トクサは刈り取ってしまうと生えて来ないと植木屋さんから聞いたの
ですが…と質問を受けました。
生えて来ないというのは、誤情報です。
生えては来ますが、正確に言うと同じ場所には生えないということなのです。
苗で植えた場合、初年度は上の画像のように鉢の中央に束になった
状態になっていると思います。
これを毎年冬に刈り取っていると、次第に真ん中には生えなくなり、ついには
上の画像のように鉢の縁に沿ったところしか生えなくなります。
これはすなわち鉢の中に根が一杯ということでもあるので、来年の春に
新芽が出たら株分けをする予定です。
株分けはハサミで根を4つに割るという大胆なやり方をしていますが、
トクサは植え替えに対して丈夫で、真夏以外ならいつでも構いません。
刈り取り後のトクサですが、地上部がないとついつい水やりを忘れて
しまうかもしれません。
しかし冬場の水やりが、春に新芽が出るか出ないかを左右するようです。
表土が乾いたら、水やりして下さい。
トクサはシダ系の植物なので、水は必須なのです。
刈り取り時期はもう少し先です。
寒さに当たってしっかりしてくる時期をお待ち下さい。