カテゴリー別アーカイブ: 日常の風景

ようやく完成

現在一般に修復のご依頼は承っておりません。
私と個人的にお付き合いのある方のみに限らせて頂いております。
そのご依頼品で完成したものをご紹介致します。

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こちらは以前、部分的にご紹介しているかと思います。
自作の磁器で、割れてしまっていたものを接着し、仕上げました。
割れの線が景色になっており、面白さが出たと思います。

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こちらは本漆で金繕いしたものです。
実は釉薬に細かいひびが入っており、それらが剥落してしまう
可能性がありました。
そこで生漆をひびのひとつひとつにしみ込ませ、止めています。

よく本漆と新うるしの修復をどのように分けているのか、ご質問が
あります。
この器は本漆での修復が効果的だった典型例です。

完成したばかりの銀粉の仕上げは白く輝いていますが、硫化すると
釉薬に馴染んで自然な感じになると思います。

講座を持っているカルチャーセンターに修復の依頼は可能かと
お問合せがありますが、冒頭の事情でお受けしておりません。
ご了承頂ければ幸いです。

 


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久しぶり過ぎる習字

ここ数ヶ月、書道の筆を全く持っていませんでした。
久しぶりにかなを書いてみたら、案の定、書けなくなって
いました(涙)

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金繕いの仕上げの上達のために指導を受けている書道ですが、
今では趣味を聞かれたら「習字です。」と答えたくなるくらい
楽しんでいます。

上達に合わせて道具も良い物が必要になってきます。
かなに関しては、硯と墨をもっといいものを使うようにと
先生から言われていました。
今日やっと工房に金繕いを習いに来ている方からお借りした
硯と墨を試すことが出来ました。

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自分が使っていたものより遥かにいいもので、墨をする時間から
墨の色まで違う事がよくわかりました。
やはり道具は大事ですね。


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料理好きのうつわと片づけ

知人の大倉千枝子さんが『料理好きのうつわと片づけ』(河出書房新社)
という本で取り上げられました。
このブログをご覧の方は「おむすび まるさんかく」の店主とご説明
した方がおわかりになるかと思います。

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その記事の中で私が金繕いした器も紹介して頂きました。

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大倉さんが器を破損させてしまったら、金繕いをして大事にしているという
内容です。

本では料理に関わる他7組が紹介されていますが、いずれの方もこだわりの
器が素敵ですし、どのように手入れされているのか詳細に取材されている
のがとても面白いと思いました。
金繕いをされている方は器がお好きな方ばかりですので、きっと参考に
なる内容だと思います。

写真もきれいなので、見るだけでも楽しくなります。
ぜひ書店で手にとってみて下さい。


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ポケット付き筆巻

書道のお稽古のために筆を持ち歩く際、筆巻を使っていました。

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ごく一般的な筆巻なのですが、筆がするりと抜け落ちてしまう
ことがあり、いいものがないかと探していました。

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見つけたのが、このポケット付きのものです。
実は同様のものを金繕いの教室に道具入れとして使っている方が
おられたので、同じものがないかなとは思っていたのです。
たまたま見つけて早速購入。
これで筆が抜け落ちて穂先が痛むことがないと思うと、かなり
満足感があります。


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このごろのお気に入り

形から入るタイプの私は、文房具も好きです。
最近お気に入りなのが、「こすると消える フリクション」
シリーズです。

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真ん中あたりに写っているボールペンは、定番。
右側の蛍光ペン、左側のサインペン、共に活躍中です。
発売当初は色が薄いのが気になっていたのですが、消えるというのは
抗し難い魅力でした。

大ヒット文具なので、持っている方も多いのではないでしょうか?


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虹 ふたつ

今朝の雷は凄かったですね。
雨上がりに虹がふたつ出たところを、家人が撮影しました。
なかなか綺麗なので、ご紹介致します。


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自由学園明日館三たび

以前のブログでもご紹介しました「自由学園明日館」に
行ってきました。
実は3回目の訪問になります。

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前回のご紹介は夜桜見学の会で、手前に写っている桜が咲いていた
のが、今回は緑になったところでの訪問となりました。
なぜ明日館訪問なのかは、いずれご報告致します。

明日館の設計者は、今、世界遺産で話題のル•コルビジェと「近代建築
三大巨匠」と並び称されるF.L.ライトです。
日本に現存するのは、個人住宅が2軒と、帝国ホテルの玄関部分が
名古屋の明治村に保存されているだけです。

ル•コルビジェとF.L.ライトはほぼ同世代の人なので、調べてみました
が、面識はないようです。
これはル•コルビジェがフランス•パリ、F.L.ライトがアメリカを中心に
活動していたことが理由だと思われます。

明日館は単に見学だけではなく、“動態保存”といい、様々な形で
施設利用がされながら保存されています。
その利用度の高さを見ますと、やはり建物の魅力に理由があるように
思います。
決して大きくはないのですが、場所場所に変化があり、飽きさせません。

池袋駅から徒歩10分程です。
中でお茶も飲めますので、じっくり雰囲気を楽しまれるのをオススメ
致します。


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川越散策

少し前の事なのですが、小江戸•川越に初めて行ってきました。

何と川越を象徴する「時の鐘」が耐震化工事中でした。
川越時の鐘

残念。
耐震化工事は今年10月くらいまでの予定なので、川越に
お出かけの予定の方は事前に確認されるのがよいかと思います。

蔵造りの町並みは、観光地化されつつも、保存状態のよい町家も
あり、見応えがあります。

川越町屋

今回見に行って良かったと思ったのは、「旧山崎家別邸」です。
旧山崎家外観
旧山崎家内部

川越の老舗菓子店「亀屋」5代目嘉七の隠居所として大正14年(1925)
に建てられた和洋折衷の住宅です。
皇族方をお迎えする用途もあったので、当時にしては設備も良いですし、
ステンドグラスの意匠も凝っています。

まだ今年1月に公開が始まったばかりなので、2階が非公開となって
います。
寝室のインテリアが素晴らしいそうなので、耐震問題が解決したら、
是非公開して頂きたいと思います。

常々洋館内部に管理室があるのは残念だと思っていたのですが、こちらは
管理棟が別棟になっています。
住宅なのであまりスペースがなかったのかもしれませんが、小規模住宅の
公開スタイルとして理想だと思います。

場所がメインストリートから離れていますが、建物好きの方ならば
足をのばしてみてはいかがでしょうか。


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このところの事情

頻繁にこのブログをチェックして下さっている方は、このところ
すっかり更新がないのをどうしたのかと心配して下さっているかと
思います。
実は今、学園祭前のような状態になっております。

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それでブログの更新がままならなくなってしまっているのです。

詳しい事情は近日お話出来るようになると思いますので、しばらく
お待ち下さい。
あと数週間で少しは落ち着く予定です。


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目玉焼き専用たまご

面白いたまごを頂きました。
目玉焼き専用たまごで、商品名が「きみと一緒」です。
黄身が2つ入っている可能性大のたまごなのです。
大きさも普通のものより大きめです。

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名前に間違いなく、黄身が二つでした。

子供の頃は黄身が二つ入っているとラッキーと喜んだものですが、
商品管理が徹底した現在では、黄身が二つあると規格外になってしまって、
かえって消費者のもとには届かなくなってしまったそうなのです。
それを逆手に取って、お子様に喜ばれますと商品にしたのがこれ。

子供でなくても楽しい朝食になりました。


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