カテゴリー別アーカイブ: 日常の風景
梅の香り
先日「茶花として活ける松竹梅」のお稽古をしてきた梅が
咲き始めました。
丸く膨らんだ蕾がポンと咲くのが、とても可愛いです。
何より香りが部屋に満ちて、さらに幸せな気分にしてくれます。
まだまだ寒い日が続きますが、花が咲くのを見ると春が待ち遠しい
ですね。
インフルエンザに罹患してしまったり、体調を崩して教室をお休みに
なる方が増えています。
どうぞご自愛頂いて講座にお出で下さい。
バッハ&カサド
昨年9月に発売され入手してはいたのですが、やっとブログに
書きます。
ピラティス仲間の野本哲雄さんがピアノ伴奏で参加されている
チェロの大友肇さんのCD第2弾です。
曲目解説によるとバッハの無伴奏チェロにはバッハ本人の筆による原譜が
存在していないそうで、演奏にあたっては奏者に委ねられるところが大きい
とのこと。
とはいえ元々低音の弦楽器が好きなので、単純に大友氏の演奏を堪能しました。
野本さんのピアノ伴奏は変わらずチェロに寄り添うような優しい音色です。
なかなか野本さんのコンサートに伺えないフラストレーションをCDで解消
しました。
私と同じように低音の弦楽器がお好きな方、ぜひお勧めしたいCDです。
書き初め2019
今年初めての習字。
和漢朗詠集(かな)の臨書です。
本来、事始めは1日なのですが、書き初めは7日までに行えば
よいと聞いています。
何とか間に合いました。
年末から1週間あった休みも今日でおしまいです。
ずっと片付けたいと思っていた場所も片付けられたし、パソコンの
OSのアップグレードも出来て大満足の休みになりました。
今年もよりよい講座、金繕いを目指して参ります。
どうぞ宜しくお願い致します。
今年もお世話になりました
運搬兼用の室
工房で本漆の受講を始めた方が、とても良い工夫をされていたので
ご紹介致します。
持ち運び兼用の室です。
大きなダンボール箱の中に小さいダンボール箱を伏せて入れてあります。
それをお持ちの器に合わせてくり抜き、器をセット出来るようになって
います。
これで安定して器を持ち運び出来ます。
ご自宅では湿らせたタオルを入れて、このダンボールがそのまま室に
変身するそうです。
これは工房まで車でお出でになるメリットを最大限に生かした方法でしょう。
当工房ではスペースの関係上、器はお預かりしておりません。
しかしお持ち帰りになって頂くことで、ご自身で漆を固化させる方法を
覚えられます。
また接着の際にもズレないようにしっかりチェックが出来ますので、完成度
も高まると考えています。
お納めしました
先日お納めした金繕いの依頼品を、ご紹介致します。
まずは練り込みのお皿です。
かなりバラバラに割れてしまっていました。
練り込みとは色の異なる粘土を練り合わせて模様を作る技法のこと
で、金太郎飴を想像してもらえばわかりやすいと思います。
お預かりしたお皿は、練り込みが小花柄のように見える可愛らしいものです。
これに金泥の仕上げがとても映えました。
破損上、仕上げが太くなってしまったところは、練り込みの線が続くように
銀泥でラインを入れてあります。
これが持ち主の方に好評だったそうで、一安心しました。
次もお皿の割れです。
こちらは直径25cmほどの陶器です。
仕上げを釉薬の感じに合わせて硫化した銀箔を使いました。
1箇所だけ、黄色の斑点のところは金箔に変えてあります。
どちらもちょっとした工夫ですが、程よく馴染ませた感じが成功して
いるのではないかと思います。
拭き漆大会拡大中
よみうりカルチャーセンター大宮教室での拭き漆大会は継続・
拡大しています。
それぞれの方で気に入った木地を探されて、挑まれています。
木地の入手先ですが、探しやすいのは漆材料のお店だと思います。
木地を専門にしている業者さんもおられますが、ネットで検索しやすい
という点では漆材料店になるかと思います。
拭き漆向きと明記されている場合もありますが、木目が綺麗なものを
選ばれるのが良いかと思います。
ケヤキを思い浮かべて頂けるとわかりやすいのではないかと思いますが、
他にも木目が美しい樹種はありますので、お好みのものを見つけて
みて下さい。
漆を塗り重ねる度に、どんどん美しさが増すので、ハマってしまう方が
拡大中です(笑)
世田谷ボロ市2018
今年も原一菜先生の引率で世田谷ボロ市に行ってきました。
今年の狙いは書道用の筆の購入と、何か作品作りに役立つ物の
購入でした。
会場への到着が昼間の都合で17時を過ぎてしまったせいか、どんどん閉店
していました。
いつもチェックしているお店も閉店していたり、違うルートで歩いて新しい
お店を見つけたりと色々ありました。
お店にあまり物がないなと思っていたら、同じ日の昼間に出かけた
生徒さんから身動きも出来ないくらいの混雑ぶりだったと聞きました。
ある程度の売り上げがあったので、早仕舞いだったのかもしれません。
しかし馴染みのお店が出店していなかったのが、いくつかありました。
お店が変わってきているのかと思われます。
目的の筆と、いくつか作品用の器を購入と成果はありました。
作品が出来ましたら、お目にかけたいと思います。
室キャビネット
拙著にもご案内しております通り、一般のご家庭で室を作る場合は、
段ボール箱の活用をお勧めしております。
私自身も段ボール箱を室にしているのですが、作業部屋が北側にあるため、
この季節は低温になってしまうのが問題でした。
そこで専用のキャビネットを発注してみました。
外観はすでに持っていたキャビネットに合わせた突板です。
内部はホットマットの加熱に耐えられるようにメラミン化粧板にしました。
ホットマットの電源はキャビネット右側から取り入れ、棚板隅の穴でコードが
取り回し出来るようにしてあります。
早速加湿した段ボール箱を入れてみたところ、内部が本漆の固化に最適な
温度湿度を保っていました。
見た目よし、部屋もスッキリで、かなりご満悦です。












