以前のブログでご紹介しましたが、ハマグリの稚貝は
『ゼンナ』と表示される場合があります。
貝合せの講座用に、このゼンナも磨きました。
稚貝なので表面の皮膜や蝶番のところも柔らかく、大きい貝よりも
簡単に磨けます。
金箔を貼ったあとは、わさびをのせてお刺身に添えたり、珍味を
のせたりすることも可能ですし、箸置きにしても食卓が華やかに
なるかと思います。
ただし金箔を貼る場合には、小さいが故の工夫が必要です。
教室で確認の上、着手下さい。
ところでハマグリ貝磨きの手順について、戸惑われている方が
いらっしゃるようですので、改めて出だしの手順をご説明致し
ます。
購入なさったら、冷たい出汁でゆっくり加熱して下さい。
(急加熱すると貝殻が割れます。)
貝が開いたら、そのまま出汁の中でゆっくり冷やします。
その後1ヶ月、水に浸します。
この時、蝶番を無理に外さないようにするのも大切です。
水に浸すことによって、皮膜や蝶番が柔らかくなります。
浸さず乾燥させてしまうと、特に蝶番の部分は固くなってしまい、
簡単に落とせなくなってしまいます。
どうぞ浸すのをお忘れないようお願い致します。
ちなみに浸したままにしたら自然に皮膜や蝶番が取れるということは
ありません。
何年浸したとしても、必ず人間の手で加工することが必要です。