カテゴリー別アーカイブ: 日常の風景
湯たんぽ
関東地方とは思えない吹雪。
皆様どのようにお過ごしでしょうか?
私はひたすら作業をしていましたが、じっとしていると
足元が冷えてしまうので、こんな時は湯たんぽが活躍します。

日本の方ならご存知でしょう。中にお湯を入れて身体を温める
道具です。
中の湯が冷えてしまったらお風呂の残り湯に足したり、洗い物に
使うことも出来ます。
エコな暖房器具ですね。
この雪の影響は数日続くと思われます。
どうぞ皆様お気をつけて。
おいしいランチ
以前ご紹介しました「おむすび まるさんかく」にランチに
出かけました。
おむすびは右手から玄米の蕗味噌、白米の梅干しとひじきです。
こちらが美味しいのはもちろんなのですが、めずらしいのが
真ん中に写っている四角いおむすびです。
具材は何とレモン!
ご飯との相性がよく、口に含むとさっぱりします。
和菓子のような見た目ですが、洋の味としてワインと合わせても
というのは店主の見立てです。
おかずは「鰯の梅生姜煮と長命草と大根サラダ」です。
梅干しで鰯のクセが押さえられ、ご飯がすすむ1品です。
思い起こせば、私が器に興味を持ったのは店主の影響でした。
敷居が高いと思っていた作家物の器をさりげなく日常に取り入れる
店主の様子を見ているうちに、私も自分の好みに合う器を探す
ようになったのです。
おむすび まるさんかくのお食事は、美味しさ、美しさばかりでなく、
店主が厳選した身体によい素材で作られています。
合わせて店主の眼鏡に適った器たちも、楽しんでご覧になって下さい。
愛用 粉鎮
以前のブログで、金泥を蒔く時に粉鎮があると便利だと
ご紹介しました。
教室で私が使っている粉鎮を良いと言って下さる方が多く、
中には同じものが欲しいとお探しになる方もおられます。
これは15年以上前に渋谷の東急ハンズで購入した「樹脂含浸木材」
というもので、ずいぶん前に廃番になってしまっています。
良いと言って下さる方が多いので類似品を探してはいるのですが、
なかなか同じようなものがありません。
黒檀材などもいいかと思いますが、サイズが適当な物がないのです。
もし類似品を見つけた方がおられましたら、ご一報下さると幸い
です。
45階からの眺め
昨日はNHK学園市川オープンスクールの講座日でした。
以前教室のある45階からの夜景の画像をアップしましたが、
今日は昼間の景色をお送り致します。
左手に写っているのは、江戸川です。
違う窓からはスカイツリーも望めます。
夕方、富士山が見えたそうなのですが、それはのがしてしまい
ました。
市川教室は来週2月7日にもあります。
立て続けで慌ただしい感じがしますが、ご出席頂けますよう
お待ちしております。
ピンチヒッター
今年の始めに貝を磨いていますとブログに書きました。
実はこれは貝合せの講座のピンチヒッターをお引き受け
したからなのです。
この講座は日本画家の先生が講師を務めておられましたので、
絵を描くというのが主眼の講座だったのですが、私は金繕いが
本業ですので、金繕いの講座でお教えしている内容で良ければと
ご提案致しました。
受講中の皆様がこの提案を受入れて下さったので、本日初日を
迎えることが出来ました。
今まで少しずつ作りためていた作品を持ち込んでいます。
このうち1点をご紹介致します。
十二単衣が紫色のグラデーションになっています。
原一菜先生が『ゆかりの姫君』と銘をつけて下さいました。
この講座は特殊な事情の為、受講中の方のみを対象として
3回で終了します。
あと2回、よりご満足頂けるよう努力して参ります。
まったく違う用途に…
昨日の世田谷ボロ市で購入してきた物を、ご紹介したいと
思います。
竹細工の灰汁取りです。
お店の方は職人の持ち手の丁寧な細工を見て!とおしゃっていたのですが、
違う部分ばかりチェックしていました。
ゴメンナサイ。
とんぼ玉です。
こちらもアクセサリーにするわけではないので、それぞれ意味があって
選定しています。
どちらも何の用途なのか、該当する作業が発生した方がおられた時に
教室でご説明したいと思います。
ブラフ18番館の謎
たびたびご紹介している横浜山手西洋館ですが、今日は
建築時のミステリーを持っているブラフ18番館のお話を
