貝桶•貝合せ柄の小皿

藤那海工房金曜クラスの方が、修復されている小皿をご紹介致します。

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対の貝桶と貝合せが描かれた小皿です。
愛嬌すら感じる筆致がとても魅力的なので、撮影させて頂きました。
貝桶•貝合せの柄も珍しいと思います。

骨董店でお求めになったそうですが、いつの時代のものなのか、
確認し忘れてしまいました。

江戸時代に貝桶•貝合せは婚礼の際の持ち物として筆頭となります。
それだけ格が高いのは陰陽の影響もあるかと思いますが、一組の
ものでなければ合わないというところに日本人が「互いに分ちがたい」
という心情を感じたからだと考えます。

この小皿も婚礼に関するものとして作られた器かもしれません。
よいものを見せて頂きました。


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