日別アーカイブ: 2013年9月5日

箔合紙と箔打紙

金箔のあしらいの練習として行っている『貝合わせ』のカリキュラムで
質問が多いのが、箔合紙についてです。
よく「油取り紙になるものですね。」と言われるのですが、完成した金箔の
間に入っているのは箔合紙で、油取り紙にはなりません。

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箔合紙とは金•銀箔を保存し、1枚ずつはがしやすいように間に入れて
いるものです。
三椏紙で、岡山県津山市の上横野が最大の産地です。

一方、箔を打ちのばす時に使われるのが箔打紙です。
これが油取り紙になります。

箔打紙

雁皮紙で、名塩の鳥子紙がよく知られています。
箔打職人さんがそれぞれで灰汁、柿渋、鶏卵を混ぜた液に浸けて
仕込んだものを使います。

金箔を貼り終わると箔合紙が残りますが、いろいろ転用が出来ます
ので、取っておかれるのをお勧め致します。


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