カテゴリー別アーカイブ: 植物•スケッチ

トクサ 復活への道

昨年、水はけの悪い土に植えてしまって、根腐れしてしまった
トクサがこのところの暖かさで新芽が出てきました。
慌てて問題の土を除去して、植え替えしました。

掘り返してみて、予想外に根が生きていたことに安心しました。
これなら復活も問題ないかと思います。

2016年に本の制作作業で渇水させてしまい、枯らしてしまった
時には、ほとんど根が残っていませんでした。
それを思えば上々のコンディションです。

初夏になればトクサの苗が園芸店の店頭に出てきますので、空いて
しまった鉢に入れたいと考えています。

トクサは水遣りを欠かさず、ある程度の日差しがあれば土も選ばないし
虫もつかないので、育てやすいと思っていました。
ところが地植えしている方から全く新芽が出て来ないというお話を
聞き、私が知らない何らかの原因があることがわかりました。

何らか情報をお持ちの方は是非お知らせ下さい。
トクサの育て方に悩んでいる方に広めたいと思います。


カテゴリー: 基本のき, 植物•スケッチ |

水仙の花活け

花活けのお稽古で水仙を活けました。

実は水仙の花活けがとても苦手です。
ご存知の方も多いと思いますが、水仙は花と葉を一度解体して
活けます。
その際、葉の向きが勝手に合うように変えるのですが、これが
とても難しいのです。

あまりいじりすぎると葉の状態が悪くなりますので、1〜2回で
決めたいところですが、なかなか上手くいきません。

年に1度、2月にしかお稽古しないのですが、今年は我が家が喪中
なので特別に今月のお稽古になりました。
その分、水仙の花期がまだありますので練習するしかありません。

私は生徒の立場になるというのは、とても意味があることだと
思っています。
慢心した「先生」になってはいけないと言い聞かせています。


カテゴリー: 日常の風景, 植物•スケッチ |

藍 全滅

ショックのあまりブログにアップ出来ないでいましたが、
藍が全滅してしまいました(涙)
根腐れでは?と指摘して下さった生徒さんがおられたのですが、
原因はその通りだと思います。

今年の夏の雨が多いという異常気象と、水はけの悪い土がそれを
助長したようです。
プランターに入れた土はヤシの繊維を使ったもので、軽くて底から
土が流れ出ないのでベランダが汚れないという理由で選びました。
しかしこれがいつまでも水を含んでいる状態で、これでは生命力が
ある藍が負けてしまうのも仕方ないと思いました。
知識がないことで藍にはかわいそうなことをしてしまいました。

枯れたり余ったりした葉を取ってあったので、1回くらいは染液が
取れそうです。
それを実験すると思って、と生徒さんに励まして頂きました。

毎年毎年藍から課題が出されているようです。


カテゴリー: 植物•スケッチ |

2017 第2回生藍染め大会

6株のうち3株が具合が悪くなっていましたが、3株の生育が
よく、生藍染めをしました。

今回のチャレンジは綿とシルクのストールです。

太めに見えているのが綿の部分です。
ここは豆汁下地をしないと染まらないので、オーガンジーの
シルク部分のみが染まり、ストライプ模様になるのではないかと
考えました。

結果は想定通りストライプになりました。
特に青に染まる1回目の染液を使ったので、コントラストがはっきり
しています。
これはこれでアリかと思いますが、ミントグリーンに染まる2回目の
染液でコントラストを低くし、ナチュラルな感じもいいかもしれません。

3株しかかなかったので、2回染められればOKと思っていたのですが、
余裕で3回染められました。

余った葉は乾燥させて、9月末に3回目の染めに加えようと思います。

葉の量に余裕があったのは、切り戻しで枝が増えていたこと、具合の
悪い3株分残りの3株の生育が進んだことだとではないかと思います。

3株のうち1株は完全に枯れてしまいましたが、2株は復活の兆しが
あります。
次回に元気に育ってくれるよう、注意して育てたいと思っています。


カテゴリー: 植物•スケッチ |

謎???

