カテゴリー別アーカイブ: 日常の風景
クリスマスツリーコレクション2016
講師の仕事で行く先々にクリスマスツリーがあります。
まずは市川駅前です。
毎年、青のイルミネーションで彩られています。
こちらは港北カルチャーセンターの入っているショッピング
センターの吹き抜けを生かした7Mのツリーです。
それぞれの景色があって、ついつい撮影してしまいます。
ランドマークのクリスマス2016
「金繕いの本」が出来るまで2
前回のブログで企画書から始まったと書きました。
続きの今回は「器選び」です。
金繕いのプロセスを示すのは「新うるし編」「本漆編」「応用編」の
3つで、計13点あります。
まず「新うるし編」では初心者が取り組まれることを想定し、日常生活で
使われるような器、「本漆編」では本格的に取り組まれる方のために、
抹茶茶碗、西洋骨董などワンランク上の器を選定しようと方針が決まりました。
さらに、それぞれの章で提示したい技術があり、それに該当する器を選んで
行きました。
言葉で言うと簡単ですが、条件に見合う欠損があるとは限りません。
金繕い前からプロセスを追って撮影していくので、すでに金繕い中や
完成してしまった器は諦めざるを得ないのです。
もちろん本にふさわしい見栄えも必要です。
Y編集長の意見を聞きながら、原先生と私で、それこそ食器棚を総ざらえ
するように、器を探しました。
それをまとめた表が上の画像です。
これを出版社でも器の種類に偏りがないかなどチェックして頂き、決定と
なりました。
(仮案の器もあります。)
器の選定は、本の印象を決めます。
最初の山場でした。
「金繕いの本」が出来るまで1
トップページやブログでお知らせしているように「金繕いの本」
という金繕いの技法書を出版致しました。
出版までの出来事は得難い経験でしたので、少しずつブログに
アップしていこうと思います。
出版の出だしは「企画書」でした。
原一菜先生が最も信頼するエスプレス・メディア出版の編集長
Yさんとの打ち合わせからスタートしました。
その結果をもとに本の内容を示したものが作られました。
必要ページ数が示され、ほぼ目次に近い内容です。
実は当初の企画書に応用編は入っていませんでした。
しかしここ2〜3年で金繕い(金継ぎ)の技法書はたくさん発行されて
おり、私の本は最後発の状況です。
今までとは違う本を作らなければなりません。
そこで思い切って応用編として技術を出していこうとなりました。
一気に内容が増え、負担も増しましたが、結果的にやって良かったと
思っています。
それはYさんの「その時点での最高を出すべき」「2番煎じはダメ」
という言葉にも現れています。
幸和ピンセット工業に行く
都内で精密なピンセットを製作しているメーカーがあるというお話を
聞き、実物を拝見しに出かけてきました。
「幸和ピンセット工業株式会社」さんです。
サンプルとして見せて頂いたのが、こんなにたくさんあります。
中にはリード線をロックしたまま保持できるものや、逆ピンセットと言って
押すと開くなど珍しい形のものもあります。
金繕いの作業に使えそうなものをピックアップしたのが、こちら。
細さ、厚み、長さ、端の形状など、微妙な違いでバリエーションがあります。
最も繊細なタイプの先端です。
海外の品でも同様のものはありますが、価格的には3倍以上します。
海外品との違いもお聞きしてみました。
同じステンレスでも素性に違いがあるものを使用していたり、製造工程にも
違いがあるようです。
その結果、錆が出たり、合わせがズレていたりと問題がある製品もあるとか。
つまみ細工やつまみ絵などの工芸の他、まつ毛を扱う美容関係などの
方々が、実物を見たいといらっしゃるそうです。
道具は自分の技術を助けてくれます。
いい道具が欲しいと思うのは、どの世界にも共通かもしれません。
特に幸和さんのように誠実にものつくりをしているところなら、なおさら
です。
最終的にこれはと思うものを購入してきました。
もしワンランク上のピンセットをご要望の方がいらっしゃいましたら、
ご相談下さい。
格闘の証
先日、校正中の様子をアップしました。
校正とは「文字校正」と「色校正」と2種類ありまして、何回か
繰り返して完璧を期します。
これが積み重なって、相当な量になりました。
格闘の証です。
すでに不要となっているのですが、思い入れがあって、まだ保管
しています。
成果は、すでに各教室でご紹介し始めました。
お申し込みを受けておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
校正中
夏頃から何かに取り組んでいるという曖昧情報だけ発信し、
ブログの更新も少なくなっていましたが、そろそろ何を
していたのかお話できる段階まで来ました。
教室によってはお話しているところもありますが、現在、校正という
作業中です。
画像に出ているペン類は、編集の方の「七つ道具」です。
赤と青の鉛筆だったり、ペンだったりを使い分けて修正の指示をして
いきます。
具体的な情報は、また。
ユザワヤ 蒲田店
先日久しぶりにユザワヤ蒲田店に出かけました。
蒲田駅周辺が綺麗になっていたのも驚きましたが、ユザワヤの店舗が
減少していたのにも驚きました。
最盛期には12号館まであったかと記憶しているのですが、現在販売して
いるのは3館のみとなっています。
千葉県内にある店舗も縮小していますが、ユザワヤの状態が工芸の
衰退も現しているようで、切なくなります。
わざわざ自分で作らなくても簡単に、そして安価に物が手に入る現在
ですが、「手仕事」というものの大切さをお伝えしていきたいと
思います。
伝統色の切手
切手を収集しているのではないのですが、手紙を送る際に使える
ように時々記念切手を購入します。
今回購入したのは、「伝統色」というものです。
画像の52円では青〜紫系で、82円ではグリーン系が販売されています。
伝統色というテーマもいいですし、色も綺麗です。
買っても楽しい、送られても楽しい記念切手です。
伊東屋リニューアル
2015年に本館を改築した伊東屋は、従来のイメージとは異なる
ショールームのような店舗になったと以前のブログに書きました。
それがこの9月にリニューアルしていました。
本館の裏側にK.Itoyaという別館があって、万年筆などのパーソナル文具を
扱っていました。
これらが本館に移動し、筆記用具、ノート、文房具といった一般的な
文房具の取扱いが復活したのです。
本館改築時は確かにおしゃれな空間になりましたが、所狭しと商品が
並んでいて、伊東屋に行けば見つかるという期待感はなくなってしまって
いました。
以前伊東屋で購入したペンの替芯ですら扱っていないと聞き、限界が
来るのではないかとは思っていたのです。
もちろん以前程の取扱い量ではなく、厳選されてはいます。
それでも今回のリニューアルにほっとした方は多いのではないでしょうか?















