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トクサ復活法

今年の夏の異例の暑さでトクサの元気がないという方が多いのでは
ないでしょうか?
敬愛するピラティスのMidori先生は園芸もお好きということで、トクサの
復活方法を教えて下さいました。

地植えでも鉢植えでも一度土から掘り上げます。
土が散ってしまわないようにポリポットなどに入れます。
バケツにポリポットが浸るくらいの水を入れて、苗を浸します。

画像にある苗はMidori先生のご自宅庭に植えられていたものですが、栄養が
少なかったのか細い芽がたくさん出ていました。
それが掘り上げて水に浸したところ、新芽は立派な太さのものが出ています。

もう少し根が育ったところで鉢植えする予定ですが、土は培養土に黒土を
足すと良いそうです。
黒土は水を保持しますので、水が大好きなトクサには良い環境になるの
です。
もちろん私が失敗した「ベランダ用の土」(ココナッツファイバー含む)は
論外です。

もし全然新芽が出ないなどとお悩みの方は、この方法で根を育てるのが良い
のではないかと思います。
根がダメになっていなければ復活するそうです。

復活したら寒くならないうちに土に植え、水やりを怠らないようにすれば
大丈夫です。


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生藍染め大会 2018

度々生育状態が芳しくないとご報告してきた藍ですが、
藤那海工房土曜日クラスの方々と生藍染めを行いました。

正確に言うと元気な株は1株だけだったので、昨年、今年と
枯れてしまった葉を保存していたものがメインでした。

量的には何とか3回分ありました。

実際ミキサーにかけて染液を取ると、いつもの青汁色というより
抹茶色です。

今回豆汁下地をした木綿生地持参の方が多かったのですが、一番良く
染まったのはシルクでした。

画像左上に元の生地が写っているので、差がお分かりになるかと思います。
金糸が際立ってきれいな仕上がりになりました。

布が重かった影響もあるかと思いますが、1回目の染液なのに
ペパーミントグリーンで染め上がっています。
やはり枯れた葉では限界があるのかとわかりました。

残念ながら残った1株も、芽が出た挿し芽も枯れてしまいました。
今年の生藍染めは終了です。
今年の反省をもとに来年以降、再チャレンジします。


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藍 挿し芽の仕方

先般コナジラミ襲来で枯らしてしまった藍ですが、挿し芽のために
切ってみました。

最初に取った3本は枯れてしまったのですが、後から取った1本は
根が出てきています。
水を入れたコップに入れて、2日ほどで根が出ました。
時間差で後2本取っているのですが、こちらは根が出る気配なしです。
どうやら元々の株の元気度合いによるようです。

原一菜先生に確認したところ、挿し芽をするなら成長期の7月中が
良いようです。
8月に入ると葉に栄養を蓄えなければならないので、成長点を切るのは
よくないそうです。

実は決意表明にも関わらず、その後藍はどんどん枯れてしまいました。
残るは1株です。
原因は今年の暑さとも言えるのですが、根本的な原因は土にあります。

昨年使った土が水はけが良くなかったので、今年は変えたつもりだったの
ですが、ココナッツファイバーが主原料という意味では同じものでした。

このココナッツファイバーは「軽い」とか「ベランダ用」と表記されて
いる培養土に配合されているようですが、これが水はけが悪く、まるで
保温材のように暑さを取り込んでしまうのです。

これを藤那海工房の金繕い教室に来て下さっている方からお聞きし、慌てて
藍を植え替えたのですが、時すでに遅し。

ビオトープにも使えるトクサですら根腐れのような状態になりつつあるので、
早急に土を入れ替えなければと考えています。
本来トクサは7〜8月の盛夏には植え替えに適さないのですが、そうも
言っていられないようです。

土の件を教えて下さった方が「昔からのものが一番良い」とおっしゃって
いましたが、これが真髄だと思います。
金繕いにも通じるお話に心底納得しました。


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白生地の買い出し 2018

高田馬場にある染色材料店・誠和さんに白生地の買い出しに
行ってきました。

7〜8月はセール期間ということで、ストールの生地がお安くなって
いました。

面白くなるのではと思い、買ってきたのが上の画像の物です。
全体に横糸がシルクなのですが、右側の縦糸が木綿なので、豆汁
下地をしなければ全く染まらないはずです。

太く縦と横に所々入っているのがビスコース。
太い繭状に入っているのは木綿です。
こちらも全く染まらないので、1枚のストールで色々な表情が
楽しめる物になる予定です。

