カテゴリー別アーカイブ: 展覧会•イベント

金継ぎ技法で作る箸置き・アクセサリー

来週19日水曜日にシー陶器・シーグラスを使って箸置きやアクセサリー
を作る1日講座を行います。
(募集は既に終了し、満席になっています)
今回はご参加の方のアドバイスを受けてセットを用意してみました。

1日で完成し「呼び継ぎ」という金繕いの技法が体験出来るのが魅力ですが、
たくさんのパーツから選ぶので、迷ってしまうのも事実です。

コツはまず気に入ったパーツを1つ選び、それに合わせて他の物を選んでいく
ことです。
シー陶器は青い釉薬の染付がほとんどですので、合わせていくシーガラスで主に
印象が変化します。
同系色でまとまった感じにしたいか、対比のある色で際立たせるか、狙いの
イメージを設定すると決めやすいと思います。

もうやりません、やりませんと言いつつ、また行ってしまうこのイベントですが、
やはり1日で完成することの難しさを感じています。
私には時間をかけて完成度を上げていく手法の方が合っているようです。


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2022年 門松

昨年末に行った門松・屠蘇の特別講座にはたくさんの方にご参加
頂き、ありがとうございました。
年末には門松を飾って頂き、年明けからお屠蘇を召し上がって
いらっしゃることと思います。



残り物には福?松ぼっくり付きです

我が家はマンションですが、門扉がありますので門松の取り付けは門扉に
紐で結んでいます。

ご覧のようにお教えしているのは2種類の根引きの松に紙を掛け水引を
結んだ正式な門松です。

これに加えてお屠蘇をお好みの味で調合する他、本来のお正月の迎え方とは
どういうものなのかを学んで頂けます。

また年末にご案内致しますので、ご興味を持たれましたらご参加をご検討下さい。
一度受講された方には門松のみの販売もしております。


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祝!入選

先日、終了した「カルチャー芸術祭」で入選を果たしたカルチャープラザ
公津の杜教室のMさんの作品をご紹介致します。


フリーカップの割れです。
義母様の持ち物で、以前にも座部が欠けていることから、接着後、再破損
しないように内側を和紙で補強してあります。

外側から見るとかなりバラバラに割れているのがお分かりになるかと思います。
しかし内側は和紙を貼った後を完璧に平滑に磨き上げられ、真鍮箔を貼って
います。

もちろん割れの仕上げも完璧に美しいのですが、内側がとても綺麗に磨いて
あり、平滑に箔が貼られているので、これが一見して和紙の補強とはお分かり
にならないと思います。

ここまでの美しさを実現したのは、一重にMさんの丁寧な作業に他なりません。
誠実に作業を積みかねたからこその美しさなのです。
入選は当然の結果と言えます。

カルチャー芸術祭に出展して頂いた生徒さんの作品を見て、ご自分の作品の
やり直しを決めた方がおられます。
Mさんの作品は、そういう気持ちに導く力のある作品です。


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“金継ぎ”技法で作る箸置き・アクセサリー

柏の葉T-SITEで行った後、リクエストがありまして、またシー陶器や
シーグラスを使って呼び継ぎが体験できる箸置き、アクセサリー作りの
イベントを行うことになりました。


八千代緑が丘教室のTさんの作品
帯止めの金具をつけられました

2022年1月19日(水) 10:00〜11:30
船橋市塚田公民館
参加費:2,300円(材料費込み)

箸置き1個の製作を考えていますが、別売の金具を使ってアクセサリーに
仕立てることも可能です。

通常の金繕いの教室では使用しない材料を使って1日で完成させることが
出来ます。

お問い合わせ&お申し込みはトライラボ070-5569-7908

残席3名様です。
ご検討をどうぞ宜しくお願い致します。


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カルチャー芸術展終了しました

先月26日から開催していた「カルチャー芸術祭」が本日終了しました。
お出かけ下さった方々に御礼申し上げます。

私の生徒さんは原一菜先生の作品を見ることは中々ありませんので、ご覧
頂くいい機会になったようです。

またNHK文化センターさいたまアリーナ教室のSさんの作品が優秀作品賞を
頂くという嬉しい出来事もありました。
このイベントに合わせて頑張って完成して下さった作品なので、本当に
良かったと思っております。

