乾燥トクサの使い方

以前のブログで紹介しました並川平兵衛商店の乾燥トクサですが、
水に浸けてもバラバラに割れてしまうというご意見がありました。

取り寄せて見ただけで良い品と判断したのですが、使う時の状態を
確認してみました。

結論から言うと、初見の通り大変クオリティーの高いトクサです。
確かに割れやすいのですが、注意すれば問題ありません。
水に浸す時間は定番の20〜30分で、そっと使っているうちに水分が
馴染んできて柔らかくなります。

それでも割れてしまうという方には補助する道具がありますので、
教室でご相談下さい。

並川平兵衛商店さんによれば、刀研ぎではトクサを開いて中の
柔らかいところを取り除き、板に貼るものなのだそうです。

もちろん江戸時代には塩茹でしたトクサを開いて板に貼って使って
いたという知識はありますが、金繕いではそこまでしなくても
十分用を成すと考えています。


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