金繕いを始める器は、綺麗にすることが基本です。
この作業には漂白も含まれます。
骨董などは経年変化で「味わいがついている」とお考えになる
方もおられます。
上の画像の鉢は、2013年に京都に出かけた際に購入したものです。
形が好みで購入したのですが、釉薬がペパーミントグリーンで、
少々鮮やかすぎるかなと思っていました。
それが5年使っているうちに貫入に色が入って落ち着いた色になり
ました。
俗に言う「育てた」という感じですね。
このような感じですと漂白するのは惜しい感じになるのもわかります。
しかし漆類は油分に弱いので、金繕いの際には汚れを落としておくのが
基本になるのです。
もし即席に味わいを戻したいようであれば、方法があります。
教室でご相談下さい。