日別アーカイブ: 2018年2月19日

洋食器の金繕い

NHK文化センター ユーカリが丘教室のMさんの作品を
ご紹介致します。
洋食器の金繕いです。


全面に柄の入った洋食器です。
意外に思う方もおられるようなのですが、金繕いとは和食器に
限ったことではなく、このように洋のテイストが強い食器でも
金繕いをして頂いて全く問題がありません。

Mさんの作品の場合、最大幅が2cmくらいの大きな欠けだった
のですが、とても綺麗に仕上がられています。

教室で話題になったのが、このように大きなサイズの仕上げの要領です。
どうしてもきちんと蒔き下漆が塗られているか心配になってしまい、
幾度も筆を運んでしまうという方が多いのです。

ここが本漆と違う新うるしの難しさでもあるのですが、最優先すべきは
手際よく塗るということで、あとは結果がよくなるように工夫すれば
いいのです。


こちらのお皿はもう少し小さい欠けです。
こちらも綺麗に仕上げられています。
ご本人は自信がないようなのですが、これだけ綺麗に金の光沢が
冴えていれば持ち主の方も喜ばれると思います。


カテゴリー: 生徒さんの作品 |