日別アーカイブ: 2020年12月28日

基本の欠け

カルチャープラザ公津の杜教室のUさんの作品をご紹介致します。
平鉢の欠けです。


こちらの器は縁の厚みが薄く、欠けやすかったのだと思います。
しかし日常使いの器では、このような小さな欠けが生じてしまうのは、よくある
ことです。
金繕いで最も直したいと思われるのが、このような小さな欠けだと思います。

Uさんは根気強く丁寧に直され、完成に漕ぎ着けました。
形の戻し方も仕上げのタイミングも完璧です。

小さな欠けではありますが、ぴっと金が入ると美しいと思われるのでは
ないでしょうか。
これぞ金繕いの醍醐味です。

Uさんの手元には揃いの器の金繕いがまだあります。
こちらは破損の仕方が違うので、全く違う方法で仕上げをされる予定です。
私としても完成を楽しみにしています。


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