平蒔絵のカリキュラムとして「もみじ」を描いて頂く場合が
あります。
特に体験講座で桜の花びらを描いて頂いた方には、ステップアップ
してとお願いしています。
JEUGIAカルチャーセンターイオンモール八千代緑が丘教室の
Tさんの作品をご紹介したいと思います。。
先月「置き目」という図柄の転写技法を講習した上に、もみじを描かれた
のですが、新うるしの弁柄色を生かして制作されました。
そもそもバックに入った流水紋の入れ方が良いのですが、もみじが
ひとつひとつ綺麗に描かれています。
また置き目の流水紋に対してはらはらと舞い散るようにレイアウト
されたのが、とても効果的です。
さらに大きさに大小あるのが、遠近法のように奥行き感を出しています。
このお皿は練習として制作して頂いたものではありますが、金•銀泥の
蒔き方、筆の扱い方など、同時にいろいろ勉強出来ます。
また実際使用されますと、蒔くタイミングが適切だったのかという検証も
出来るのです。
絵を描くのが苦手な方でも、良い機会と思って積極的に制作して頂けたら
幸いです。