今年1回目の生藍染めから順調に再成長していた藍ですが、
このところ枯れが出ています。

画像の右側の株は枯れた枝を落としてしまったので、左側の株より
かなり小さくなっています。
これが3つのプランターで申し合わせたように右側の株だけ枯れが
出ているのです。

左側の株が元気なことから渇水とも虫害とも思われないので、謎です。
何とか回復して欲しい(涙)


カテゴリー: 植物•スケッチ |

藍の葉 乾燥させる

先日の生藍染め後、藍は順調に再成長しています。
今年は強風に煽られ痛んでしまった葉が多かったので、乾燥での
保存をしています。

画像で見て頂くと、枯色になるのではなく藍色になっているのが
お分かりになると思います。
これが「インディゴ」という染料の成分なのだと思います。

再成長した葉は、最初につく葉よりもどうしても小さめになります。
もし量的に足りない時には、この乾燥した葉で補うつもりです。


カテゴリー: 植物•スケッチ |

2017 第1回生藍染め大会

先日爆買いしてきた白生地で生藍染めをしました。
以前に詳しい手順を載せているので、簡単にご紹介します。

まず葉のみを収穫します。

ミキサーの容量もあって、1回に出来るのは50g程度です。

水700ccと合わせてミキサーにかけます。

布で漉した染液の中に染めたいものを入れて、15分間浸けます。
大変なのが染めムラが出来ないように、ずっと動かし続けなければ
ならないこと。
今回は3回染液を取って6回染めたので、なかなかの労力でした。

この後は水洗いして、タオルで絞り、一気に乾燥させれば完成です。

染め上がりです。
左が染め直した風呂敷です。
ぼんやりした色が、はっきりした青になり、納得の完成度です。

真ん中も染め直した端切れです。
こちらもミントグリーンが濃くなって、色が抜けてしまっていたのが
わからなくなりました。

右は今回購入した小格子のストールです。
かなり鮮やかなブルーに染まりました。
今回一番の出来。

こちらも端切れです。
普通草木染めというと絞りをつけることで意匠を変えますが、
私自身があまり絞りに興味がないので、白生地購入の時に
織り柄が入っているものを選びました。
この選択は正解だったようで、とても気に入りました。

他にも織り柄の入っている端切れを購入してありますので、今後の
生藍染めに期待です。

刈り取った後の藍です。
すっかり小さくなってしまいましたが、1ヶ月後には再度染めが
行えるほど大きくなります。
今回染めたストールのうち、染めが浅いものがあるので、次回
染め直したいと思っています。


カテゴリー: 植物•スケッチ |

藍 順調

5月のゴールデンウィーク中に種まきした藍が順調に生育し、
このところは丈がぐっと大きくなりました。

少々ジャングル感も出てきました。

例年悩んでいるのが、この後、枝の真ん中あたりの葉が落ちて
しまうことです。
要するにプランターの大きさに株の大きさが勝っているという
ことだと気がつきました。

8月末まで染める時間が取れないので、一度切り戻して葉を取り
乾燥させようかとも考えています。
乾燥させた葉でも生藍染めが可能なのです。

再成長には1ヶ月必要なので、7月末に決断することにします。
それまでにアブラムシにも気をつけなければ!


カテゴリー: 植物•スケッチ |

トクサ根付く

先日植え替えしたトクサから新芽が出て、根が落ち着いたと
安心しました。

トクサは水やりさえ怠らなければ虫もつきませんし、育てやすい
植物です。
ただ苗を入手した方は、梅雨明けまでに植えた方がいいと思います。
盛夏の植え替えは、トクサにとってさすがに厳しいようです。

よく質問があるのが、新芽で細いものでも育っていく過程で
太くなるのかということです。
残念ながら細い芽が肥えることはありません。
ですので私は姫トクサのような細い芽は剪定してしまいます。

また枝分かれするように脇芽が出る場合がありますが、これも
細くしかならないので、カットします。
枝分かれする原因はトクサが傷ついたことによるもので、これからの
台風の季節で生じることが良くあります。

根強く質問があるのが、トクサは乾いたまま使ってもいいのかという
ことです。
トクサは必ず水に20〜30分浸して柔らかくしてから使います。
乾燥したまま使うと粉砕しますし、目詰まりもします。
道具は適切な方法で使った方が効果があります。
どうぞ正しい使い方でなさって下さい。


カテゴリー: 基本のき, 植物•スケッチ |

トクサの植え替え

藍に続き、トクサも植え替えしました。

昨年渇水させてしまったのが春に復活してきたものの、細々と
芽が出てきた状態でした。
比較的しっかりした株を2鉢に分け、細々とした芽と新たに
購入した株と合わせて1鉢にしました。

合わせて北側のベランダに移動。
午前中に日差しが入りますが、午後の厳しい日差しは回避出来ます。
これと水やりを真面目にやることで、変化が起きることを期待します。

以前のブログでトクサを見ると、生い茂った画像が出てきました。
いかに悪い状態にしてしまったか、改めて認識してしまいました。

こんな葛藤をしながらトクサを育てていると、理解して頂きたいと
しみじみ思っています。


カテゴリー: 植物•スケッチ |