カテゴリー別アーカイブ: 植物•スケッチ
ヒイラギ
昨日お稽古してきた花活けです。
真にニホンヒイラギ、体にバラ、留がスターチスで
クリスマス気分の合わせです。
まだまだな腕前ですが、アップしてみました。
ところでヒイラギというと、クリスマスに使われるのは赤い実を
つけるセイヨウヒイラギで、モチノキ科モチノキ属です。
この花活けに使ったのはモクセイ科モクセイ属のニホンヒイラギです。
葉の形はそっくりですが、実の色の他、葉の付き方が違います。
セイヨウヒイラギは互生といって、左右交互に葉が付きます。
ニホンヒイラギは対生十字といって、左右対に付き、次の段は90度
回転して付きますので、上から見ると十字の形になります。
こんなことを理解して描きますと、リアルなスケッチになると思って
います。
しかしヒイラギの葉の刺は、痛い!
邪気の侵入を防ぐ魔除けとされたのが、よくわかります。
アネモネ
本日の画題はアネモネです。
この花は光に反応して開くようで、明るくなると一気に咲きました。
ところで「秋明菊」もアネモネと同じキンポウゲ科です。
古い時代に中国から渡ってきたそうで、日本名に菊がついている
ところに由来を感じます。
アネモネに比べて繊細な姿が、日本人に好まれるのでしょう。
アストロメリア
クリスマス気分を先取りの、赤いアストロメリアです。
ユリ科の構造は、基本が3であることです。
一見花びらのように見えるガク片(外花被片)が3、花弁(内花被片)も3です。
このアストロメリアもセオリー通りの形をしています。
またユリ科に限らずラッパ形の花は、正面から見ると奥行き感を出すのが
難しいのですが、挑戦しないと上手く描けるようにはなりませんよね。
今回ブログに載せるにあたってユリ科を調べたのですが、チューリップ、
ヒヤシンス、スズランは想像がつくとして、ネギ、ニラ、ニンニク、
タマネギ、ラッキョウなど野菜と思っていたものがユリ科だと知りました。
注)分類方法によってはユリ科ではないこともあるようです。
デルフィニューム
薄い水色が好きで、よく購入する花です。
ふわふわとした花びらが描きやすいので、画題に選んで
しまう、というのもありますが…
デルフィニュームの名前の由来はイルカ(ドルフィン)
だそうですね。
何でも蕾の形がイルカに似ているからだとか。