私共にとっても初めての経験で色々バタバタがありましたが、いい経験に
なりました。


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カルチャー芸術展 出展しました

(株)カルチャー主催の「第3回カルチャー芸術展」に出展します。
こちらは受講者の発表の場として企画されたものですが、諸賞を授与
するところに特徴があります。

特に今年は手芸・工芸の公募を行うということで参加致しました。
スペースはわずか90cm四方ですが、私の作品7点と生徒さんの作品
2点を出品しています。

出品して頂いたカルチャープラザ公津の杜のMさん、NHK文化センター
さいたまアリーナ教室のSさんの2人共入選の一報が入っております。

会期は11月26日金曜日から12月5日日曜日まで。
乃木坂・六本木の国立新美術館です。

様々な手芸工芸がご覧頂けます。
ご都合つけてご覧頂けたら幸いです。


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染・織 ふたり展2021

私の金繕い教室の生徒さんでもある小髙みどりさんの作品展を
拝見してきました。

小髙さんは友禅染の技法で染めの作品制作をされ、もうお一人の
川上さんは織で半立体の作品を制作されます。

一般的に染織と一言で言いますが、染と織は別の物だと思います。
お二人も全く制作している作品については相談されないそうなのですが、
会場で展示されるとハーモニーを奏でます。

素晴らしいと思うのが、2000年から2年置きで作品展をされ続けて
いることです。
作品制作は簡単なことではありません。
それを成し遂げて銀座のメイン通りに面する画廊に出展し続けられて
いるのです。

会期は11月15日(月)まで。
銀座・藤屋画廊
お二人それぞれ小物の販売もされます。


今回購入した川上さん制作のポニーフック


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斉藤佳代展ー日々のことー

友人の日本画家 斉藤佳代さんの個展に行ってきました。
斉藤さんは今回の個展のタイトルのように日々の生活にある
ものを題材にしています。


素描を絵葉書にしたもの

会場のGalleryジーアスは鎌倉駅から小町通りを歩き、1本裏通りを
入ったところにあります。
一軒家をギャラリーにした空間は斉藤さんの優しい色合いの画風に
合い、とても心地の良い空間になっていました。

会期は12日金曜日までです。
鎌倉散策とともに優しい空間を楽しんではいかがでしょうか?


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ブックアート展

友人の大古瀬和美さんが参加する『絵や彫刻のように「本」を楽しむ
こと、イメージ思考を象るように。ブックアート研究所』展を拝見して
きました。



大古瀬さんの他、4名のアーティストが集う研究会でテーマを決めながら
製作されたものの発表会です。

「どこかに紙を使うこと」「ページ(複数の連続/非連続した空間)がある
ことを手がかりに「カーボン紙を使う」「音」などテーマを設けた作品は
いつもの制作スタイルとは異なる試みが生まれるようです。

実際、大古瀬さんの制作過程を伺いましたが、キラキラと目を輝かせながら
お話下さる様子に楽しんでこそアートが生まれるのだと感じました。

大古瀬さんの作品です。
彼女のライフワークとも言える墨流しを使った豆本などの作品群です。
大古瀬さん曰く、墨流しは宇宙の原理で生まれてくるものなので飽きが
こないとのことですが、人間自体がその法則の元にあるので心惹かれる
のももっともだと思いました。

この展覧会の関連企画としてリレー形式でページを継いで1冊の折り本を
作る<育てる本>プロジェクトが進行中です。
大古瀬さんのお誘いで私も参加することにしました。
本漆で制作しましたので、固化を待ちお送りする予定です。

ブックアート展は前期が12日(火)まで。後期が8/23〜9/4です。
場所は日本橋のギャラリー砂翁です。


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第12回 こころばえの会

友人の日本画家・斉藤佳代さんのグループ展に行ってきました。
「こころばえの会」は女性9人の個性が響き合う展覧会です。



斉藤佳代さんの作品です。


彼女の作品は日常のさりげない景色を暖かい視線で描いており、優しい色彩と
相まって心が和みます。

例年6月は日本画家の友人達の展覧会が続き楽しい時期だったのですが、昨年は
それもままならない状態でした。
今年は久しぶりの再会と他愛もない会話が楽しめて本当に嬉しかったです。

しみじみ話し合ったのがアートや音楽などは「不要不急」のものではないという
ことです。
こんなふうに少しずつでも人間に必要なものを取り戻していきたいと思いました。


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