1株枯れてしまった藍ですが、これ以上虫害にはあわないぞという
決意表明の白生地買い出しです。

成田先生から挿し芽で増やす方法があるのでは?というアドバイスを
もらったので、時期を見てチャレンジしようと思います。
上手くいけば失った1株分復活です。


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藍 1株枯れる

風の強い日は屋内に取り込むまでの過保護振りで育てていた
今年の藍ですが、1株枯れてしまいました。

突然、次々葉が枯れ始めて、ついにほとんど葉がなくなってしまいました。
この状態は去年と同じ。
また水の遣りすぎで根腐れさせてしまったのかと思っていたところ、
白い虫を発見!
慌ててオルトラン粒状を散布しました。

最初に枯れ始めた株は、全く葉がなくなってしまいましたが、隣の株は
葉裏に白い虫がびっしり付くものの、オルトランの効果で全滅させられ
ました。

この虫をアブラムシだと思い込んでいたのですが「葉裏 白い虫」と
検索して出てきたのが、「コナジラミ」という名前です。
シラミとついていますがカメムシ目の虫で羽があり、どこからともなく
飛来して繁殖するようです。

強い繁殖力で次々成虫になり、宿主を弱らせます。
我が家の藍の場合は、あっという間に枯らせて隣の株、隣のプランターへ
移っていったのが去年の状況だと理解しました。
降雨で葉が濡れる地植えと違い、乾燥しやすいマンションベランダの
プランターではよくある虫害のようです。
100%飛来を防ぐのは無理なので、定期的に効果のある薬剤を散布する
ことにしました。

敵がわかれば対策も打てます。
しかしこれがわかるまでに去年の6株と今年の1株を枯らせてしまった
かと思うと…
自分の観察力の甘さにがっくりきています。


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トクサ苗入手 2018

新しくトクサの苗を入手しました。
近隣のDIYショップでビオトープ用の植物として販売されていました。

今回は1株が小さかったので、2株購入しました。
価格は1株 ¥598
小さい割に少々高い感じはします。

同じ場所で販売されていた「大トクサ」です。
削りがあまり捗らないし、1m以上の大きさになってしまうので、
購入はお勧めしません。

上の画像の物と比べて頂くと太いのがお分かりになるかと思います。
販売者側も日本の「トクサ」と「大トクサ」の違いがわかっていない
ことがあるので、径の太さで見分けるのが良いかと思います。

すでに乾燥させたものを販売していますが、心置きなく使うためには
自分で育てるのが一番です。
今くらいの時期に店頭に並びますので、お探しになってみて下さい。


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藍 分植完了

連休直後の寒さで発芽が少なかった藍ですが、一番大きく育った物が
15cmを超えたので、分植しました。

3つのプランターに2株づつ+1株の計7株です。
一番大きい物から一番小さい物まで、かなり大きさに開きがあるので、
プランター内で大きさの違いが出過ぎないように組み合わせてみた
ところが今回の工夫点です。

植え替えると一気に成長が早まります。
上手く育てば7月末には1回目の染めが出来るくらいの大きさになる
予定です。
しかしこの梅雨寒です。
どうなることか…

例年より気をつけて大事に育てていきたいと考えています。


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藍の発芽2018

ゴールデンウィークの初日に種蒔きをした藍が発芽
しました。

現在6つ。
17粒蒔いていますので、まだ発芽する予定です。
楽しみ楽しみ。


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藍の種蒔き2018

昨年水はけの悪い土に植えてしまって、あえなく全滅させてしまった
リベンジを誓い、藍の種蒔きをしました。


蒔いた種は17粒。
1週間から10日で発芽する予定です。

ゴマ粒ほどの小さな種ですが、直径50cm、高さも60cmくらいまで
成長します。
発芽率は70%の保証ですが、かなりの高確率で発芽します。
期待大。


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トクサ 復活への道

昨年、水はけの悪い土に植えてしまって、根腐れしてしまった
トクサがこのところの暖かさで新芽が出てきました。
慌てて問題の土を除去して、植え替えしました。

掘り返してみて、予想外に根が生きていたことに安心しました。
これなら復活も問題ないかと思います。

2016年に本の制作作業で渇水させてしまい、枯らしてしまった
時には、ほとんど根が残っていませんでした。
それを思えば上々のコンディションです。

初夏になればトクサの苗が園芸店の店頭に出てきますので、空いて
しまった鉢に入れたいと考えています。

トクサは水遣りを欠かさず、ある程度の日差しがあれば土も選ばないし
虫もつかないので、育てやすいと思っていました。
ところが地植えしている方から全く新芽が出て来ないというお話を
聞き、私が知らない何らかの原因があることがわかりました。

何らか情報をお持ちの方は是非お知らせ下さい。
トクサの育て方に悩んでいる方に広めたいと思います。


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