させて頂きたいと思います。
横浜山手地区に保存•公開されている西洋館7館のうち、
ブラフ18番館だけが建築主•設計施工者が明らかになっていません。
解体•移築時の調査で、関東大震災前に建っていた洋館の部材を
流用して建てられたものだと判明したので、当時の建物の所有者である
オーストラリア人貿易商のR.C.バウデン氏が建てたものではないかと
いう推測はされています。
しかし関東大震災の1年3ヶ月後にバウデン氏は、ブラフ18番館となった
建物を手放し母国に帰国してしまっているので、氏がどの程度再建した
建物の建築に関与したのか、実際氏が住んだのかがわからないのです。
推論のヒントはいくつかあります。
再建された建物は、震災前の明治20〜30年に建築された建物に酷似
していること。
横浜が震災で壊滅的な状況だったとはいえ、土地建物の所有者である
バウデン氏に許可なく他人が建築を行うのは無理があることです。
また外観からはわかりませんが、ブラフ18番館は地震対策がされている
建物なのです。
当時まだ新しい技術であったコンクリートによる布基礎が打たれています。
それは現在の基準よりも遥かに深く、広いものになっています。
そして柱は4寸角(約12cm角)と現在の標準よりも太いものが使われて
います。
加えて外観のモルタル塗りも、耐火性を考えたものです。
ここまでの対策を打ったのは、バウデン氏自身が震災を体験し、その
怖さを実感したからではないでしょうか?
ご自身が横浜に住み続ける為には、その対策が必要だったのでは?
この推論を助勢する出来事がありました。
2007年バウデン氏の孫夫妻が、オーストラリアからブラフ18番館に
来訪されたのです。
「私は、バウデンの孫です。」と名乗られて。
これはバウデン氏がブラフ18番館を建てた、もしくは住んだという
認識がなければあり得ないことです。
残念ながらバウデン氏の孫夫妻への追跡調査は行われなかったので、
ブラフ18番館建築時のミステリーはミステリーのままです。
しかし氏の母国オーストラリアを思わせる明るく開放的な洋館である
ブラフ18番館を見るたび、横浜貿易業界の重鎮であり、外国人社交界
の中心人物だったバウデン氏が、横浜の復興を願い、先鞭となるべく
建築したのではないかという思いが強くなります。
いつかこのミステリーが解明されることを願ってやみません。
合羽橋に買い出し
今日は今年の仕事始めで、原一菜(いちな)先生の助手で入って
いるNHK文化センター青山教室に出かけました。
その帰りに教材の買い出しに合羽橋まで遠征。
合羽橋の玄関口、コックさんの看板です。
合羽橋はだいたいこのお店というのが決まっているので、そのお店を
歩いて回ります。
ランチをしたり休憩したりするのが、この「合羽橋珈琲」です。
蔵風のインテリアがオシャレなお店です。
今日は抹茶のチーズケーキと珈琲で休憩です。
2階にある「Soi」は、作家ものの器や骨董を置いています。
合わせてご覧になるのをオススメします。
このようにご依頼頂いた材料は、自ら出かけて調達していることが
多いです。
ご依頼頂く場合は、その時間と手間をご想像頂けたら幸いです。
あさひ鍼灸治療院
8年通い続けている鍼灸院が銀座に移転した今日、治療に
行って来ました。
西5番街、石積みが印象的な外観です。
この3階に治療院があります。
院内はナチュラルなインテリアで、居心地がいい感じです。
治療はそれぞれ個室で行われます。
院長の落合先生です。
よく金繕いの講座を受講して下さっている方に、私の様子をアクティブと
言って頂きますが、その健康を支えているのが落合先生の治療と言っても
過言ではありません。
治療のきっかけは、何だかいつも体調が悪い「未病」という状態だった
からなのですが、現在はすっかり元気になり、体調管理の為に通って
います。
落合先生の治療を受けていれば大丈夫、というお守りのようなもの
でしょうか?
鍼治療に興味はあるが、恐いという方は多いと思います。
そういう方でも少しずつ慣れるように工夫して下さいます。
良かったらお訪ね下さい。
落合先生の他、女性の先生2名の3人で治療に当たられています。


















