カテゴリー別アーカイブ: 植物•スケッチ
トクサ 肥料やり
トクサは基本的に肥料をやらなくてもよいとされています。
私の経験上の感覚ですが、鉢植えに関しては肥料をある程度やった
方がよいと思います。
苗で購入した年や、地植えの物をもらった年は、苗自体の力で
大きく育ちます。
しかし翌年以降は肥料をやった方が、しっかり育つようです。
現在我が家のトクサは、藍と一緒に肥料をやっているので、まあまあの
状態に育っています。
これは秋になって気候が落ち着いた影響もあるかと思いますが。
使用している肥料は「ハイポネックス」です。
適宜希釈し、1週間に1度くらいで十分かと思います。
新芽のトクサ
トクサの刈り取り時期についての質問が多くあります。
春に新芽として出たトクサは柔らか過ぎるので、今刈り取っても
道具としては使えません。
試しに強風で折れてしまった新芽を乾燥させてみました。
画像奥に写っているのが、新芽です。
手前に写っている緑色が残っているのが、年越し後に刈り取った物です。
ご覧になってしっかり度が違うのがおわかりになるでしょうか?
今春出た新芽は、少なくとも秋以降、地植えの方は年越しして2月〜3月
で刈り取るのをオススメ致します。
色を気にされる方も多いのですが、刈り取り後1週間乾燥してあったら
枯れ色でなくとも構いません。
適切な手順で、よりよい道具を手にされて下さい。
花穂をとる
第1回目の生藍染め以降、再び成長している藍ですが、花穂が
出始めました。
植物として当然ですが、花穂が出ると栄養はそこに集中してしまい
ます。
そこで花穂をとることにしました。
最初の葉は大きく育ちますが、2回目以降は葉の大きさがどうしても
小さくなります。
葉を大きくするためには、致し方ない決断です。
種を採る場合には、花穂を一部残しておいてもよいかと思いますが、
今年種苗メーカーから購入した種から育ててみて、やはり大きく
育てるのであれば、購入した種の方がよいという結論に至っています。
種を採ることは考えず、全ての花穂をカットする予定です。
藍 再成長中 2015
9月6日の生藍染め大会の際に刈り取った藍ですが、順調に
再成長しています。
11日前の刈り取り後と比べると、よくわかります。
今日のように1ヶ月も気候が先に進んでしまうと心配になりますが、
明日からまた回復するようなので、更なる成長に期待したいところ
です。
出来れば10月の上旬に2回目が行えればと考えています。
2015 第1回生藍染め大会
今年初めての生藍染め大会です。
藤那海工房土曜日クラスの方々と行いました。
出来上がった染液に染めたいものを浸します。
ムラが出来ないように動かすのがポイントです。
今回は紙染めにもチャレンジしました。
初めてのチャレンジで、どんな感じになるのか探り探りでしたが、
それぞれ個性的なものが出来上がりました。
大きな枝を刈り取ってしまったあとの藍です。
プランターに植え替えて、しばらくたったくらいの大きさになりました。
8月は前半は酷暑が続く日々でしたが、後半一気に涼しくなりました。
藍もお盆明けくらいまでは青々とした葉がついていたのですが、気温の
低下と共に葉の色が悪くなり、大量に黄変してしまいました。
今回の生藍染めで、量が確保出来るか不安だったのですが、余裕で
3回分+紙染め1回分が取れました。
しかし色味に関しては少々淡いようです。
昨年葉の勢いが今一つの状態で染めたところ、やはり淡めに染め上がり
ました。
藍自体の生育状態が染め上がりに反映するとわかったのです。
今年も具合が悪くなってからの染めだったので、淡めに仕上がったの
かもしれません。
今回4人で染めてみて、様々な生地で制作したところ、生地によっても
かなり仕上がりの差があることが理解出来ました。
経験を積み重ねれば、生地によってどのように染まるのかわかるように
なるかもしれません。
まだ白生地を残しているので、何とか藍に成長してもらい、もう1回
くらいは染めたいと考えています。
藍 ジャングル化 2015
渇水の結果、茎の真ん中あたりの葉が落ちてしまった藍ですが、
その後少しずつ回復しました。
現在は丈も、径も大きくなり、ジャングル化してきました。
今年の生藍染めは、9月第1週に予定しています。
もう少し葉が増えてもらいたいので、肥料の回数を増やしています。
青汁のような染液から、色鮮やかな青が出てくる時の感動を
参加予定の方々に味わって頂けるのが楽しみです。
花材 ミズヒキ
先日花活けのお稽古を行った植物が興味深いものだったので、
ご紹介したいと思います。
タデ科の「ミズヒキ」という植物です。
藍と花が似ているとは思ったのですが、同じタデ科でした。
花穂です。
名前の由来は花びらに見えるがくが、赤白のツートンになることから
祝儀袋の水引に見立てたそうです。
がくから延びている白い物は、めしべです。
ひなびた風情が茶花にピッタリですが、これは自然に生えている
状態から枝振りを剪定したからです。
私は、この剪定がまだまだ思い切って出来ません。
そのためには仕上がりのイメージが出来、コンセプトが出来て
いないと駄目だなぁというのが反省点です。
藍 渇水する2015
順調に育っていた藍ですが、長雨が明けたあとに渇水させて
しまいました。
上から見ると問題ないように見えます。
しかし横から見ると、根元と枝先には葉があるものの、中間の葉が
なくなっています。
この部分が枯れてしまったのです。
現在は直射日光の当たらない場所に避難し、朝夕2回の水やりを
行ったところ、何とか葉が枯れる率が下がりました。
葉が枯れてしまった中間部分も、新芽が出だしています。
今年は藤那海工房 土曜日クラスで生藍染め大会を計画しています
ので、生育状況には責任があります。
この暑さで渇水し、野菜が高値になっているとニュースがありましたが、
頑張って育てて良い状態にもっていきたいと考えています。
藍 食べられる2015
藍に恐れていた虫害が発生。
何者かに食されてしまいました。
植物に詳しい方や、園芸店で相談して、葉の縁からかじられているので、
いも虫タイプの虫の可能性が高いと判明。
(ナメクジは丸く穴を明けるそうです。)
土に蒔く顆粒タイプと葉にスプレーするタイプの2種類の薬剤を
投入。
効果が出ることを祈ります。
藍 ぐんぐん成長中2015
この前植え替えをした藍が、あっという間に大きく成長しました。
この時期の藍は、毎日「大きくなってる」とわかるくらいの成長振り
です。
ただ虫にとっても美味しい時期なので、葉裏のチェックは欠かせません。
生藍染めが出来るのが、8月末から9月上旬。
まだまだ大きくなります!