はまぐりにはその貝の歴史が刻まれていると、以前のブログに
書きました。
その歴史のひとつに丸い穴があります。
大宮教室のAさんのお求めになった貝にありましたので、撮影
させて頂きました。
改めて調べたところ、これは「ツメタガイ」のしわざと
わかりました。
この「ツメタガイ」は貝殻の主成分である炭酸カルシュウムを
溶かす酸を出し、ヤスリ状の歯舌で穴を開けるそうです。
画像の貝は完全に穴を開けられる前に逃げられた訳ですね。
このように貝には色々な疵があるので、金繕いの方法で
繕う場合もあります。
いずれにしてもせっかく入手された貝ですから、疵も愛でて
頂ければと思います。