カテゴリー別アーカイブ: 日常の風景

若柳の水羊羹

八幡にある和菓子の名店・若柳に水羊羹を買いに出かけました。

創業47年。
和菓子における卓越した技術が認められ、厚生労働大臣から
「現代の名工」として表彰されています。
茶道をなさっている方なら、ご存知かと思います。

狙いの水羊羹です。
すでにカットしてしまった画像で失礼します。

良い材料を使っているのがわかる自然な味。
甘過ぎず、滑らかな喉越しで涼しくなりました。

なぜ若柳を知ったかというと、言語学者の金田一秀穂先生の
水羊羹が美味しいのでオススメ!というコラムを読んだからなのです。
お嬢さんがこちらで和菓子職人の修行をしておられるとか。

季節を表現した上生菓子です。
10日置きに入れ替えるお菓子は、筆と水彩絵の具でデザインされて
いるそうです。
今度はこちらを購入したいと思いました。

JR本八幡駅からは徒歩15分。
京成八幡駅からの方が10分と近いです。
特に目印のない住宅街を歩いていくので、場所はしっかり確認
してからお出かけになるのをお勧め致します。
水羊羹を購入される方は、保冷剤と保冷バッグ持参が良いかと
思います。


カテゴリー: 日常の風景 |

白生地 爆買い

藍の生育が順調過ぎて、プランターのキャパシティーを
オーバー。
その結果、茎の真ん中あたりの葉が予想通り枯れ始めました。

切り戻して葉を乾燥させて、時間の余裕がある8月下旬まで
生藍染めは見送ろうと思っていたのですが、緑が濃くて
いかにもいい色に染まりそうな葉を乾燥させるには忍びなく
なってしまいました。

それで思い切って今週末に生藍染めを決断。
今日、染物道具の誠和さんに白生地の買い出しに行って来ました。

ストールに仕上がっているものと端切れを購入。
セールでお買い得になっていたので、爆買い状態です。

まずは去年、浅い色になってしまった風呂敷と、以前染めたものの
染め直しをして、今回購入の白生地を染めます。

いろいろ慌ただしいけれど、やっぱり楽しみです。


カテゴリー: 日常の風景 |

塔の家

建築に詳しい方ならご存知かと思います。
「塔の家」を久しぶりに確認してきました。
場所は神宮前、ワタリウムの斜め前にあります。

1966(昭和41)年 竣工。
建築家・東孝光氏が自宅兼事務所として建築されました。
敷地はわずか6坪弱(20平米)、7畳ほどの床面積です。

しかしこの建物は日本の建築史に残る偉大な「狭小住宅」です。
地上5階、地下1階ですが、玄関以外に扉、間仕切りがありません。
狭小住宅のはしりとして、一つの回答を提示しています。

現在は一人娘の建築家・東利恵先生が住んでおられます。
先生によれば一つの空間に繋がった家で、家族の気配を感じながら
育ったとか。

街路樹の影に建っている「塔の家」のコンクリート打ちっ放しの
外観は、築51年を経て古材のような趣になっていました。


カテゴリー: 日常の風景 |

お礼の品

ゴールデンウィークあたりから少しずつ制作していた貝合わせが
完成しました。

これらは出版記念パーティーに合わせてお祝いのお花や品を
頂いた方へのお礼として作っていました。
お会いできる機会にお渡ししていく予定です。

お気遣い頂いて本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。


カテゴリー: 日常の風景, 貝合わせ |

鳩山会館に行く

東京・音羽にある鳩山会館に行ってきました。
元内閣総理大臣の鳩山由紀夫氏の実家です。


鳩山会館は大正13年、関東大震災の翌年、元々この地に木造の
自宅があったものを改築し、コンクリートを使った洋館として
建築されました。
設計は岡田慎一郎。
東京・丸の内の明治生命館の設計で知られる建築家です。
外観はイギリス風。


内部はアダムスタイルという18世紀後半のイギリスの古典的な
様式で作られています。
軽快で優雅なことが特徴です。

ここまで書いてくると洋風に徹した洋館のように感じられるかと
思いますが、1階の4室とサンルームが一体につながるように
なっていたり、開口部が引き戸だったりと和の手法が使われています。
これがこの建物が開放的と感じる要因になっています。

もう一つ特徴的なのが、随所に使われているステンドグラスです。





日本初のステンドグラス作家・小川三知氏によるものです。
特に一番最初にUPした階段室のものは外側に彩色、内側に黒枠と
二重になっている珍しい構造をしています。

今まで各地の洋館建築を見てきましたが、生活していた所有者が
存命しておられ、かつ知っているというのは初めてです。
「お邪魔します。」という気分で見学してきました。

一時は取り壊しも考えたというくらい痛みがひどかったようですが、
著名な建築家の設計であり、政治の舞台にもなった建物を修復、保存
される道を選択されました。
これを鳩山家個人で行っているのは、大変なことだと思います。
ですので建物紹介のVTRが少々お家自慢になっているのは、ご愛嬌
でしょう。
将来建物が何らかの公的認定を受け、保存され続けることを希望
します。


