カテゴリー別アーカイブ: 生徒さんの作品
仕上げいろいろ
NHK文化センター ユーカリが丘教室のTさんがたくさん仕上げをしてきて
下さいましたので、ご紹介したいと思います。
特に私が素敵と思ったのが、左上に写っているお茶碗です。
とても美しい形に仕上げておられます。
右に写っているお茶碗自体の柄と呼応して、違和感がありません。
以前にもブログに書きましたが、下地が平滑になっていれば、仕上げは
ご自身の裁量でいかようにも描けます。
Tさんは置き目のカリキュラムでも味のある線を描かれていたのですが、
そのセンスが仕上げでも発揮されています。
仕上げに近い器がたくさんありましたので、ぞくぞくと完成されると
思います。
とても楽しみです。
置き目 + 桜の花びら
金繕いのカリキュラムの中に「置き目」という技術があります。
これは転写の方法なのですが、この技術を覚えておくと、絵が
苦手な方でも無理なく柄が描けるようになります。
実例としてご紹介するのは、NHK文化センター柏教室のNさんの
作品です。
※金泥を払う前です
作品中、波の絵が置き目して頂いたもので、それに桜の花びらを
フリーハンドで描き加えて頂いています。
Nさんの作品は、桜の花びらの筆運びが生き生きとしていて、
蒔き放ちの技法の魅力がよく出ています。
これからこのカリキュラムをなさる方は、無地で、平ら、釉薬が
あまりザラザラしていない、金泥が映える色といった条件の練習用の
お皿探しを心がけて頂ければよろしいかと思います。
ご連絡
NHK文化センター柏教室は8月がお盆に差し掛かるので、8月
30日に振替されます。
お間違いのないよう、ご出席下さい。
陶器の仕上げ
NHK文化センター千葉教室のMさんの作品を、ご紹介致し
ます。
Mさんはご自身が陶芸をされるので、お持ちになっている器も
個性的な陶器が多いようです。
今回完成された2点も陶器でした。
先般完璧な仕上げについて書きましたが、陶器に関しては表面の
ゆらぎに合わせた感じでよいかと思います。
Mさんの作品も、ご本人は今ひとつの感があるようですが、器の
表情に合っていましたので完成としてよろしいかと思っています。
テクニック的な金泥を蒔くタイミングや、蒔下となる赤漆の塗り方は
徐々にレベルアップすれば良いのです。
ブログをご覧の皆様には、Mさんの蒔下の新うるしの描き方のセンスの
良さにご注目頂きたいと思います。
ご連絡
NHK文化センター千葉教室は、8月分の振替が7月30日(火)に
ございます。
お忘れないよう、ご参加下さいませ。
仕上げいろいろ
NHK文化センターユーカリが丘教室で、たくさん仕上げをして
きて下さった中、お二人の作品をご紹介したいと思います。
まずはOさんの作品です。
ヒビの直しで、実際の疵は2本だけなのですが、枝と葉を足すことに
よって元からある柄のように仕上げられました。
サラダボールとして使われるそうで、食べ終わると柄が見えるという
趣向もオシャレではないでしょうか?
