乾燥させないで!

金繕いの教室では金箔の扱いを学んで頂く為に、貝合わせの
カリキュラムを入れています。
そのためのハマグリ貝は召し上がったものを水につけて頂く
ことから始まります。

1か月以上水に浸けておくと、表皮や蝶番が柔らかくなって磨き
やすくなります。

そのため磨き方の説明には水に浸った状態を維持してお持ち
頂くことが必要なのですが、このところ貝を水から引き上げて
カラカラに乾燥させてお持ちになる方が多くなっています。

この状態では表皮も蝶番もカチカチに乾燥していて磨くことは
出来ません。
1か月水に浸したものが全てご破算になってしまうのです。

大事なのは1か月以上水に浸すことではありません。
柔らかくなっていることなのです。

お勧めはビショビショに濡らしたキッチンペーパーに包んで、
ジップロックの袋などに入れてお持ちになることです。
浸していた時間を無駄にしないよう、お願い致します。


カテゴリー: 貝合わせ   パーマリンク

コメントは受け付けていません。