カテゴリー: 日常の風景 |

ガチャガチャでピンズ

先日行ったブリューゲル展でうっかりガチャガチャをやって
しまいました。


ブリューゲルの版画から取り出したキャラクターが7種類、ピンズに
なっています。
当たったのが「七つの大罪」という連作から《大食》というものです。

もう少し可愛いのが当たるまで粘れば良かったのでしょうが、ちょっと
残念な感じです。
でもこの《大食》、何かの啓示かもしれません。
教訓として有難く思うことにしました。

ブリューゲルの奇怪なキャラクターは、キモ可愛いとでもいうのでしょうか。
ミュージアムショップではたくさんの商品が並んでいました。
成田空港では海外の方にガチャガチャが人気というニュースを見ましたが、
小銭処分と言わなくても魅力があるのがわかるような気がしました。


カテゴリー: 日常の風景 |

使えない

郵便局に行くたびに、ついつい覗いてしまう記念切手。
切手趣味週間 「燕子花図屏風」です。

根津美術館蔵 尾形光琳筆の右隻、左隻が分割して切手になっています。
とても綺麗だったので購入。
しかし、これは使えない!


カテゴリー: 日常の風景 |

「金繕いの本」が出来るまで9

昨日、プロセスページのデザインを決めたところまで
書きました。
今日は原稿を書いた話をアップしたいと思います。

金繕い 金継ぎ 原稿

本が発売になった時「ゴーストライターはいません。」とジョーク
を言っていたのですが、原一菜先生に書いて頂いた序文以外、全ての
原稿は私自身が書いています。

実は私は途中まで原稿を誰が書くのかわかっていませんでした。
それがグラビアの撮影が終わった時にY編集長から
「白鳥先生、次はWord起こし(原稿作成のこと)ですね!」と
言われて、ようやく理解したのです。

普段ブログを書いていて、文章を書くのは慣れているから大丈夫と
励まして下さった方もおられたのですが、それと本の原稿は別世界
でした。(涙)

一番困ったのが「文章を開く」ということです。
これは5大新聞社が出した基準に出版業界がならったもので、簡単に
いうと誰もが読みやすい形に文章を変えるということです。

例を挙げると、
その為→そのため
出来る→できる
言う→いう
下さい→ください
のようになります。
これを漢字をひらがなに変えればいいのかと思えば、
〜しやすい→〜し易い
になったりします。

原稿はまず自分で文章を書き、原一菜先生のチェックを受けて修正。
さらにY編集長のチェックを受けて、確認した上でブックデザイナーの
平野さんへ送るを繰り返しながら、進めていきました。

弱音を言ってしまえば、これを通常の講師の仕事をこなしながら、
厳密に決められている締め切りに間に合わせなければならないのは
本当に厳しかったです。
Y編集長から、いい文章を書くには一晩ぐっすり眠って、翌朝見直すと
良いとアドバイスをもらったのですが、そのような余裕は一切ありません
でした。
睡眠時間を削り、原先生の助手に入っている講座を休みとギリギリの
工夫をして何とか締め切りに間に合わせたのです。


カテゴリー: 日常の風景 |

「金繕いの本」が出来るまで8

前回はグラビア撮影したところまで書きました。
いよいよ内容が具体的になっていきます。

–¼Ì–¢Ý’è-8

まず始まったのが、プロセスページのデザイン決定です。
プロセスの撮影時には打ち合わせしていて、お願いしたのが
「シンプルで見やすいこと」というコンセプトでした。
デザインのスタイルとしては「モダン」とお願いしています。

提案があったのが出版されたものと、ほとんど変化はありません。
大きく変わったのが、色を使わずモノトーンにしたことでしょうか。
これは文章の感じからすると色味がない方がよいというY編集長から
の提案に従ったものです。
結果は大正解で、大人の方の鑑賞にも耐えるものになったと思って
います。

省いてもらったのが、
after部分
完成部分

といった表現です。
少々照れがあったからなのですが、大人の鑑賞に耐えるという
意味では正解だったと思います。

出版後、プロセスページをご覧になって「白鳥先生らしい!」と
褒めて下さった方がおられたのですが、これは本当に嬉しい言葉
でした。
「シンプルで見やすいこと」というコンセプトが、私らしいという
ことでもあったからです。


カテゴリー: 日常の風景 |

お祝いランチ

学生時代の友人が、出版のお祝いにランチ会を開いてくれました。
最後のデザートがこれです。

デザート

感動(涙)

もう「ちゃん」という年齢ではないけれど、それは青春のひと時を
共に過ごした同級生ということで。
会話をしていても、お互い「ちゃん」付けですから。

気持ちはその頃に遡り、同じ分野を勉強した仲ですから会話も
弾みます。
本当に楽しい時間を過ごしました。

金繕い 金継ぎ ボックスフラワー

さらにプレゼントしてもらったのが、ニコライ・バーグマンの
ボックスフラワーです。
ニコライのセンスは、とても素敵だと思っていたので、嬉しさ
倍増。
色の選択も私の好みに合っていて、さすが同級生です。

出版作業は大変でしたが、代わりに色々な喜びを連れてきて
くれました。


カテゴリー: 日常の風景 |