もうお一人、Mさんの作品です。
お皿の元々の柄に、絶妙なバランスで仕上げの線が入っています。
一幅の絵画のように美しく、偶然の妙に見とれてしまいます。
若干金泥を蒔くタイミングが早かったようで、赤みの金に仕上がっている
のをご本人は気にされていますが、大きな問題ではない範囲です。
仕上げ上達の最大のコツは、数をこなすことです。
地描きも、蒔くタイミングも、全ての要領が熟れてくるはずです。
ぜひどんどんチャレンジしてみて下さい。
ご連絡
7月のユーカリが丘教室は祝日の振替で、第5週の29日が講座日
です。
お間違えのないよう、ご出席下さいませ。
仕上げして使ってみる
よみうりカルチャー大宮の15:30〜のクラスのAさんの作品を
ご紹介致します。
ヒビと欠けの直しをなさっています。
ヒビはもう少し衝撃が強かったら鳥脚に割れていたもので、内側と外側の
状態が違っています。
手仕事がお好きというAさんの線は、程よい太さと均質さでとても美しい
のです。
これはブログに載せさせて頂きたいと、固辞されるのをお願いして
アップさせて頂きました。
欠けは仕上げてみて埋め方が足りなかったのがわかったのですが、
使用上は問題ないので、お使いになってみることになりました。
金で仕上げると反射で埋め方が足りないのが強調されます。
気になる場合はもう一度埋める作業をお勧め致しますが、まずは
使ってみるのもよろしいかと思います。
楽しい仕上げ
昨年開講したNHK学園市川オープンスクールの15:30〜クラスの方が、
続々と仕上げをしてきて下さいました。
その中から楽しい仕上げをして下さった方の作品をご紹介致します。
仕上げの線を枝に見立てて葉を加飾されています。
大胆に筆を運ばれた線が、ぽってりしたお抹茶茶碗の感じに
合っています。
先日のブログでも仕上げは楽しんで下さいと書きましたが、 この
作品からは楽しんで作業されているお姿が伺われて、拝見する方も
なごみます。
仕上げの線を枝に見立てる方法は、もっとも馴染みやすい手段です。
線の角度、長さなどで何に見立てるか考えますと、アイディアが
浮かびやすいと思います。
ぜひ参考になさって下さい。
繊細
NHK文化センターユーカリが丘教室のTさんの作品を
ご紹介致します。
ヒビの仕上げをして下さいました。
複雑に入ったヒビを繊細な線で仕上げられています。
実はこれを講座受講初日に教材としてお出ししている下地用の筆
で描かれたところが素晴らしいのです。
ここまでの線が描ければ、どんな感じにでも描けると思います。
Tさんは欠けのある器もきれいに埋められています。
今後の仕上げも楽しみにしています。
仕上げはじっくり
NHK文化センター柏教室のHさんの作品をご紹介致します。
ヒビの直しを仕上げられています。
金の仕上げが器の柄•雰囲気にとても合っています。
画像上部に金の直しがありますが、器の柄に馴染んで、違和感がありません。
Hさんは初めて仕上げをされるにあたって『エア仕上げ』(ご本人談)で練習
を繰り返されたそうです。
これは筆に新うるしをつけずに、器の持ち方や筆の運びをシュミレーション
したことをいうのですが、とてもよい工夫だと思います。
実際新うるしを筆につけますと、シュミレーション通りにはいかないことも
ありますが、イメージができていると随分違うはずです。
なかなか思う太さに線が引けなかったとHさんはおっしゃいますが、現代の
日本人は筆の感覚に慣れがありません。
線の太さは、穂先がどのくらい着地しているかコントロールすることが
必要です。
だんだんとその感覚を身につけて頂ければよろしいかと思います。
開眼する
NHK文化センター千葉教室のAさんの作品をご紹介致します。
口縁右側に金の直し、左端には銀の直しがしてあります。
Aさんは欠損部を埋める作業に悩まれたのですが、ある時コツを
つかまれて、きれいに埋めて来られました。
そのご様子は、開眼という言葉がぴったりでした。
今回ご紹介した器の他、数点仕上げられたのですが、器の釉薬に合わせて
金銀を使い分けたり、器自体の柄に馴染むように大きく直されたりと
仕上げを楽しんでおられます。
仕上げには“でなければならない”といったルールはないと考えて
います。
Aさんのように楽しんで仕上げて頂けたらと思います。
柏教室 仕上げ第1号
NHK文化センター柏教室は昨年10月に開講したばかりの教室
です。
半年経過しまして、完成第1号が出ました。
Nさんの作品をご紹介致します。
どちらもひび割れを修復して頂いた器です。
Nさんは、教室でメモしたものを、ご自宅に帰られてから清書される
という大変真面目な方で、それが仕上げにおいても現れています。
特に上の白いお皿は一度仕上げられたのですが、再チャレンジして
来られました。
格段に上達されており、素晴らしい仕上げになりました。
何度もやり直しされた努力に拍手です。
私も初心者の頃は頑張ってました。
Nさんの作品は、その頃の新鮮な気持ちを思い出させて下さいました。
連絡 Nさん、線の仕上げの修正方法をお話ししそびれました。
次回ご説明致しますので、また器をお持ち下さい。
よろしくお願い致します。
















