月別アーカイブ: 2012年12月

門松•屠蘇

原一菜(いちな)先生の『年迎え•門松•屠蘇』特別講座を受講
してきました。
この講座は松に紙と水引をかけた正式な門松を制作します。

根引きの松ですが、2本の種類が違うところが太田流です。
紙と水引のかけかた、飾り方にも決まり事があります。

一緒に調合、作製した屠蘇の包みです。

屠蘇とは疫を除する効があるといわれ、平安時代初期に中国から
伝わったとされています。
包みには7種類の薬効成分が封入されており、これを酒などに
抽出して頂きます。

実はこの屠蘇がとてもおいしいのです。
甘党の私は、みりんを用意しています。


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豊作

以前のブログに書いた通り、金繕いの作業で使うトクサの収穫を
しました。

豊作です。
今年はマメに肥料を与えた効果が出て、緑色も濃く、しっかりした
トクサが収穫出来ました。
枯れてしまった部分を取り、太さを選定して、あとは乾燥させる
だけです。

刈り取ったあとの鉢は、まるで稲刈りのあとのようです。
来春また新芽が出てきますが、根が鉢一杯になっているので
株分けする予定です。

注 私は鉢で育てていますので、適度に肥料を与えていますが、
地植えしている方は殊更肥料を与える必要はありません。


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横浜ランドマークタワーから

原一菜(いちな)先生の金繕い横浜教室に、助手で入って
います。
今日は教室のあるランドマークタワー から富士山がきれいに
見えました。

霊峰富士。
見えると、ラッキーな気分になります。

横浜教室は午前午後の2クラスあるので、終了すると夕方です。

日本丸のマストのうしろに丸い月が光っています。

今年の教室は、本日の横浜教室で最後です。
皆様年明けに教室でお会いしましょう。


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呼び継ぎとは

金繕いの技法のひとつに「呼び継ぎ」があります。
これは割れた器の破片が一部足りない場合、他器の破片を
利用して埋めたものを言います。

この日本独特の感覚の呼び継ぎには過去名品が数々ありますが、
私が好きなのは「織部よびつぎ茶碗」です。

この器は美濃焼の陶芸家•荒川豊蔵氏の旧蔵品で、かの白州正子も
気に入りの品であったそうです。

以前のブログでも書きましたが、呼び継ぎを行うには径、厚み、そり
などがあった破片がなくてはなりません。
さらに色、文様が合うとなると、選択がかなり難しくなります。

一朝一夕に出来る物ではありませんので、根気よく破片を入れる器と
破片が揃うのをお待ち下さい。

なお昔の窯跡から陶片を持ち出すのは法律で禁じられておりますし、
現代の窯元や陶芸家の破片も必ず承諾を得てから入手して下さい。
よく敷地に破片が打ち捨ててありますが、ゴミではなく、作家さんの
作品の一部であることには変わりがないのです。


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トクサの色

先日金繕いの教室で、トクサの色についてご質問を受けました。
トクサを刈り取って乾燥させても、なかなか枯れ色にならない
というものです。

左のような色を「枯れ色」というのですね。
お問い合わせのように、画像のような枯れ色になるにはかなり
時間がかかります。
右の少し緑が残っている状態でも、3ヶ月ほど干しています。

しかし色はトクサの性能には関係ありません。
要はトクサが土壌から吸い上げた硅素が、乾燥させることによって
表面に結晶化すればいいのです。

以前のブログに書いたように、1週間乾燥させれば使用可能な
状態になります。

江戸時代はトクサを塩ゆでにして開き、板に貼付けたそうですが、
金繕いではそこまでする必要はないと思います。


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水引き

私の師であります原一菜(いちな)先生は、金繕いばかりでなく
太田流礼法水引折方の教授でもあります。
私も基本のきは学んでおりますので、ご紹介致します。



水引は「あわび結び」です。
これで上書きをして一般祝儀として完成します。

太田流ではもろなわ結び(チョウチョ結び)は致しません。
原先生によれば本来の礼法に適った祝儀袋のあしらいが解説されて
いないことが多いのだとか。

現代の生活に合わせて変化して行くのはよいのですが、日本文化の
伝統として守るべきものは守って行きたいと考えています。


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山手西洋館 世界のクリスマス2012 part2

横浜の山手西洋館で行われている『世界のクリスマス2012』という
イベントに関しては12月7日のブログで既にご紹介しておりますが、
前回撮影出来なかった館について追加撮影に行ってきました。

山手68番館 スウェーデン

「トラッド&モダン」のテーマで、スウェーデンのデザイナーによる
飾り付けがされています。

今回私が特に気に入ったベーリック•ホールの飾り付けも新しい
画像でご紹介致します。

ブラウン系に統一された大人のコーディネートです。
飾り付けはひとつひとつ手作りされており、オリジナリティーがあります。
ぜひスタッフの方に声をかけて、説明を受けて下さい。
じっくり鑑賞して頂きたい館です。

黒白の市松模様のタイル貼りが印象的な玄関ホール。
アイアンワークの手すりも美しいです。

アイアンワークは、ベーリック•ホールの見所の一つです。
これは玄関扉。
シックな飾りが出迎えてくれます。

クリスマスが近づくにつれて、イベントも盛り上がってきました。
12月22日(土)には、イタリア山庭園に2,000本のキャンドルが
飾り付けられます。
この庭園は横浜港の夜景も臨めます。
夕刻にかけてお出かけの際には、お立寄をオススメ致します。



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島台茶碗

金繕いの教室で、茶道をなさっている方からのリクエストが
あるのが、島台茶碗の金•銀箔の貼り直しです。

金箔はハマグリに箔を貼るカリキュラムを終えた方ならスムーズに
出来るのですが、銀箔は扱いが難しいところがあり、手順があり
ます。

初釜に使われるようでしたら、補修の余裕をみて8月には作業を開始
しておいた方が安心です。
金•銀箔はいつも持参してはおりませんので、あらかじめご相談下さい。


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購入したのは…

昨日のボロ市で購入してきた品を、一部ご紹介します。

左上:江戸中期のそば猪口 ¥1,000
右上:江戸末  そば猪口 ¥500
下 :印判皿       ¥100
いずれも欠けやヒビが入っています。

骨董市に初めて足を運ばれる方は、500円とか1,000円まで
と無理のない 予算を決めて選ばれるとよいと思います。

骨董に詳しくなくとも、自分が気に入った物を選ばれれば
金繕いも楽しいのではないでしょうか。


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世田谷 ボロ市

原一菜(いちな)先生の引率で、世田谷ボロ市に行ってきました。
この市はその名の通り玉石混合、雑多な中から気に入りの物を
見つける面白さがあります。
また食べ物の出店も多く、お祭りのようにも楽しめます。

今回は金繕いの練習になる器をいくつか購入してきました。
骨董では完品だと高価なものでも、疵があると破格の値段に
なります。
金繕いするなら一石二鳥です。

ボロ市は明日夕方まで。
年明け1月15〜16日にも開催されます。


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