日別アーカイブ: 2012年10月31日

割れた魯山人

昨日のブログでご紹介した大古瀬さんのご主人、金澤篤弘さんは
フォトグラファーです。
デザイナー前田義子さんの近著「割れた魯山人」でも、撮影を
担当されています。

この本では前田義子さんが破損させてしまった魯山人の器を金繕いに
よって蘇らせ、新たな魅力をもって再び手元に戻ってきた経験から、
物に対する自身の考え方をフォトエッセーの形でまとめられています。

前田義子さんの審美眼はもちろん、金繕いの蒔絵の線の美しさを象徴的
に表した装丁 も素晴らしいのですが、何より金澤さんの写真がクールで
格好いいのです。魅了されました。
(ボキャブラリーが乏しくてスミマセン)

また器物のバックに、大古瀬さんのアートがあります。
今回は背景に徹しておられますが、金澤さんのクールな視点との
コラボレーションも見所です。

よい物を見ることが、自分の目を育てます。
ぜひご一覧下さい。


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