蒔下の色

教室で蒔下の色についてご質問を頂いたのがとてもよいもの
だったので、ブログでもご紹介したいと思います。

「蒔下」とは、金•銀泥で仕上げる際、定着のための接着剤として
塗る新うるしのことを言います。
金•銀泥を蒔く下地ということですね。
これには基本的に赤系の色をお使い頂いています。

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理由は2つ。
まず第1に金泥が映えるからです。
透明系の色で仕上げると、赤系とは違う感じに仕上がります。

第2の理由は、金•銀泥の沈み込みを押さえるためです。
顔料が支えるので、透明系のものと違って失敗が少なくなります。

興味を持たれた方は、実際に実験してみるとよいと思います。
説明していることには理由があり、言わないということはリスクが
あるからなのです。

※文中の「赤系」「透明系」と説明しているのは、具体的に何色を
指すのかは、教室でご質問下さい。


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