヤキの茶托です。

無塗装だったもので水シミが出来ているものすらあったのですが、
見事拭き漆で蘇りました。
2回目ではありますが色味が気に入られたので、これで終了とされる
そうです。

Sさんはこの他、日常で使っているものも拭き漆されたのですが、こちらも
漆の色が入っただけで高級感が増していました。
そんな風に漆に親しんで頂ければ大会の目標は達せられたと思っています。

ちなみにマンゴー(ウルシ科)ですらカブレるSさんを含めて、参加した方は
全員かぶれていません。
日常生活を送っている方に「漆はかぶれるもの」であってはならないと考えて
います。


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